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advice for consumer

<strong><Since ’05/5/28>     ‘06-5-30</strong>

2006-05-30 17:15:17 | Massy's Opinion
このブログを立ち上げてから、丁度一年が過ぎた。E,T君とI,S君に家に来て貰いブログ造りの手ほどきをして貰った。ついこのあいだの様である。以前にも書いたが僕の本当の狙いは「健全な流通...その為に消費者が知っておくべき事」(Advice for Consumer)とした。そして、「とにかく週1回の更新を1年はやり遂げよう」1年間振り返ると消費者に対する広い意味での情報提供は少し出来たのでは...と思っている。

しかし、こんなにアクセス数が上がるとは全然予想もしていなかったことである。(カウントを取り出したのは正確には7月初めからである)と同時にITを使う人の年齢層、時間帯、コメント欄とメールを使い分けてくれる人、等いろいろなことが解って来た。改めて、IT時代の変化と凄いスピードを感じている。

始めから「バンバン、リンクを張って...」なんて考えなかったので、極く少数のリンクしかお願いしていないが、皆、素晴らしいキャラクターの持ち主ばかりである。僕に刺激を与えて呉れたK,K君の好奇心と知識、年を経るごとに新しいジャンルに挑戦するオンザロック君、何たって凄い量のアクセスをこなしている「To the Vic...」の団長君、詳しくはLink欄の解説を見て欲しい。この他、T,Mさん、Miss,M,K、 Mr,T、Mr,Zahoxその他、の皆さんにそれぞれ得意な分野でお世話になりました。

*「増田さん、増田さんのブログを読んでから、「さおだけ屋はどうして潰れないか?」を読んだらよく意味が解りましたよ」、船橋聖一の「白い魔魚」でアクセスしてくる人、(キットご年配か、相当な読書家か、その時代に思い出のある人か?)スポーツ欄でもアメリカからのアクセスもある。多分、日本の留学生だろう。改めて、Meguのジャンルに若い人の関心が強いのが感じられる。しかし、日本のスポーツ界も「見物側」から「参加型」に大きく変って行くだろう。その時、参考に成るアメリカと日本の違いは大きくて体験した以外の事は中々語り尽くせないだろう。留学を目指す人には質問を頂ければある程度のadviceは出来るだろう。

兎に角、ブログ、今後も続けられるだけ頑張ろう。1年間アクセス頂いた方、今後もよろしく...本当に有難う御座います。





<strong><About certification> </strong>

2006-05-23 15:45:26 | Megu's Sports
<Megu’s Opinion> '06-5-23
The following is my (megumi's) answers to the question on certifications for trainers that was received last week:

*About certification...
・NATA: I think the NATA is the most credible certification... that requires pretty solid base knowledge in anatomy, injury prevention, recognition, and rehabilitation. Either working in traditional athletic training setting, such as professional sports and college athletics, or non-traditional setting, such as personal training, it will add value to your profession.
I am not sure what is happening in Japan now and that some people acknowledge the value of ATCs. I believe that social recognition is still low, because there is no certification organization (although there isJATO, they are group of ATCs in Japan). National Strength ConditioningAssociation (NSCA) Certified Strengthening and Conditioning Specialist (CSCS) might be good certification to have as well as being an ATC, if you are planning to work in Japan. The NSCA has a branch of certification organization in Japan.

・NSCA-CSCS: The NSCA has personal training certification also, the CSCS is better (because you need a bachelor degree to take the exam). It is easier than the NATA, but it is different. You need to know more about physiology, conditioning and exercise technique.

・Another certification that I recommend to have is National Academy of Sports Medicine (NASM)-Performance Enhancement Specialist (PES). I do not agree with their contents (it is very specific to this founder of organization and not quite practical), it is good to have on resume...

・ACE: Personal Trainer certification is pretty easy. It does not harm to have it, but when you are looking for job, it might not highlight your education very much. Because, again, it is relatively easy certification
and many people have it. If you are thinking working at school gym, or doing internship in the future (before taking the NATA exam), it might help. If you have time to take it this summer, it would be good practice
and might be an oppotunity to learn different aspect of health/fitness profession. But, ACE is not as difficult as the other 3 certifications above so that might not have that much value at the end.



