あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

AKB48を見てきた

2006-06-14 01:39:49 | Diary_7
AKB48のライブを見に行った。

AKB48とは秋元康プロデュースのアイドルグループのことである。「会いに行けるアイドル」をコンセプトにしており、「秋葉原48劇場」なる専用劇場で毎日公演しているそうだ。要は現代版「おニャン子クラブ」。さすが秋元康…。センスがまるで変わらない。

元来この手のアイドルライブにはまったく興味がなかったのだが、毎日公演している上にチケットの価格がわずか1000円と、えらく安いので、ひやかしのつもりで行ってみようと思ったしだい。「熱狂的なファン」ってのがいるらしく、そういう人達を見てみたいっていうのもあった。いわゆる「怖いもの見たさ」ってやつだな。

俺は開場45分前から劇場前のロビーにいたのだが、さすがにまだ早いらしく、人もそんなには多くなかった。ロビーでは一般のコンサートよろしくグッズ販売なんかをしていた。他にもメンバーの写真などが飾られていたな。「祝 2ndシングル発売」と書かれた花輪なんかもあったよ。ちなみに花輪の送り主は「株式会社電通」。秋元康とのシナジー効果で、花輪から「イヤらしい金の香り」が漂ってきたね。

開場30分前ぐらいからロビーが混み始めて来た。やはり、オタクっぽい人が多いのだが、みんなテンションは高め。同じ「オタク+混雑」でもコミケとは違う印象を受けたなぁ。コミケを「亡者の行進」と表現するならば、今回の場合は「午後11時の居酒屋」って感じかな。あと、全体的にガタイの大きい人が多かったような気がする。ガタイの大きい連中がハイテンションでいるものだから、妙なプレッシャーを感じたよ。正直なところ、若干ビビリ気味、若干引き気味だった。

開場時間になり、スタッフの誘導で少しずつ劇場に入っていく。この劇場のシステムは完全自由席で、劇場に入る順番は抽選で決まる。俺の番号が呼ばれたのは全体の真ん中らへんだった。劇場に入ると座席は完全に埋まっていたので立見席を確保。場所的には、立ち見の中では良い方じゃないかな。俺の隠れた目的である「観客ウォッチ」をするには悪くない場所だ。

いよいよ開演。最初は1000円という価格を鑑みて、「どうせ学芸会みたいなショボさだろ?」とか思っていたのだが、全然違ったよ。びっくりするほど本格的だった。「せりあがり」や「花吹雪」なんかの舞台装置や照明もしっかりしていたし、音響もなかなか派手だった。そして何よりAKB48のメンバーの踊りや歌がしっかりしていた。本物だったよ。どうやら振り付けはモー娘と同じ「夏まゆみ」が担当しているらしい。衣装チェンジが何回もあったし、とにかく1000円以上の物を見せてもらった気がした。満足度は高い。

そしていましたよ、「熱狂的なファン」の方々が…。っていうか全体の5割ぐらいがそうだった。一曲目からパワー全開。舞台の振り付けに連動して一緒に踊るし、合いの手も入れる。いわゆる「パン・パパン、ヒュー!」ってやつ。伝統的なアイドルコンサートのスタイルを、間近に見ることが出来た。というより途中まで、観客に圧倒されて、舞台に目が行かなかった。彼らばっかり見てたよ。

とにかく凄かった。みんな振り付けとかマスターしていて、言うべきセリフや合いの手も完全に把握しているんだ。「一緒に『パン・パパン・ヒュー!』が出来れば楽しいんだろうなぁ」と思いつつも、「一見さん」の俺はただ呆然とするだけ。これは繰り返し通わないと真には楽しめないんだろうね。

最後に体験してみた感想を…。費用対効果を考えると非常にリーズナブルな娯楽イベントだと思う。ファンがつくのも分かる気がするよ。AKB48の娘たちが真剣に頑張っている姿を見ると、なるほど応援したくなるね。秋元康の術中に掛かるってのは非常に不愉快だが、認めざるを得ない…。

ハイ、楽しかったです…。

追記:せっかくなのでお気に入りの娘を…。
奥真奈美ちゃん
特別にかわいいわけではないのだが、舞台栄えしてた。つい目がいっちゃう。
プロフィールを見るとWindows95(日本語版)の発売日前日に生まれているよ。俺が小学生ぐらいのころって何してたっけなぁ…。これを書きながら軽く絶望。

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