メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

RusmusのHide From The Sun

2005-10-10 19:48:33 | メロディック・ハード
一聴した瞬間、Rusmusだとわかる。
哀愁漂うボーカルと、ミドルテンポの作品、フックの多い曲作りは売れた前作Dead Lettersそのまんまだ。

フィンランドのThe Rusmusはメロディック・ハードではなく、単なるハードロックという位置付けだろう。
ドラムスやベースは軽め、重低音のリフはないが、場面転換の多彩さや曲調の変化の多さはメロディック・ハードに劣らない。
メタルメタルしていない分、聴く人を選ばない。

5曲目のLast Generationは、Lauri Ylonenはスティングの声にも似て、スティングが好きな人は魅了されるだろう。
8曲目のSail Awayは、アコギの前奏に乗って切ない叫びが響く。
最近では珍しく、聴いた瞬間好きになった曲だ。サビのコード進行がKamelotのDon't You Cryに似ているせいだろうか?
シンフォニックな間奏がさらに余韻を持たせ、泣きたくなる。

メロディック・ハードのこってりさが続くと、The Rusmusの軽さが心に沁みる。
決して神経を逆なでせず、しっとりと覆うように満たしてくれる。
また、哀愁があるのとミドルテンポなのは共通しているのに、はっとするフレーズを散りばめているため、飽きさせない。アコギの演出もいいね。

心を真更にするのに最適だ。

Nocturnal RitesのGrand Illusion

2005-10-10 15:05:38 | メロディック・ハード
スウェーデンのメロディック・パワー・メタルのNocturnal Ritesの7作目。
緊張感と表現力が増して素晴らしい。

このアルバムを買うのは、実は躊躇していた。
というのは、前々作の2002年発表のShadowlandがあまり好みでなかったからだ。
メロディはともかく、リフばっかりでギターソロがないように思えた。
分厚い単調なサウンドに飽きてしまっていたのだ。

それが今作では、分厚さが薄れ、楽器の持つ音のひとつひとつが浮き彫りにされ、ピュアに研ぎ澄まされていた。

ボン・ジョビのようなJonny Lindkvistのボーカルは迫力がある。あくまでもハード・ロック路線を突っ走るのがいい。
ほど良い荘厳さと、印象的な歌メロ。
各パートにスポットライトを当てている作品作りは正解!!
Nils Norbergのクラシカルなギターフレーズは強力だ。
メロディ自体にも、単調にならずに変化をつけているのがいい。

それでいて、6曲目のCuts Like A Knifeのような、芝居がかったKamelotのような大仰な曲もあり(イェンス・ヨハンソン他がゲスト)次に何が飛び出すか楽しみだ。
(Black Haloもイェンスがキーボードだったから、似るのかも)

あっ、Cuts Like A Knifeって、ブライアン・アダムスにもあったよね♪

A.C.TのLast Epic

2005-10-09 21:32:32 | メロディック・ハード
スウェーデンのメロディック・ハード、A.C.Tの3作目。
メロディック・ハードでもあり、POPでもあり、プログレがかってもいる。

JellyfishのSpilt Milkを思わせる。
ビートルズやELOの流れを汲みながら、Dream Theaterに通じるテクニカルさが存在しているのだ。
声が高く甘く軽いし、歌メロがPOPで耳なじみがいい。
ポルノグラフィティのボーカルをもうちょっと軽くした感じかな。
懐かしさも感じられ、大変心地よく聴ける。

が、A.C.Tに騙されてはいけない!
ギターはしっかりと早弾きできるし、曲の構成だって多彩で変リズムになっている。
次から次へと繰り出されるきらめく音に身を浸し、じっくりと聴ける深さも持ち合わせているのだ。

が、ことA.C.Tに限っては、むずかしさを持ち出す前に、流れる透明感溢れる心地良いメロディに聴き入ってしまっていいと思う。
かなり癒されるよ♪

コピーワンス

2005-10-08 09:38:44 | Weblog
うちで加入しているCATVはアナログ放送だ。
そのため、EPSNでの俊輔の試合が見られない。
デジタル放送に切り替えると見られるので、変更しようかと思っていた。
事実、その件で何度もCATVに電話した。

ここで浮上したのが、コピーワンスの問題だ。
文字通り、コピー(録画)は一度っきりってことだ。
デジタル放送だと、DVD-RAMあるいはHDに一度しか録画できない。
HDからDVD-RAMに録画するのは“移動”といって、HDのデータを消失させながらDVD-RAMに録画するしかない。つまり、増殖できないのだ。
うちでは、チャプター編集はメンドーでやっていないから、それでもいい。他の人にデータをあげてるわけじゃないし。
が、DVD-Rが使えずにDVD-RAMに録画させられるのが我慢ならない。高価じゃないか!!

