Report From San Francisco Bay Area (CA)
“アマチュアアスリート”
人気のトライアスロンレース、1、200人の枠がオンライン登録で開始1時間半後に完売してしまうなんて信じられますか? 海沿いの小さな街での10km走レースに15、000人もの人が集まったとは聞いたことがありますか? マスターズスイミングで人々が1日4、000m、週6回泳いでいるなんて知っていますか?
読者のみなさん、はじめまして。日本で大学卒業後、National Athletic Trainers Association (NATA)公認アスレチックトレーナー (ATC)の資格取得を目指し、アメリカに渡ってきたのが7年半前。時間があっという間に過ぎ、NATAとNSCAの資格取得後、大学院でアスレチックトレーニングの修士課程を学び、こちらで仕事を見つけてしまい、はや2年。 現在、 私は、Mountain View、 California の“AXIS Personal Trainers、Inc”でパーソナルトレーナをしています。
アメリカのスポーツマンは、本格的に上のレベル狙って取り組んでいる人から、“Weekend Warriors ”と呼ばれる週末だけ意気込んでトレーニングや試合に参加する人、 健康維持の為やっている人など各自の目的やレベル、年齢はまちまちですが、アマチュアアスリートの層が多いのに感心させられます。
日本でもこの数年、トライアスロンやベンチャーレースなどが注目され、様々な競技に挑戦する人が増えてきていますね。しかしながら、高校・大学を出たあとでも、一般の人が“アスリート”としてトレーニング・競技を続けていける機会はアメリカに比べてまだまだ少ないのではないでしょうか?
例えば、マスターズスイミング。アメリカに来てすぐ、小さい頃から大学まで続けてきた水泳がやめられず、マスターズのある近所のスイミングクラブ(SANTACLARA)を見つけました。まず、驚いたことは、どこのクラブも朝、昼、晩と毎日1日2-3回練習があることです。また、初心者から、過去のオリンピック選手までいるので、レベルによっても違いますが、練習量が日本で行っていたクラブの倍以上です。例えば、サイクリング。この地域では、幾つかのアマチュアサイクリングチームがあり、各チームでグループトレーニングをしていますが、そのほかにも、“Noon Ride”といって毎日午後12時にある交差点に人々が近所のオフィスなどどこからともなくが集まって1時間程のトレーニングライドをしています。
これは、環境も理由のひとつですが、日本人とアメリカ人のスポーツに対する価値観、、健康維持・増進への関心度の違いではないでしょうか?スポーツは、社交の場でもあり、参加する楽しさを知り生活の一部に組み入れるということは、健康のみならず精神的にもプラスになります。また、仕事や家族の他にも、自分自身が打ち込めるものがあること、生涯を通してプロでもなく、年齢も問わず“アスリート”として自分に挑戦し続ける場所があるということは、人生・生活の質を高めるという意味で貴重なことです。
私は、水泳だけでは物足らなくなってきたので、以前からやってみたかったトライアスロンを3年前から始め、いま年に5-6回ほどレースに出ています。仕事と私生活、頭と体のバランスは大切ですね。
“アマチュアアスリート”
人気のトライアスロンレース、1、200人の枠がオンライン登録で開始1時間半後に完売してしまうなんて信じられますか? 海沿いの小さな街での10km走レースに15、000人もの人が集まったとは聞いたことがありますか? マスターズスイミングで人々が1日4、000m、週6回泳いでいるなんて知っていますか?
読者のみなさん、はじめまして。日本で大学卒業後、National Athletic Trainers Association (NATA)公認アスレチックトレーナー (ATC)の資格取得を目指し、アメリカに渡ってきたのが7年半前。時間があっという間に過ぎ、NATAとNSCAの資格取得後、大学院でアスレチックトレーニングの修士課程を学び、こちらで仕事を見つけてしまい、はや2年。 現在、 私は、Mountain View、 California の“AXIS Personal Trainers、Inc”でパーソナルトレーナをしています。
アメリカのスポーツマンは、本格的に上のレベル狙って取り組んでいる人から、“Weekend Warriors ”と呼ばれる週末だけ意気込んでトレーニングや試合に参加する人、 健康維持の為やっている人など各自の目的やレベル、年齢はまちまちですが、アマチュアアスリートの層が多いのに感心させられます。
日本でもこの数年、トライアスロンやベンチャーレースなどが注目され、様々な競技に挑戦する人が増えてきていますね。しかしながら、高校・大学を出たあとでも、一般の人が“アスリート”としてトレーニング・競技を続けていける機会はアメリカに比べてまだまだ少ないのではないでしょうか?
例えば、マスターズスイミング。アメリカに来てすぐ、小さい頃から大学まで続けてきた水泳がやめられず、マスターズのある近所のスイミングクラブ(SANTACLARA)を見つけました。まず、驚いたことは、どこのクラブも朝、昼、晩と毎日1日2-3回練習があることです。また、初心者から、過去のオリンピック選手までいるので、レベルによっても違いますが、練習量が日本で行っていたクラブの倍以上です。例えば、サイクリング。この地域では、幾つかのアマチュアサイクリングチームがあり、各チームでグループトレーニングをしていますが、そのほかにも、“Noon Ride”といって毎日午後12時にある交差点に人々が近所のオフィスなどどこからともなくが集まって1時間程のトレーニングライドをしています。
これは、環境も理由のひとつですが、日本人とアメリカ人のスポーツに対する価値観、、健康維持・増進への関心度の違いではないでしょうか?スポーツは、社交の場でもあり、参加する楽しさを知り生活の一部に組み入れるということは、健康のみならず精神的にもプラスになります。また、仕事や家族の他にも、自分自身が打ち込めるものがあること、生涯を通してプロでもなく、年齢も問わず“アスリート”として自分に挑戦し続ける場所があるということは、人生・生活の質を高めるという意味で貴重なことです。
私は、水泳だけでは物足らなくなってきたので、以前からやってみたかったトライアスロンを3年前から始め、いま年に5-6回ほどレースに出ています。仕事と私生活、頭と体のバランスは大切ですね。