☆“もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの‘マネージメント’を 読んだら”
年末、東京の実家を訪ねた時、親父に“この本、ベストセラーだから読め”って言われ、岩崎夏海の“もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの‘マネージメント’を読んだら”を渡された。また、野球がらみの本か...と思いつつ読んでみた。
表紙には、典型的な日本のアニメが象徴するかわいい女子高生。始めの1-2章を読んでみて、どうもdialogs が、固くてぎこちない。と、思いつつも読み続ける。ぎこちないdialogとシンプルなストーリラインは最後まで変わらなかったが、登場人物が多いにも関わらず、その背景と説明、つながりが上手くできていて、結構おもしろいのだ。
この本は、Father of Modern Managementと呼ばれる、Peter Ferdinand Druckerの“Management: Tasks, Responsibilities, Practices” (1973)をもとに岩崎氏が書いたストーリー。ところどころに、Druckerの著書が引用されている。
まず、岩崎氏があとがきで述べていたように、アメリカの大リーグで“マネージャー”と言えば、監督を指すけど、日本で“マネージャー”と言えば、スコアーを付けたり、タイムを取ったり、後片付けをする世話役/下働き的なイメージ。
普通の高校野球のサクセスストーリーは、汗と涙と根性がありがちだけど、岩崎氏が、高校野球部の女子マネージャーが、部を会社組織と考え、Druckerの本をもとに組織的/理論的に効率よく改革を行っていくというのは、変わった視点から作られたストーリーだと思った。その改革は、Marketing research, Innovation, Reward, Strategies, Societyなど、どんな組織にとっても向上を考えて行く上で必要不可欠な要素を含んだ物。 一歩、一歩づつ思考が練られ、順序だった納得/感心させられる改革である。
そこで、フリーランスの私が、これをどのように応用できるかと考えてみた。
今のところ、Manageしなければならないのは、私自身とクライアント。一緒に働いている人々も、みんなフリーランス。言葉をかえれば、個人ビジネスオーナーが集まった仕事場。私たちは、ジムのオーナーにとってのクライアント...Hmmm…. と、言う事でDruckerの“Management”を自分で読めば、もっと理解と “A-ha” Momentが得られるかと思い、今日、この本をオーダーした...
P,S comment!
To Megumi
まさか、Drucker の本を読む気に成ったなんて、大したものだ。著者も喜ぶだろう。
ついでにアメリカの経済学者で次の二人も覚えて置くといい。 本は難しいと思うよ。
「WikiPedia」でも読めばいい。
・George Arthur Akerlof “レモン市場、情報の非対称性”( Buy & Sale)
・W,Edwards Deming “Plan ~Do~ Check~ Action” のcircle(仕事の進め方)