あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

ハケンの品格を見た

2007-01-11 00:51:51 | Diary_7
プレイバック年末年始は書くのに時間がかかるので、次の休みまで一時休止。

別に見るつもりはまったくなかったんだけど、HDDレコーダに日本テレビの新ドラマ「ハケンの品格」が入っていたので、倍速再生で見てみた。ヤバイねこれは。政財界が派遣社員の不満を押さえつけるために作ったドラマとしか思えない。派遣などという企業側に圧倒的に有利な制度を正当化して、さらには視聴者に「派遣、カッコイイ」というイメージを植えつけようとしているだろう。スポンサーに派遣会社が名を連ねているし…。番組の公式ホームページには専用の掲示板があるのだが、そこに書かれている内容を見ると…。釣りなのかヤラセなのか、はたまたマジなのか判断がつかないが、作り手の狙い通りな反応が多数見受けられる。実にヤバイ。

このドラマを見て学べるところがあるとすれば、「テレビとは公共・公益を装った、まごうことなき広告媒体である」ということだろうか。

とりあえず、これを見たときに頭に浮かんだのがカイジに出てくる兵藤会長の名言。

一万人のうめきが一人の豊かな暮らしを支える。
それがこの世の実情。
庶民達は王になろうと金を欲し、逆に今の王の地位を磐石にする。
逃れられない不毛なパラドックス。
この世の法律(しきたり)では王は崩せない・・・!
王の地位を揺るがせるものがあるとしたら金の魔力さえ届かぬ自暴自棄・・・
そんな輩の突発的暴力くらいのものだ。
王もその点だけは注意してそういうバカ者が出ぬよう・・・
皆そこそこ豊かな気分・・・・・・
そういう気分だけは与えておる・・・・
実際は・・・こきつかっていようともな・・・・!

豊かな気分「だけ」をあたえるためにこのドラマは作られていんじゃないだろうか。

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