☆ Megu’s Sport
今日は、社会問題と食文化について。
現在、アメリカだけでなく、日本でも離婚率が高くなってきている。そうすると、子供への影響は、もちろん大きい。日本では、あまり聞かないけど、アメリカでは、離婚した場合、子供のcustody (=保護,監督、養育の義務、権利: http://ejje.weblio.jp/content/custody)をシェアする場合が多い。例えば、月曜から水曜日は母親のところ、木曜日/金曜日は父親のところ。で、週末は、一週間置きで母方/父方と言う感じで。そうすると、子供達は、二件の家で生活し、二つの違う家庭環境があり、二通りのスケジュールがある。よっぽど、両親がうまくコーディネートしない限り、一貫性を保つのは難しい。また、それに加えて両親が新しいパートナーができた時、子供はそれに適応せざるを得ない。ので、そのような家庭環境にある子供達、「大変だな」と思わされる。
それだけではなく、特に、子供達が運動をしている場合、食生活、アスリートとしての成長にも支障が出てくる。10代半ばのひょろっとした息子がいる某シングルファザー。息子の野球部のコーチに、ピッチングのスピードを上げるには、筋肉で体重を増やさないとだめだ、といわれたそうだ。また、「プロテインドリンクを飲め」と言われたから、「どのプロテインドリンクが良いの」って質問をされた。こんな事を言うコーチにもあきれてしまう。
もともとアメリカでは、栄養補給をサプリメントに頼る事が多くて、サプリメント市場も競争が激しい。理想的には、栄養を食べ物から補うのが一番。だけど、人々は、手間をかけて何かをつくるよりも、簡単なサプリメントや “Meal Replacement”の製品にまかせがち 。私自身も色々なものを作ってくれる母ちゃんが家にいないし、忙しい日常生活で栄養のバランスが欠けがちで、ついつい補給をサプリメントに頼ってしまう。この人工的な健康志向を、自然的なものに変えていく必要がある。
なので、子供がアスリートであってもなくても、10代のうちに、健康的な食生活を身につけるのは大切なこと。まず、大人もそうだけど、特に成長期には、 プロテインドリンクなどを使用せずに、栄養を自然の食物から取る方がもちろん良い。それから、食べる物の選択。健康的な将来のためにも、バランスが取れた食事の仕方を教える必要がある。
これが、料理もしない、健康的な食生活のコンセプトがない某シングルファザーにとっては、問題。いつも食事を楽な、アメリカ人の子供達が好きなハンバーガー、ブリトー、ピザ等で済ませてしまう。また、チップスやクッキーなど、カロリーはあっても、栄養価値のないものばかり買いだめしたりして。こういうものばかり食べていると、子供の味覚も発達しないし、食べ物に対するありがたみもうすいだろうし、“Mindless Eating”の癖がつき食べ物に対する感情も量の感覚もないままになってしまうのでは。いくら外食やテイクアウトをしても、もっと野菜、たんぱく質、穀物のバランスのとれたものを選ぶこともできるのに。もし、自分に知識がなかったら、子供達のために学んで欲しい(Well, 質問してくるのに、話しを聞かない...)。