海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「米国は、人民元問題で中国を罰しようとしている」と題する『ヴェルト・オンライン』の記事。

2010年06月11日 | 中国の政治・経済・社会
米国財務省のティモシー・ガイトナー長官は、厳しい言葉で、中国政府の通貨政策を批判し、人民元の為替相場を巡る争いでもっと厳しい手段を取ると示唆した。「中国の為替操作から生じるゆがみは、中国の国境を越えて及び、われわれの必要とする世界的な新しい方向を妨害している」とガイトナー長官は、上院の予算委員会で断言した。
人民元の過小評価は、2005年当時と同じぐらいひどくなっている。「われわれは、少しも前進しなかった。われわれが近い将来、言うに足る前進をする地点にいるかどうか言うことが出来ない。」
中国が人民元の相場を人為的に低く保っており、それによって、アメリカ経済の犠牲によって中国の輸出を促進していると言う理由で米国は中国を非難している。
数名の議員と経済専門家達は、実際の価値よりも40%程度低くされているということを前提しているが、北京政府はこの非難を退けている。
米国議会の側からは、米国政府の政策に対する批判が激しくなっている。財務省は、ずっと前から、「他の人がみな知っていることを公に告白した」と上院の財務委員会の共和党議員チャールズ・グラッシーは言った。「中国は、国際貿易でアンフェアな有利さを作り出すために、為替相場を操作している。」民主党のチャールズ・シューマー議員は、「ガイトナー長官が四月に中国や他の国に基本的に「間違って評価された」通貨使用により罰せられるという法案を立案させた」と述べた。今年11月には、米国の議会選挙が行われる。(以下省略)
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