あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

CRまじかる☆タルるートくん

2008-01-23 23:01:25 | Diary_7
CRまじかる☆タルるートくんが発売されるらしい。
正直な気持ちを言うと、ちょっと悲しい。
子供のころすごく好きだったんだよ。

まぁ、基本的に作品の良さのうち80%ぐらいは「エロ」成分のような気もするけどね。
ただ、大人なエロスというより、学校の帰り道とかで、河原に捨ててあるエロ本を見つけた的な「子供エロ」っていう感じか。
たしかアニメは日曜日の朝にやっていたように記憶しているけど、ドキドキしながら観ていたのを覚えている。

そんなエッチな思い出が詰まったタルるートくんだけど、実際はかなり「ジャンプ」してて、友情・努力・勝利が目白押しなんだよね。
作者自身が「ドラえもんのアンチテーゼ」と言っているけど、
主人公の本丸は、のび太と違って、魔法道具を使う一方で「修行」と称して必ず努力するシーンが描かれているんだよ。
そして戦いの本番では道具の力じゃなくて、主人公の努力が報われる形で勝利を収める。それが観ていて熱かったんだよ。

個人的な感想だが「タルるートくん」では敵の存在がすごく丁寧に描かれていた気がする。
特に本丸のライバルで、ありとあらゆるジャンルでチャンピオンに輝いていた「原子力」。
原子が本丸に因縁をつけて「勝負」っていうパターンが基本のひな形であったけど、最後には必ず本丸が勝っていたわけだ。
主人公が勝つのはマンガ的な「お約束」っていうやつだけど、
最後の「学校一決定戦」では原子が初めて本丸に勝つんだよね。
そのエピソード内で原子が本丸に勝つためにいかに努力してきたが描かれるんだけど、これが泣ける話なんだよねぇ…。
今までは強大に立ち塞がる「敵」だと思っていたが、実は裏で本丸同様に血のにじむ努力をしてきたんだぁってのが分かるわけだ。
本丸に何度負けても、立ち上がる原子は応援せざるを得ない。
こういう「敵にもドラマがあり、努力してきた」っていう感じがすごい好きだった。

「タルるートくん」は確かに「エロ」なんだけど、「道徳的」な作品でもあった。
それがパチンコになるって言われると、そんな「道徳的」な部分が否定されたような気がしてしまって…。
同じ江川作品でも「東京大学物語」だったらこうは思わなかっただろうな。
むしろ、「まだパチンコになっていないの?」ぐらい言えたかも知れない。

まぁ、江川達也はパチンコタイアップしまくりの本宮ひろ志の弟子なわけで、ある面さすがとも言えるけどな…。
あと、CRまじかる☆タルるートくんのキャラ絵を見ると忘れてしまいそうになるけど、
この作品って「小学校」が舞台で先生とかを除けば、全員小学生なんだよね。
別にPTAみたいに「小学校がパチンコとはいかがなものか」とか言うつもりはないけどさ。
原作やアニメ版以上にキャラクターが小学生に見えない。

追記:
タルるートくんでは「りあねえちゃん」こと「りあ・キナカーモ」が好きでした。
俺の姉スキーも筋金入りです。ちとこまったんが~