海外のニュースより

政治・経済・社会の情勢について書かれた海外の新聞や雑誌の記事を選んで翻訳しています。

「中国の炭坑事故、死者40名、行方不明者138名」と題する記事。

2005年11月28日 | 災害と事故
11月28日づけ『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙の記事。新華社通信によると、東北地方の黒竜江省で起きた炭鉱事故で、40名の炭坑夫が死亡し、138名が行方不明になっている。日曜日の午前9時40分にドンフェン炭鉱で事故が起きたとき、全部で220名の炭坑夫が地下にいた。
40人の坑夫が死亡しているのが見つかり、138人は行方不明で、42人は難を逃れた。
黒竜江省ロンメイ・グループは、資本金1,300万元(22億ドル)で4つの大規模な国有石炭事業からなる鉱山企業であるが、これがドンフェン炭鉱を所有している。
新華社通信によるとドンフェン炭鉱は、完全に政府から認可されている。
労働安全局の長官リ・イチョンと炭坑安全局のチャオ・ティエチュイは、現場に急行している。
中国の鉱山の多くは非合法であるが、世界で最も危険だと言われている。近年、問題が悪化した理由は、国家の急速な経済的発展に燃料を供給するために、天然資源に対する需要が増大したことにある。
最近出された政府の報告書によると、昨年は、事故で、6千人の鉱夫が死亡した。民間人のデータによると死亡者の数は2万人に達するとのことである。
[訳者の感想]最近の中国は事故続きで気の毒です。急速な経済発展のひずみが現れたというべきでしょうか。
コメント
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