海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「インドネシアで、イスラム過激派が捜査の焦点」と題する『フランクフルター・アルゲマイネ』紙の記事。

2009年07月20日 | イスラム問題
インドネシアの首都ジャカルタの二つの豪華ホテルに対するテロ攻撃の後、捜査はイスラム過激派に集中している。インドネシア警察は、週末に、「マレイシア人のヌルディン・トップが二度の爆発の背後に隠れているという兆候について語った。トップは、過去の追跡の後、弱体化したが、破壊はされなかった東南アジアのテロ組織「ジャマー・イスラミア」(JI)の指導的メンバーであり、財政担当者である。専門家は、彼が分派を創設したと推測している。
「マリオット」と「リッツ・カールトン」の両ホテルの爆発の際、少なくとも9人が命を失った。1人のニュージーランド人ビジネスマンと三人のオーストラリア人の死が確認された。1名のシンガポール人も死者の中にいる。まだ特定されない4体の遺体の中に自殺テロの実行者がいると警察は憶測している。50人以上の宿泊客とホテルの従業員が負傷したが、その中には一部、重傷者がいる。
殺されたオーストリア人の一人は、ジャカルタでのオーストラリア貿易代表部のメンバーであり、ケヴィン・ラッド・オーストラリア首相の言葉によると、義務を遂行するために外国で殺された最初の政府官吏である。シュテファン・スミス・オーストラリア外相は、終末にジャカルカタの中心にある犯行現場を訪問した。5年前に、「ジャマー・イスラミア」は、ジャカルタのオーストラリア大使館にテロ攻撃を仕掛け、数名のインドネシア人が死んだ。2002年には、同じ組織がバリ島の二つのナイトクラブを爆破し、88名のオーストラリア人が命を落とした。2001年9月11日以来、流血のテロ攻撃で、200名以上の人が死んだ。
最初の捜査結果によると、爆弾の一つは、明らかに「マリオット・ホテル」の一部屋で組み立てられた。そえゆえ、捜査員は、少なくとも犯人の一人はホテルの宿泊客だったと想定している。容疑は、チェックインの際にクレジット・カードを出さないで、1千ドルの保証金を払った一人の男性に向けられている。
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