アメリカに来てもうすぐ14年。これだけ長くいても、まだ日本語アクセントがあり、完璧な文法で話し/書きは常に心がけつつも、難しい。アクセントは自分の一部だと思って渋々認めてはいるけど、正しい文法で話したり、物を書いたりしたいもの。
おやじの友達のSさんから、先日メールを頂いた。小林久志さんのブログのリンクを送ってくれたので、早速読んでみた。超要約すると日本の教育水準の低下が、GDPの低下につながっているとのこと。
そこで、日本の英語教育を振り返ってみた。私がアメリカに来た当時、自分では英語は得意だからなんとかなるだろうという気がしていたのだが、アメリカ人と話してみると、今思えば、80%は何を言ってるんだか、さっぱりわからなかった。耳が、アメリカ人の話すスピードと本来の英語の発音に馴染んでない。高校/大学受験勉強のおかげで、英語を読むのは、会話ほど困難ではなかった。だけど、中学/高校/大学と、日本人の先生が、日本語で英語の授業をし、超日本語アクセントの英語の教科書を読んでいたので、日本での英語教育は、英会話にはさっぱり役に立たないということに気がついた。
アメリカで大学に入るため、TOEFLのテストを数回うけた。日本にいた時は、リスニングのスコアーが低かったけど、アメリカに来て2-3ヶ月後に受けたら、リスニングのスコアーがかなり上がったのを覚えている。毎日、英語を使ってると違う物なんだとつくづく感じた。
読解力は大切だけど、会話ができないとコミュニケーションが取れない。日本の英語教育、もっとPracticalで日常生活に応用できることを組み入れないと。受験のための勉強は世の中に出てから、あまり役に立たない。あれだけ、時間とお金をかけて勉強するんだったら、将来役に立つ事を身に着けられたほうが良い。
歌が上手い人は、他の言語を習得するのが早いというのを聞いた事がある。確かに、耳がよければ、発音やアクセントを聞き分けられるんだね。音痴の私は、今だにRとL, BとVの音の違いに苦労している...よく注意払ってないとRはLに聞こえる。聞き違いができないってことは、この音を口から出せないってこと...