★Massy’s Opinion
・最近世の中が、音を立てて変わって来ている。特にチエーン店、マツキヨを始めドラッグストアーの合併、を初めとして、回転すし業界も企業の優劣格差が大きくなっている様だ。
僕は、自動車のデイ―ラーで色んな部署を経験して来た。そしていつも余り他の人の遣らない様な事を考えて職場造りをして来た。デイーラーで初めて東証2部に上場しやがて1部に上場した会社である。僕が1956年入社試験を受けた時の会社情報では資本金は1億2千万円と出て居たが、入社試験の時に「当社の資本金は幾らか?」と聞かれて、会社情報通りに応えたら「君、違うよ1億8千万だよ」と云われた。僅か半年の間に50%の増資をする位に、成長が激しい時代だったが、その後、百億を超える資本金に成るまで成長を続けた。今はホールデイング会社に成り上場はして居るものの、内容的には昔日の面影はない。
幸い良い部署ばかりを経験させて頂いたが、兎に角、部下の教育だけは色んな事をやって来た。今の時代、何か、従来通りのやり方ではない「職場造り」が必要だと思う。振り返って見ると成蹊中学の野球部で「集まれ!」と言われて直ぐ円陣を組まされたこと、慶応の野球部で著名な先輩から聞かされた「ファインプレーをファインプレーで無くするプレーを...」(早くボールの下へ行け)とか、「次のプレ―を考えろ」とかが僕の頭の中には沁みついて居るのだと思う。もう一つはお客様だ。兎に角、「陣頭指揮」嫌な事を言われる先輩方が嫌がる難しいお客様でも相手の立場に成れば良くお客様の言う事が解るものだし,いろんな事を学ぶことが出来る。抽象論を止めて、具体的に事例を挙げて見よう。
・日報の付け方
僕が入社した当時、会社では「入出庫日報」を一日一枚ずつ付けていた。新人の僕にその仕事を言いつけられた。半年位経った後、如何も毎日日めくりカレンダーの様に付けて居るのが面倒くさく、一覧表で見られるようにしたら、上司から「一日一枚ずつ付けるのが日報だ」と怒られた。でも「僕が責任を持つのですから僕の遣りやすいようにさせて下さい」と押し切った。その上司からは「数字の書き方は欄の1/3に書け」と教わった。訂正するときに書き込める余白を残して置くことだった。こんな事は学校では教わらなかったがどこの部署でも部下に教えた。
・トップはフロントに立て
初めて営業所長を任命された時、自動車屋らしく遣ろうと思った。部下は100人位居た。所長は朝の出勤状態等を見て、セールスを送り出せば、仕事は暇になる。そこで、僕は工場のフロントに出て、「お客様にいらっしゃいませ」と挨拶をしていた。工場のフロントと言うのは、殆ど整備員の中から人当たりの良さそうな人間を選んで配置していた。当時、日産の全盛時代を迎える初めた頃の事である。或る日、フエアレデイ―Zがフロントフエンダーをぶつけて、修理に入って来た。運転者はコートジュボアール大使夫人ブロンドの奇麗な人だった。僕は、フロントマンがどんな応対をするか、ジット見ていた。お客様も日本語が殆ど喋れない。フロントマンは「No,バンキング,No,バンキング...」と繰り返す、お客様は、顔をしかめて何とか理解しようとしている。フロントマンは「鈑金」では、治らないと言いたい訳。僕の英語もたいしたことは無い。仕方ないから「You have to replacement... 」と言ったら「Ok, I understand...」とどうやら話が通じた。この時に「英語の勉強が必要だな」と感じた。1970 年頃の事である。それで、早速英語の勉強を如何遣ろうか? 先生は如何しようか?と考えた。幸いにその時代には、外資系の会社がボツボツ目立ち始めそういう会社の運転手さんは英語も出来るし、車好き、自分でも「Z」に乗っている人が、「所長、僕が先生してやるよ...」と言って、土曜日の午後に任意で勉強会を始めた。いやー驚いた何人位集まるかな?5~6人かな?思って居たら、何と15人位集まった。又、驚いたことに部品係をやって居た勤務評価Cの子が参加してきて、良く英語が出来るのだ。当時流行ったリーゼントスタイルのチョットいかれた格好の子である。その内に他の営業所からも、「えっ!こいつが?」と言うような連中が数人参加してきた。「人は見かけによらぬもの」皆、会社の中でしなくてはイケないことは解って居る。前向きな、意欲的な事が人をより良く動かす基本だと痛感した。余談だが、当時、アメリカではフェアーレデイーを「ダットサン240Z」として売っていたが、西海岸では凄い人気だった。アメリカでZに乗っている人は、「FairLady」のエンブレムを欲しがる。普段、在庫して居るものではないが、数台分セットで在庫しておいたが、口コミで部品単体として売ったものだ。確か、1セット3万位した。当時、後の社長になったMさんに「如何かフロントに立って下さい。いらっしゃいませを言ってください。社長は営業所回りした時、所長や課長に会うのではなく、お客さんに会ってください」とお願いしたが遂に一度もやって呉れなかった。これからの自動車デイーラーはメーカー頼りでなく真剣に体制造りをトップが遣らなくては駄目だ。
・日程を立てろ
僕は、会議の仕方を何時も明確にしている。月曜日は、「ライン会議」要するに、指示伝達の会議。水曜日は、「進捗のチエックの会議」この時は、「フラット上下関係なしで進捗を話し合おう」と決めていた。良く「PDCA」とか言われていたが、しっかりした組織を作り、部下との信頼関係を築くには、此の事が一番大事だろう。部下が安心して動け、「次のプレー」を考える様になる。
この他にも、いろんな方法で組織造りをやって来た。一番有難い事は皆が良く動いて呉れた事だ。これらの事は、野球部生活の中で身に着けた事が山ほどある。如何にAI革命が起ろうとも人と人との繋がりを作り上げることはより大事に成るだろう。
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