<日本社会の仕組みとアメリカの資格>      ‘06-5-16

2006-05-16 17:09:27 | Massy's Opinion
 今、留学をしている人や、これから留学を考えている人に、僕が考えている「留学での大事なこと」をアドバイスしましょう。

 アメリカで取るアメリカの資格はアメリカでしか通用しないこと。勿論、日本の中で評価はされます。しかし、国際免許証のように何処の国でも通用する訳ではありません。

* 日本のスポーツの世界は日本体育協会が統括しています。そして、公認しているトレーナーの資格はNSCAです。アメリカにもトレーナーの団体は幾つもあって色んな所がCertificationを出していますよね。NATAは日本では日本人のATCがJATO(Japan Athletic Trainer Organization)を作っています。僕の知人の子息がアメリカでマッサージの資格をとり、日本に帰国してマッサージ院を開業しようとしましたが、日本の資格がないと開業できず健康保険の適用も受けられないので、開業をやめて専門学校の先生をしています。

 日本では各種のスポーツ団体や協会に所属していないと、所謂、公式競技にはなりません。従って、トライアスロン協会とかバレーボール協会等に加入して、そこから推薦して貰い、公認トレーナーになると言う様なステップに成るでしょう。唯、日本でこのリハビリテーションとかコンデイショニングの分野は、アメリカやヨーロッパに比べて遅れている分野で医学的にも又、高齢化する社会の中で、これから必要性が大きくなると思います。色々な学校でも注目されている分野です。

 いずれにしても、日本の仕組み、アメリカの仕組みの違いをよく勉強して、効果的な時間の使い方を考える事です。それには「自分のやりたい事」を明確に決めて、良い先輩、や経験者に、相談する事です。

* 留学は何処の国でもお金が掛かります。「事前に充分な知識を蓄え、途中で挫折しない様」に頑張る事です。



<strong><奇縁とは?>        ’06-5-8</strong>

2006-05-09 14:17:59 | Massy's Opinion
ゴールデン・ウイークも終り、新入社員も希望と不安を胸に出勤しているだろう。我が家のゴールデン・ウイークは去年の日記帳を読み直すと全く去年と同じパターンでMR,Tun君たちが2日泊まりに来て、掃除を手伝って貰い、賑やかに過ごした。

さて、今日は曇天、夕方には出掛けるが、静かな中でフト昔の事を思い出した。
僕の人生はある人との出会いで決まったようだ。入社2年目(1959年)、上司にメーカーからMさんが次長として就任して来た。年令は僕の父親に近かった。兎に角、毎晩よく酒飲み、戦時中は上海の工場長をしていて「中国人と仕事をした」苦労話をよく聞かされた。

或る時、大口のお客様に工場見学したあと、一泊して宴会をする接待プランが起こり、そのセットを僕がやることに成った。工場は静岡県の吉原、泊まりは予算の関係等色々調べて伊豆長岡の「天城荘」と言う所にした。朝、東京を立ち、11時頃工場に着く。昼食のお鮨を取り、休憩後、約二時間の工場見学、3時に終わり、お茶を飲んで、長岡まで約一時間半駿河湾沿いに吉原から長岡まで4~5台の車に便乗してのドライブ。「天城荘」到着後、6時頃から「宴会」である。僕は全ての手配をしていて、昼飯を食べる暇が無く、お腹はぺこぺこ。宴会場で早速、ご飯を食べ始めた。その時、上司のM次長から「君ィ、辞めなさい!」と強烈な往復ビンタが飛んで来た。「ご飯は一番後に食べるもんだ。我々がご飯を食べたら、お客様が充分に飲めないではないか!」お客様の一人が「次長さん、こんな若い坊やになにするんですか...可哀想ですよ」と言ってくれた。一瞬、座はしらけてしまったが、「済みません。そう言う事知りませんでした。学校で習は無かったので...」「そうだよな!増田君これからよく教わりなさい。次長が教えてくれないんなら、僕が教えてあげるよ」とそのお客様がその場を取り成してくれた。その後、宴会は盛り上がり、当時はカラオケもなし、費用の関係もあり、お姐さん方も居ない。「佐渡おけさ」「東京音頭」「炭坑節」の合唱である。宴会が終わり我々だけで風呂に入った。どうもさっき人前で殴られたのは面白くない。「次長さん、さっきの話はよく解りましたが、僕も社会人です。人前で殴られるような悪い事はしていません」「君ィ、殴ったかのぅ。それは悪かった」このやり取りで、僕はこの人は「素直ないい人だなァ」と何か感じるものがあり、天城荘の大谷石の薄暗い風呂場と心地よい熱めのお湯とともにその記憶は未だに新しい。

