あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

基本姿勢!

2005-02-27 00:57:58 | Diary_7
H2Aロケットの打ち上げが成功した。俺はネット中継でこれを見ていたんだが、映像のほとんどがデータ画面でちっとも面白くなかった。そんなわけで最初の部分だけを見て、あとは消しちゃった。とりあえず成功で良かったよ。これが失敗となったら日本の宇宙産業がつぶれかねんからね。

今回の打ち上げでは運輸多目的衛星「MTSAT-1R」(Multi-functional Transport Satellite-1 Replacement)というものが打ち上げられた。このR(Replacement 代替)っていうのがちょっと悲しい。H2A6号機が成功していればこんな文字を付けんでもすんだのにな。

今回の衛星は航空管制と気象観測を目的とした人工衛星だ。ひまわり5号が死んでからは、アメリカの人工衛星を借りて気象観測をするという情けない状態が続いていたから、とりあえず一安心といったところか。ただ個人的にはこの衛星にはちょっと不満があるんだよね。この衛星って作ったの日本じゃなくてアメリカなんだよなぁ。

正直なところ日本はこれから当分の間(下手すると未来永劫)、ロケットの分野ではアメリカとは勝負にならんと思う。予算が違うし、エンジンのノウハウも日本は持っていない。さればこそ通信の分野で勝負するべきだと思うわけだ。通信技術や小型軽量化といったジャンルは日本の得意とする所なはずだ。そしてそれらの技術が一番求められるものこそ人工衛星じゃないか。それなのにアメリカに受注しちまうなんて…。

さてこのあと気になるのは人工衛星の愛称だよな。過去には
さくら(国内静止通信衛星 cv.森永理科)とか
ひまわり(静止気象衛星 cv.中原麻衣)とか
あやめ(通信実験衛星 cv.斎藤千和)とか
ゆり(国内放送衛星 cv.植田佳奈)とか
きく(試験衛星 cv.清水愛)とか
いろとりどり、百花繚乱、みっくすJUICEなひらがなの名前が付けられているが、今回のはどうなることやら。

名前が何になるにせよ、これで宇宙開発が一歩進んだわけだ。よかったよかった。まぁ、スペースデブリも発生しちゃったけどね…。

2075年まであと70年、それまでなんとか「愛」の力で生きたいものだ。
You copy? I copy.

追記:
あとで調べて分かったんだが、今回の「MTSAT-1(R)」はアメリカにスーパー301条をちらつかされて、半ば無理やり買わされた経緯があるらしい。2号機は三菱が開発しているようだ。日本もちゃんと考えているんだな。よかった。

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