あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

ファミコン音楽

2006-05-15 00:11:39 | Diary_7
至上もっとも愛されたクソゲー「スペランカー」。ここまで愛されると本当にクソゲーなのかと疑ってしまう。たしかに主人公は「最弱」の称号を欲しいままにしており、アホみたいに簡単に死ぬ。しかしながらゲーム全体で考えてみると、理不尽な難易度というわけでもない。そこまで面白いゲームではないけど、退屈でつまらないっていう事もない。致命的なバグもないし、グラフィックがショボ過ぎるということもない。そうやって考えると、「主人公の弱さ」という伝説が独り歩きした結果、クソゲーになってしまったと言えるかもしれないな。

そんなスペランカーだが、音楽に関してだけは一級品だと思う。単純にしてキャッチーなフレーズは一度聴いたら忘れられない。思わず口ずさんでしまう中毒性。音楽だけを抽出して聴くと凄いインパクトがあるのに、ゲームのBGMとして聴くと、プレイを邪魔しない奥ゆかしさもある。拡張音源を使っているわけでもなく、同じフレーズが多用されるので容量も少ない。ゆえに開発者的にもありがたい。ファミコンサウンドの一つの完成形ではないだろうか。

俺は常々、この名曲をオーケストラの生音で聴いてみたいと思っていたら…あった。

FCB:FamiComBand

どうもファミコンサウンドを演奏する団体のようだ。「コマンド」内の「サウンドテスト」に過去の演奏がいくつか置いてあるのだが、その中に「スペランカー 〜SAMURAI〜」として聴けるようになっている。どうやらFCBのメインテーマみたい。ビッグバンド編成で実にカッコイイ。

熱い団体だなぁ。定期的に演奏会を催しているようだ。演奏に合わせて、ゲームの場面を寸劇で表現したりして遊び心も満載。楽しそうだ。行ってみたいな。ライブDVDとか出たら買っちゃうね。まぁそれは権利の問題で無理っぽいけど…。

これに習ってプロの楽団もファミコンサウンドを演奏して欲しい。もしN響がそういう演奏会を開いたら、NHKのあらゆる不祥事を許しても良い。受信料も文句いわずに払ってやる。

追記:
ヒットラーの復活エリア1のオーケストラアレンジってのも発見。

Jorge Luis Boscan

Downloads>Xtormrage - Memories of a Bionical Commando (Cover)がそれ。
さすがに英語圏でタイトルにヒットラーは使えないのね。えらく深刻な音楽になっていた。このゲームを小島監督あたりがリメイクしたら、こんな感じの音楽になりそう…。