しかも、CATVのチャンネルだけじゃなく、地上波を含むすべての放送がデジタルになるから、DVD-RAMの消費量が増える。
今まで買い置きしておいたDVD-Rが使えなくなる。
まったくムダじゃないか!!
そのため、俊輔の試合が犠牲となった。かなし~。

こうなると、多機能を誇るDVDデッキの意味がなくなるし、高画質にする意味もなくなる。
海賊版を横行させないために処置なら、その流通を取り締まるべきで、一般市民のささやかな楽しみを奪ってまで制約すべきではない。
見たい人はアナログでも買っているのが現実だ。

メーカーに苦情が殺到しているため(当然だ!)、8月末の発表では、コピーワンスの見直しがされるということだったが、その後の情報がない。
2006年にはコピーワンスが緩和されるそうだが、その間の俊輔の試合はどうしてくれる??早く見たいぞっ!!


DivinefireのHero

2005-10-07 21:57:41 | メロディック・ハード
スウェーデンのメロディック・ハード、divinefireのセカンド。
デビューアルバムから1年も経たずしての新作だ。
サウンドの崇高さと勢いがバージョン・アップしている。

おお~っ、のっけからやってくれました。大仰な壮大さ。最初の1音から「中世のバトル」の舞台に突き出されたようです。Rhapsodyと同じ。
クワイアでこってりと装飾され、スピード感溢れるリズム隊と、共に地獄まで落ちましょうぜ。

単なるメロスピに留まらず、シンセによるオーケストレーションで大げさなほど深みを感じさせる。
クドくもなっているが、私には心地いい。

中心人物のJani Stefanovicはソングライティングはもちろん、ドラムス、ギター、キーボード、プログラミングを手がける。多彩だ。
NarniaのボーカリストChristian Rivelとのコラボレイト。
サウンドは静も取り入れ、ギターソロもふんだんにあって豪華だ。早弾きも見事。
Christianの歌はかなりうまい。力を抜いた高音は女性っぽく、Rhapsodyのファビオ・リローネを思わせる。

ただ、余りにもスピード・チューンばかりなのが残念。たまには変化球を投げてこいや!
とはいえ、高水準だ。
こってり系がお好きなら買って損はない。

かぼちゃ大王

2005-10-04 22:35:07 | Weblog
娘がバイト先でハロウィーンの絵を描くことになった。

手始めにかぼちゃ大王の絵を描いてみたが、イマイチマヌケ面。
変だなぁ~。
困ってネットの素材集で見てみたら、目が三角で口が波型で両端が上がっているのがわかった。
ちょっと手直ししたら、とたんにそのものになった。

ネットって便利だ。
そんなことを手伝ってあげてる私っていったい。。^^;

ちなみに、繊細でかわいい素材はLittle Houseにありました。

Spock's BeardのⅤ

2005-10-03 21:14:55 | メロディック・ハード
今夜はプログレを聴きたい雰囲気。
ってことで、アメリカのSpock's Beardだ。

文字通り、5枚目のアルバム。
Spock's BeardはTransatlanticから入ったため、どうしても中心人物のKey&Vo担当のNeal Morseが気になる。実際彼のバンドである。

サウンドは、軽快なキーボードにリズムが乗った、プログレにビートルズが混ざったような動のサウンドと、こうむずかしい変リズムの静のサウンドに分かれる。
時に動、時に静で美しい。
ドラム、キーボード、ギターのバランスがジェネシスに近い。
ドラマティックな展開もジェネシスだろう。
ベーシストはむしろジャズをやっている。
日本人の奥本亮がハモンド・オルガンとメロトロンを弾いている。

2000年の作品というだけあって、随所に洒落た音を取り入れ、現代のプログレバンドだと主張しているようだ。






Leaves' EyesのVinland Saga

2005-10-01 21:38:14 | メロディック・ハード
ノルウェーのゴシック・メタルバンドのセカンド。
今回は“アメリカ新大陸探しの旅”をコンセプトしているので、“ヴァイキング”がキーワードになっている。

ヴォーカルはLiv Kristine Espenaes Krull嬢。
彼女の歌声がいい!!
ゴシック・メタルであることから、オランダのWithin Temptationと比較してしまうが、より繊細で壮大で広がりがあり、叙情的だ。
それは彼女の囁くような歌い方にもよる。
ヴァイキングというコンセプト上、デス声の男性ボーカルも加わるが、彼女の声と絡むので苦にならない。
8曲目の民族音楽的なAmhranや、12曲目のクラシカルなワルツであるAnkomstは、ブラックモアズ・ナイトを彷彿させて興味深い。

ゴシック的な面はあるが、プログレのような大作主義や情景を映し出すサウンド作りが感じられる。
メロディック・ハード好きな人はもちろん、プログレ好きな人にも勧めたい。