Megu’s OPINION!
9月19日(金)に、iPhone6が発売された。Palo AltoのApple Storeでは、火曜日の午後1時から、並び始めた人がいるとのこと。日本人だけじゃなくて、アメリカ人も並らぶの好きなんだね~。もちろん、シリコンバーレーの大御所、Appleの地元。発売日にCEO のTim CookがPalo AltoのApple Storeにやってきた。Tim Cookは、創設者・前CEOのSteve Jobsに比べるとカリスマに欠けるが、Appleのプロダクトは、変わらずにセンセーショナル。
日本人の中には、まだまだアメリカというと、一目置く人がいる。何に一目置くかというと、よくわからないけど、たぶん、漠然と日本より上だと思ったりとか、政治的なパワーの関係でアメリカのほうが上だとかいう考えが頭にあるんじゃないかな? とは、言いつつ、実はアメリカって、日本に比べると発展途上国のようなところがある。
例1:電化製品。18年前にアメリカに来た時に、アメリカの携帯電話の大きさに驚いた。今では、Appleを中心にスマートフォンがアメリカから 世界に売り出されているけど、18年前のアメリカの携帯電話は、トランシーバーというか、家のコードレスの電話の大きさだった。その当時、日本では、すでにカメラがついた小型の携帯電話が使われていたので、カルチャーショック。また、もう古いけど,CDプレーヤーとか炊飯器とか掃除機とか、日本では当然のように機能の良い小型のものが見つけられたのに、アメリカの電化製品は、10+年遅れているようなものばかりだった。今は、日本の性能の良い炊飯器も手に入るし,他の電化製品も、ようやく日本人のスタンダードに追いついてきたかんじ。
例2:停電。しょっちゅう停電がある。先週も、ベイエリアで半年ぶりぐらいに雨が降っただけで、停電した地域があった。雨といっても、小雨。なんで?ってかんじ。ラッキーにも長時間の停電にあったのは、アメリカにきてからまだ1回だけ。だけど、私はこの停電を恐れている。特に、冬の雨のシーズンになると、木が倒れて電線を切ったとかで、停電になることが多いので。日本と違って、パワーが戻って来るのがいつになるかわからない。全国的に天候/天災によって平気で12時間、1日、1週間パワーがないということをよく聞く。マジで?って思うでしょ。アメリカは、サーキットの電流を使っている日本やヨーロッパと違って、お金のかからない一方通行の電流システムだそうだ。だから、パワーをrestoreするのに、時間と手間がかかるんだって。パワーがないということは、テレビ、インターネット、温水もなければ、冷蔵庫の中の物も、停電が長時間になると痛んで、処分しなくちゃならない。What a pain…
例3:シリコンバレーのど真ん中っていうのに、携帯の電波が悪いところが多い。プロバイダーによっても違うんだけど、 通話がドロップしたり、電話がかからなかったりする場所が多々ある。車社会、運転中にカンファレンスコールをしてる人も多いはず。私自身も、運転中が、電話をするのにいい機会。Well, 注意散漫になるから運転中に電話するなっていわれれば、それまでなんだけど、時間に追われている生活のなかで、いかに、時間を有効に使うかっていったら、車の中で座っている時に電話をかけるってことが多くなる。ハイテク業界の中心地なのに、なんでこんな基本的な物事が機能しないのかって、不思議でならない。基本的に、アメリカ文化、Infrastructure への投資がなっていないんだな...。