海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「北朝鮮のロッケトテストに対する怒り」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2006年07月06日 | 北朝鮮問題
ベルリン発:北朝鮮は、7発の相次ぐロケット発射によって激しい抗議を引き起こした。平壌の政権は、昨日、スカッド型短距離ミサイルとノドン型中距離ミサイルを発射し、しかも、テポドン2型長距離ミサイルも発射した。テポドン型は理論的には米国西部に達する核弾頭を搭載することができる。だが、ロケットは、全部、40秒後に、日本海海中に落下した。
国連の安保理は、昨日中にも決議草案を作成しようとした。常任理事国のメンバーではない日本は、すでに文書を準備していると米国のボルトン国連大使は述べた。日本は船舶、チャーター旅客機と官吏の入国禁止を命令した。ブッシュ大統領は、このテストを「挑発」であると非難した。これによって、北朝鮮は、1999年に締結されたロッケト打ち上げ停止の約束を破り、核開発計画についての6者協議への復帰に対する不満を誇示した。
韓国は、普段と違って、厳しく抗議し、軍事警戒態勢を強化した。北大西洋同盟と欧州連合とドイツは、テストを「無責任な挑発」と断罪した。北京は、「非常に憂慮している」と述べたが、外相の説明では、如何なる批判も行わなかった。「科学と政治」財団の東アジア専門家であるマルクス・ティテンの意見では、北朝鮮は、この実験で、核開発問題における自分の立場を強化しようとしている。
[訳者の感想]単なる脅しだけで実際は発射しないだろうといわれていましたが、外れましたね。
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