旅人ひとりー大阪大学探検部一期生のたわごとー

とこしえの精神(こころ)を求めて、さまよ(彷徨)う旅人ひとり。やすらぎを追い続け、やがてかなわぬ果てしなき夢と知るのみ。

フィリピン・ネグロス島のムラサキシジミ

2007-03-30 | 
我が国に分布するムラサキシジミの仲間だが、画像の Arhopala aronya はフィリピン特産種で、幾つかの島々に生息している。

ネグロスには僕の二女、菜摘(なつみ)の名前を付けて記載した亜種 arhopala aronya natsu-miae H. Hayashi が分布している。

ふつうは日のあまりささない樹林帯にひっそりと生息しているのだが、たまたま陽のあたっている葉上に飛来した。裏面の白状紋の模様が特異なので、すぐに本種と分かった。

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フィリピンの蝶、トモコ トラフシジミ

2007-03-30 | 
フィリピン・ネグロス島北部にカンラオン山(2465m)という火山がある。この山一帯には、色々なシジミチョウが生息している。
僕が妻、緒子(ともこ)の名前を付けて新種として記載したRapala tomokoae H. Hayashiというシジミチョウも分布していて、熱帯の強い太陽の光を受けて、濃青の翅をキラキラ輝かせ、活発に飛び回っている。
Rapala 属はインド、ヒマラヤ周辺からアジア島嶼部を主な分布域とし、我が国にも分布していて、約40種が知られている。日本の種はトラフシジミと呼ばれているので、本稿の種に和名を付ければトモコ トラフシジミと呼ぶことになる。

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