2011年4月に 「ミンダナオキイチゴシジミは2種に分けられるのではないだろうか?」 というタイトルで、ブログに記事を載せたことがある。1978年にドイツ人研究者と僕によって、フィリピンのミンダナオ島・アポ山を基産地として、ミンダナオキイチゴシジミが記載され、その別亜種として北ミンダナオのキタン(グ)ラド山産の標本を基に Sinthusa mindanen-sis stephaniae が記載された。
その後の研究の結果、2012年に亜種 stephaniae が名義タイプ亜種 mindanensis から分離され独立種として扱われることになった。下に掲げたシジミチョウが別種となったステファニーキイチゴシジミである。学名は Sinthusa stephaniae となる。
下に掲げた写真のミンダナオキイチゴシジミとの主な相違点は翅裏の斑紋にある。上下の画像を比較して見ていただけばよく理解していただけることと思う。
それ以外に♂の前翅の青色鱗の広がりが、両種で明らかに違う。ミンダナオキイチゴシジミでは青色鱗が翅頂部近くまで広がるのに対し、ステファニーキイチゴシジミでは翅頂部の黒色部分が広いので、青色鱗は前種ほど広がらない。現在ではミンダナオキイチゴシジミはレイテ島でも知られ、ステファニーキイチゴシジミはミンダナオ以外にレイテ、ネグロス、サマールの各島にも分布していることがわかった。
その後の研究の結果、2012年に亜種 stephaniae が名義タイプ亜種 mindanensis から分離され独立種として扱われることになった。下に掲げたシジミチョウが別種となったステファニーキイチゴシジミである。学名は Sinthusa stephaniae となる。
下に掲げた写真のミンダナオキイチゴシジミとの主な相違点は翅裏の斑紋にある。上下の画像を比較して見ていただけばよく理解していただけることと思う。
それ以外に♂の前翅の青色鱗の広がりが、両種で明らかに違う。ミンダナオキイチゴシジミでは青色鱗が翅頂部近くまで広がるのに対し、ステファニーキイチゴシジミでは翅頂部の黒色部分が広いので、青色鱗は前種ほど広がらない。現在ではミンダナオキイチゴシジミはレイテ島でも知られ、ステファニーキイチゴシジミはミンダナオ以外にレイテ、ネグロス、サマールの各島にも分布していることがわかった。