“Think”
トレーナー業をしていると、心理学の勉強をしたくなることが、たまにある。理由は、 1)自分のストレスマネージメント、 2)クライアントの対応、 3)“何でこの人こうなんだろう?” という疑問 。そこで、”Personality Pulse” (Florence Littauer)を読んでみた。基本的には、まず自分のタイプを知り、どのように他のタイプの人々に接するかということが、書かれている。
はじめに、内向的と外向的の違い。たとえば、知らない人の多い大きなパーティーに行って、見知らぬ人と話して、超楽しんでエネルギーを得るというのは、外向的な人。一方、多くの人のいる中で、表面的な話をして、どっと疲れを感じるのが内向的な人。けど、内向的だからって、恥ずかしがりやというわけではない。
“Personality Pulse”の自己診断によると、私は内向的なリーダー。某クライアントにこの話をしたら、"そんなのテストしなくても、僕に聞けば、言ってあげるのに"といわれ、その他のクライアントにも、"その通りだよ"みたいな答えが返ってきた。自分では、わかっていたけど、他人がどう思ってるかって、違うと思ってたんですが、どうやら一致しているらしい。で、先日、” Psychology Today” (http://psychologytoday.tests.psychtests.com/bin/transfer?req=MTF8MTMxMXwzNDczNDV8MXwx&refempt=) の自己診断をしたら、内向的と外向的の丁度真ん中という結果が出てきたので、これらの診断って、あてになるなと確信を得たわけで...
いつものように、通勤中に聞いているラジオのニュースで、"成功するセールスマンは、内向的か外向的か"というリサーチの結果のディスカッションをしていた。これによると、成功するのは、内向的と外向的の間の人だそう。内向的な人は、良い聞き手で、クライアントが話をしやすく、クライアントが何を要求しているかを把握できる。その一方、超内向的だと、会話を促進できない。外向的な人は、話上手で会話を潤滑に運ぶことができるけど、自分の話をすることが好きで、人の話聞くのが上手くない。ということで、内向的と外向的のバランスがとれた人が、セールスマンとして成功すると。"私じゃん"(笑)。
シリコンバレーというだけあって、この辺にはエンジニアが多い。典型的なエンジニアの特徴は、内向的でコミュニケーションの取り方が上手くないと一般に知られている。もちろん、このような人ばかりじゃないけど、典型的なエンジニアに出くわすことが多い。このような、いわゆるオタクが裕福になったり、トライアスロン始めたりすると、またそれに基づいた"典型"を作り出す。人の性格って、奥が深い。生まれもった特質だけでなく、育ちの環境/文化、アクティビティ、教育などなど、多くのことが関わりあって、個々の特質を形成している。かといって、20才すぎると、弱点を改善することはできても、これを根本から変えようと思っても、変わらない。だから、幼児教育は大事なんだろうな。
私のまわりを見てみると、“類は友を呼ぶ”というように、似たようなタイプの友達が多い。これは、お互いに居心地がいいからなんだろう。また、クライアントとの相性でも、私と似たような人が多い。性質の違う人は、その人にとって効率的な接し方をするように心がけている。けど、疲れるよね。なので、プライベートで 自分と合わない 人にあうと、以前はあわせるように一応は努力してたてけれど、最近、性の合わない人には自分の時間と手間をかけないのも、ストレス軽減の手段のうちかな?と悩んでしまう。 然し、ヤッパリ相手の性格を理解して対応するべきなんだろうな...