あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

綺麗なグラフィックの先

2006-12-09 19:53:39 | Diary_7


FF13のムービーが公開されたようだ。相変わらず、ムービーに命を懸けている感が伝わってくる綺麗なグラフィック。PS3という高性能なプラットフォームを生かした秀逸な出来だ。…ムービーはね。ゲーム性云々は知らない。

ゲーム機が進化するたび、よりリアルなグラフィックを追求していっているスクエア・エニックス。いろんな考え方があると思うけど、それはそれでアリだと思う。ゲームを「疑似体験」という観点で考えれば、よりリアルになったほうが良いだろう。しかしさ、ふと思ったんだけどこのままリアル路線を追求していったらいずれはコスプレになるよな。

上に掲載したグラフィックは2006年現在のPS3クオリティなわけだが、例えばPS10(仮)のころには





↑こんな感じになるんだろうか…。

上の二つのキャラは過去PS2で、いかにもゲーム画面な「低クオリティー」なグラフィックでゲーム化されている。ちなみに両方ともバイオレンスさには定評のある男たちだ。でもまぁ、こいつらがゲーム内でどんなバイオレンス行為をしたって、プレイヤーは「ゲーム」って割り切れる。だってゲーム(パチモノ)にしか見えないんだもん。だけどさ、仮に上のようなコスプレクオリティーでゲーム化されたら、ゲームって割り切れないような凄まじい物が出来上がるんじゃね?

「命は一度失ったら終わり」ってのはリアルワールドでの常識。しかしながら命を別名「機」などと呼ぶゲームワールドではしょせん消耗品にすぎない。結果、実に凄惨な命の奪い合いが日常的に繰り広げられる。例えばスネーク。彼は敵に発見されて逃げ遅れると、5人ぐらいの兵士に囲まれてマシンガンでフクロにされる。ゲームキャラらしく銃の一発や二発程度じゃ死なないので、そりゃあもう尋常じゃない量の銃弾を浴びせられる。

例えばガッツ。彼はゴツイ化け物相手に血しぶきあふれる白兵戦を展開する。もはや人間を超えた戦いを繰り広げる彼だが、「敵」からいただくダメージも人間離れしている。ボウガンの雨を浴びせられたり、トゲ付ハンマーでどつかれたり、大砲みたいなものを打ち込まれたりと、「普通の人間」だったら即死モノのダメージを、ゲームキャラらしく「自分が死ぬ」か「相手を殺す」までくらいつづける。

そんな凄惨な現場を「果てしなく人間に近い」映像で見せられたら、ホラー映画も真っ青なヤバイ絵になりそう。映画業界なんかじゃ、そういうヤバイ描写には一定の規制をかけてるみたいだけど、ゲームの場合「殺し合い」が楽しみの主目的なわけで…。殺し合いシーンを規制したらゲームが成立しなくなる。

どうなるんだろうゲームの未来。

追記:コスプレ画像はネットで偶然拾ってきたものだが、それにしてもクオリティ高ぇ!変な表現だが、「本物」みたい。

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