海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「北朝鮮は、韓国の大衆文化と戦おうとしている」と題する『ヴェルト』紙の記事。

2007年02月04日 | 北朝鮮問題
韓国の大衆向けドラマや映画やポップ音楽が北朝鮮国民に人気があることが、この共産主義国の官庁に警告を鳴らした。韓国の大衆文化の産物は、「エキゾチックな生活様式」という見出しに属していると韓国の通信社「ヨンハップ」は、ソウルの高位の政府官憲を引き合いに出して報道している。北朝鮮の役所は、今年、韓国のポップカルチャーの広まりに対する「心理戦争」を呼びかけた。
脱北者の間の世論調査によると、韓国製のビデオやCDは、電化製品と同様、中国経由で北朝鮮に密輸されている。ビデオプレイヤーやパソコンを所有している朝鮮人は、友人間でプログラムや映画を交換している。韓国から来た映画は、非常に人気があるので、好評だった復讐劇「復讐夫人への共感」の女主人公のセリフは、北朝鮮では折り紙付きになった。
それ以上に、北朝鮮の青年は、脱北者の証言によると、長い前髪や狭いズボンのような髪型や衣服の流行をマネしている。この傾向は、北朝鮮のエリート階級に限られず、都市に住む中流階級にも当てはまると『ヘラルド・エコノミー』紙は、報道している。政府は、市民が変化へのより強力な願望を感じることを恐れているとソウルの政府筋は述べた。このファクターは、もっと大きくなり、役所の見方によると、朝鮮国民の間の統一を失わせるかもしれない。
[訳者の感想]日本の新聞やテレビの報道では、北朝鮮国民の間で韓国の大衆文化が好まれているというような報道は余り聞かないので訳してみました。
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