海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「アフガニスタンは、ISAFの部隊にとって非常に危険」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2009年07月17日 | アフガン問題
7月半ばにアフガニスタンで、46名の兵士が戦死した。これは2008年の7-8月と同じ数の戦死者である。戦死者の中に24名の米軍兵士が含まれている。平均して、一日に3名の兵士が死んだことになる。
ワシントンの国防省は、アフガニスタンで憂慮を引き起こすテンポで兵士を失ったことを認めた。現在、5万7千人の米軍兵士がヒンヅークシュ山地に駐屯している。ホワイトハウスは、その数を今年末までに6万8千人まで増強するつもりだ。
米軍の最高司令官であるマイケル・マレン提督にとって、アフガニスタンの外国軍には、「非常に困難な戦闘が控えている。」イスラム過激派のタリバンは、過去数年の間に、残忍になり同時によりよく組織されたとマレン司令官は、BBCテレビのアラブ向け番組で述べた。来るべき12ヶ月から18ヶ月にかけて、外国軍は、情勢を一変させなければならないと提督は言う。「その際、アフガン陸軍と警察官の養成が大きな役割を演じる。なぜなら、結局、アフガン人自身がタリバンを放り出さねばならないからだ」とマレン司令官は言った。
7月初めに米軍と英軍は、タリバンの牙城を制圧するために、ヘルマンド州で大攻勢を始めた。攻略した地域を維持するために、4千名の兵士が提供された。しかし、基本的にヘルマンド州の作戦は今始まったばかりである。
「特に、北部のクンヅス地域や、西部のバグディとファラーは、心配の種となっている」と6月半ばにISAFの指揮を取ることになったスタンリー・マッククリスタル大将は言う。クンヅスには、アフガニスタンに派遣された3千7百名のドイツ軍兵士の大部分が駐留している。彼らは最近特にテロや攻撃の目標となっている。6月末には、3名のドイツ兵が殺された。
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