★Megu’s Sports (’21-03-30)
“Gender Equality”
先月、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の会長で元首相の森喜朗氏の発言が問題になり、辞任することになったニュース。BBCの記事を英語と日本語で読んでみた。森さんの発言のニュアンスが、英語と日本語では違う。日本語の記事の方が、自分が森さんに同意するかどうかは別として、どのような意図で彼が発言したかがわかる。英語だと、シンプルで皮肉的にコミカルにも受け取れる。まあ、どちらにしても彼の発言はミステイク。彼の奥さん、娘・孫娘から非難を受けたのも当然。
近年、“差別”問題が世界中で人々の注目されている。多くの人が人種問題、性差別問題において、センシティブになっている。性差別別問題について。これは、単に男女だけの問題ではない。男、女、ホモセクシュアル、トランスジェンダー等にとっての平等の権利。単民族社会で、ホモセクシュアル、他のセクシュアルオリエンテーションが欧米に比べて、まだオープンでない日本社会。日本人のこれらの差別に対する認識は、低いのではないか。
以前もブログに書いたとこがあると思う。まず、社会・文化の性別エクスペクティションが、森さんのような発言のもとになる。女は、“こうでなきゃいけない” っていうような。母ちゃんが、たまに私に言うこと。“外に出かけるときは、リップぐらいつけていきなさいよ”。中国人のファミリーフレンドが言ったこと。“恵は、女の子だから、そんなに一生懸命働かなくてもいいよ”。私にとっては、これらの発言の方が、森さんの発言よりも倍以上に腹立たしい。“何で、化粧したくないのに・しなくても問題ないのに、しなくちゃいけないの?”、“働くのが好きだったらどうなの、誰が家のローン払うの?”ってこと。国によっては、宗教がもとになって性差別的な法律が作られている所も多い。でも、日本はそうじゃないよね。日本人は、“個人”の前に、”一般的な定義“を使った性別エクスペクティションを置きすぎ。もう、今は1920年じゃないんだから、ちょっと物の見方進歩させようよ。
国を変えて。NCAAのバスケットボールトーナメントが、先週始まった。トーナメントは、女子と男子と両方。女子のトーナメントは、ケンタッキーで、男子はインディアナで行われている。オレゴンの女子選手が、女子と男子のウェイトルームの違いをTweetしたのが、ニュースで取り上げられた。(https://www.bbc.com/news/world-us-canada-56464331)食事にしても、女子は男子と対等なトリートメントを受けていない。世界的にも、他のスポーツを見ても、女子の方が、賞金、サラリー、国からの援助、スポンサーシップ、トレーニングの環境・器具に恵まれていないケースが多く見られる。男子のスポーツの方が、財政的にプロフィットが多いと言うのは確かだけど、女子スポーツにも、男子と同じぐらい、選手たちの能力と可能性を発展できる機会を設けてほしい。