旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

北ボルネオ・シパダン島・ダイブ(2-1)

2017-01-01 | ダイビング

カリマンタン(インドネシア領ボルネオ)とフィリピン南西部の島々(スールー諸島)に接するマレーシア・サバ州東端のセレベス海に浮かぶ小島、シパダン島は世界のダイバー憧憬の地であるが、2000年4月、フィリピンのイスラム過激派が外国人ダイバーを含む20人を拉致しフィリピン領に連れ去る事件が発生。フィリピン国軍と米軍の共同救出作戦によって多くの死傷者が出る事態になった。それ以後も数回、シージャック事件や拉致事件が起きているというかなり物騒なところへ、2005年11月ダイビングに出かけた。マレーシア政府が国の威信をかけて、海軍と警察を常時パトロールさせていたので、想像していたよりは安心してダイビングを楽しむことが出来た。

今回と次回のブログにその時のダイビングの様子を各2本づつ、YouTubeの動画で紹介しているので、ご覧いただければ幸いです。


上掲はかの地の水上コテージに掲げられていたシパダン島の地図である。真ん中の緑の部分のジャングルとまわりの白く小さな砂浜から島は成り立っている。ジャングルでどのような生物に出会えるかと足を踏み入れようとしたら、警戒の警察官にストップをかけられて、残念ながら観察することはかなわなかった。


北ボルネオ・シパダン島ダイブ・2-1


海亀にはあちこちの海で出会ったが、こちらが気付くや否や、たいていさっさと逃げてしまう。でもシパダンではまったく人を恐れない。ごく間近によっても悠々としたものである。


島に上陸して昼食を取っている最中にオオトカゲが現われた 大きい上に姿は正しく爬虫類であるので凶暴に観えるが、実におとなしかった。食べ残しの昼食をもらって満足げであった。

北ボルネオ・シパダン島ダイブ・2-2
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