時は流れて、1999年。僕の友人が主催する異業種懇談会がある。その中に、「天城荘」のオーナーK,Mさんが居た。「総会を一泊で伊豆長岡の天城荘でやる」と言う話。驚いて、K,Mさんに聞いたら、「親の代からだ...」もう50年位前からやっていると言う。総会当日、久しぶりで伊豆長岡に行ったが、「天城荘」は建て直されて、間違いなくもとの場所にあったので直ぐに解った。風呂場は2階に変っていたが、大谷石の風呂場の床も昔のまま。本当に懐かしかった。以降、K,Mさんとは本当に親しくなり、3ヶ月に一度はゴルフをご一緒させて貰っている。この上司のM次長は、僕が社長をやらせて頂いた会社の初代の社長で、年は親子ほど違うのに何時も喧々諤々の議論をさせて頂いた。M次長が「酒席のマナーとお客様を徹底的に大事にすること」はこの席で凄いアピールが出来て、その後の業界の中の評判は出来上がってしまった。若し、欠点だらけだけど、何でも「やりなさい!」と言う大きな人柄のMさんに出会なかったら、そして、「天城荘」での一件が無ければ、僕は多分親父が死んだ時に会社を辞めていただろう。Mさんが晩年手術をした時には僕が保証人になっている。新入社員諸君も良い縁が出来るといい。



<strong><ある勉強会で...>             ‘06-4-13</strong>

2006-05-02 16:56:41 | Massy's Opinion
 この5年くらい2つの勉強会に入っている。出席者は殆ど大学の先生方。
昨年末、その会で「買収防衛策の効果について」と言う自分のゼミの学生が取上げている「学校祭用」の研究発表である。ホリエモンによるフジテレビ、日本放送問題の最中であり「経営者は何故防衛策を導入するのか?」と言うことで大変面白かった。

僕自身も株式の問題はこの40年くらい色々な場面、(父の出資していた会社の株、自分の家業の株、 勤めていた会社が仕手筋に買い占められその時の社内の対応、等)を経験して、「株主、経営者、労働者の在り 方論」に興味があった。

学生諸君のアプローチは「買収防衛策の導入について」2つの解釈をしている。
             解釈1  自己保身のため
             解釈2  株主の利益の為

本来安定株主対策は上場した時に考えられているべきで、最近の例で見ると防衛策を問題が出てか ら騒ぐ経営者が多い。その原因は「会社の在り方」について考えねばならない経営者の資質に依ると 思う。その意味では上記の解釈の他に
             1 オーナー経営者
             2 サラリーマン経営者 を縦軸に加えて、分析をする必要があるのでは?と思い
 実際に考えて議論している学生達が「これについての分析をしているか?」疑問が出て、学園祭当日 そのゼミへ行ってみた。

数人の学生と30分位話してきたが、矢張り経営者の資質、簡単に言えば、オーナー経営者と サラリーマン経営者について学生は余り重要に考えて居なかったようだ。
 最近、日本の企業はオーナー系経営者が殆ど少なくなった。(フジTV、カネボウ、阪神、日産等)「株式」   に対する価値観が変ってしまったのではないか?
 「本来、如何有るべきか?」論が少なすぎる。
 「安定株主対策は会社の在り方論であり、経営者が第一番に考える事では...」

最近の商法改正で今迄は株式会社と有限会社等の差別があったが、今度は無くなる。従来頑張って きた零細の株式会社は面白くない。「銀行の与信管理基準等」が「如何変っていくか?」「会社を作り易くするよ  り、如何、零細企業を援助するか?」にウエイトを置くべきでは?

・「株式」の意味が薄くなるのでは?これから「社会の価値観」は如何変って行くの  か?

ホリエモン問題は凄く大きな問題だと思う。最大の問題は小泉総理、武部、竹中特に竹中担当大臣が ライブドアーの見方をキチンとしていなかったことは大きな責任だと思う。

(昨年の選挙前に「HPホリエモンの錬金術」等に胡散臭さが充分に出ている。これ 等を見落とした3人の責任、問題提起の出ない自民党、とても指導者の資格はない)

ホリエモンが保釈されて出てきて、3人に「ご迷惑をお掛けしました」と言ったのか知 りたいものである。

TVでは、銀行の頭取が朝から優越的地位の乱用で謝っている。銀行の社内の営 業マンは何と見ているだろう?「散々、貸し出し目標達成しろ!投信売って来い」と命令していた筈だ。 銀行は業績を上げるには自社株を買わせ、担保にとり、その分貸し出しをするのが一番安全で業績を膨らませ易い。大 体、頭取一人で謝ればよい。なんだか両脇に副頭取だかを並べて...副頭取はお客を見るよりも「頭取より早く 下げた頭を上げないように...」と隣ばかり気にしている。

シッカリしようよ日本の資本主義。