☆Masy’s Opinion
・今年の日本のプロ野球は、今後を占う大きな分かれ目の年になるだろう。キャンプも終わりの時期、オープン戦も始まってきたところに持ってきて、賭博問題がクローズアップされて来た。長期リーグ戦は交流戦も定着してきたし随分と面白くなって来たが、此の賭博問題と清原の麻薬問題は徹底的に膿を絞りきらないといけないと思う。「世界中、何処の国にもある問題だ」と言う人も居ると思うが、安部内閣の大臣の身体検査の甘さと同じような問題だ。選手自体は、有望な興味ある人材が多く、高校には左右両投げの投手が出てきたり、日ハム、大谷の両刀使い等、野球そのものを変えて行くような興味は尽きないと思う。然し、「高給を取る事の意味を真剣に考える人間を育てないといけないだろう」僕も昔はミユジシャンのヒロポン使っていた話や、野球選手の麻雀、花札、ゴルフ、トランプ、等自分でも遣ったことも在るが良識の範囲を超えた事はしていない。常づね部下に言ってきた事は、「良し悪しを考えろ。悪いと知りつつ遣るならばいい」と言ってきたが、幸い何人の部下を救ってきた事か...お客様から引っかかった事もないし、部下を罰せられた事もなし60年間遣ってこられた。今回の巨人の問題で、ナベツネさんが退任したのが先ず一番救われた事だ。
オーナーという言葉が近頃は粗末に使われすぎているし、株は限られているものだし、「何処から、どんな手法で手に入れたのか?」役員の持ち株は何時も注視して置かなければいけない。最近では役員間でみずほB/Kの様に役員間の持ち株に大きな差がある会社がある。野球の話から話題が変わってしまったが、日本のプロ野球は、昔の旦那衆(お金持ち)が贔屓の芸者に綺麗な着物を着せて喜んで舞台を見ていた所から発生しているので、最近、大きく変わって来たとは言え、野球界はこの際本当に裸になって存在を示し直すべきだ。
元西武の広岡監督、彼の言動は普段は余り好きではないが、今回は彼の考えに大賛成だ。巨人は自分の試合にも賭けていたと言うではないか。由伸新監督も知っていた筈だ。如何立て直すか彼の真価が大きく問われるだろう。今年のリーグ戦、野球は面白いだろう。然し、見所は「監督も名選手、名監督ならず」マネージメント能力のあるなしが見所だろう。意外にラミレスが頑張るかも知れない。個人的には、慶應からの若手、日ハム横尾君が良く変わっている、在学中と打撃が変わって来た。白村君は昨年は出来すぎ、自信をつけて一皮向けるか?長期リーグ戦向き、福谷頑張って欲しい。
・高校野球は選抜から始まる。何と言っても21世紀枠の杉吉小豆島と釜石の対戦が見ものだ。21世紀枠が設けられてから始めての枠同志の対戦ではないだろうか?小豆島の杉吉監督は在学中から真面目なプレーで印象的だった。就職を見ていると「銀行」「タイプではないなあ」と思っていたら、見事な転進。そして、甲子園良かったなあと思っている。勝っても負けても頑張って欲しい。選手の力を抜かせることだ。
・六大学を代表とする大学野球。地方の大学リーグも小まめに情報を拾いたい。選手としては隠れた良い素材が居ると思う。東京六大学も「推薦制」形は異なっても各学校が採用している。何処の学校も部員の数は増えているが、運営は監督の頭の痛いところ。昔と比べると2軍優遇制か?2軍選手の試合数は増えているし、合宿練習はあるし、野球を楽しむには申し分なし...クラブチーム的な雰囲気が強くなっているのではないだろうか?
東大が勝ち点1、3勝はする様な気がする。いずれにしても、こんな世の中野球が始まれば少しは楽しみが増える。その間にプロ野球界は徹底的に膿を出して欲しいものだ。