あんだーせぶん

まゆ子「……異常気象なんじゃないの? 太陽が増えてるとか」
ニア  「その発想が異常だと思うよ」

昔ボーリング場でバイトしてた

2005-05-06 09:51:32 | Diary_7
JR福知山線の事故から連日連夜マスコミはJR西日本叩きを繰り返している。しかもどのテレビ局も報道の切り口が同じ、「JR西日本は悪だ」。これでは何のために放送局が複数あるのか分からん。よく北朝鮮を見て「あそこには言論の自由がない」とか言うけど、少なくとも日本のマスコミにも言論の自由はなさそうだ。

安全検証やら原因究明やらが(マスコミ的に)一段落したところで、今度は攻撃対象をJR職員にシフトしてきたようである。どこで仕入れた情報なのやら今日の放送は全テレビ局が「事故当日、JR西日本の職員がボーリング場で宴会をしていた」と報じている。当たり前だが論調は「不謹慎だ、けしからん」。

関係者の心情を考えれば怒るのも分からんではないが、…別にいいじゃんってのが俺の意見。ある面では遊ぶべきだとすら思う。だってマスコミが言ってたじゃん、「電車は命を預かる仕事だ」「過度のストレスとプレッシャーが事故につながった」ってさ。大体、天王寺と尼ヶ崎って離れていて、天王寺の職員がどうこうできるわけでもないし。

福知山線は不幸にも事故を起こしてしまった。したがって他の路線を預かる職員はそれを教訓に再発防止に努めなくてはならない。で、検証の結果ハードワークが事故を招く一因になったようだと分かってきた。だとしたら現場職員はそれを教科書に行動するべきだ。つまり「休む」「リフレッシュする」ことが再発防止につながるということになる。それを叩くのはお門違いってもんだろう。

事故の直後だって他の路線は通常通り運行している。それなのに、関係のない路線の人間にも緊張を強いたら第2の事故が起こらないとも限らない。天王寺なんて都会だから危ないぜ。だからこそ事故対応はその関係者に任せて、車掌や運転士は何事もなかったかのように過ごすのが一番望ましい。

F1なんか良い例ではないだろうか?例えマシントラブルでエンジニアやメカニックが連日徹夜のハードワークをしていても、ドライバーは休む、リラックスする。なぜならドライバーの仕事は速くそして安全に走りきることだから。「休むことも仕事のうち」ってわけだ。「メカニックが苦労しているんだからドライバーも空気読め」では良い結果は生まれない。

今回の事故で責任を取るべき人間は責任を取らなくてはいけないと思う。こういうときのための「責任者」なわけだからね。しかし、関係ない人間にまで責任追及することは絶対にすべきではない。それが安全につながる。

追記:もしJR西日本が安全対策として「定時運行はしない」「本数を減らす」とか言い出したらマスコミはどうするつもりだろう。「たかが1分の遅れ」とかマスコミは言ってるけど時間に一番うるさいのってマスコミ関係者じゃん。

追記2:テレビの放送で献花にきた人がJR職員を罵倒するシーンが流れた。しかも罵倒した人は事故とは無関係っぽい。こういう人が第2次大戦とかで「兵隊さんがお国のために働いているのに、贅沢とは何事か」なんていいながら、市民に無駄な疲弊をもたらしたんだろうな。日本の「ムラ社会構造」はグローバル化の時代でも健在か…ハァ。