メロディック・ハード/メタルが好き~♪

シンフォニックでメロディアスなのHM/HRのCDを中心に感想を書いていきます。サッカーやバレーのことも。

Rainbowのファースト

2005-10-13 22:17:03 | メロディック・ハード
Rainbowのファーストは、Ritchie Blackmore's Rainbowが正式名だろう。
だけど、ファーストとしか呼べない。
セカンドのRisingは本館に書いたので、今夜はファーストにしとこう。

リッチー大先生がDeep Purpleを脱退して75年に結成。
同じ中世に興味を持つロニーとどうしても組みたかったのだ。
ロニーはエネルギッシュだが、「そんなにいいか?」程度。
セカンドでの大躍進を考えると、まだくすぶっている。オーラもない。
コージー加入前なので、ドラムスがしょぼい。悲しいほどだ。

が、そんなものは関係ない。
聴いた当初は、Purpleの華やかさに比して“暗さ”ばかり感じられたが、Blackmore's nightを経た今聴いてみると、2曲目のSelf Portrait、Snake Charmerのギターソロはリッチーの趣味のど真ん中だと言える。(実際ブラナイはこのSelf Portraitをライブで歌っている)
リッチーが自分の道を切り開く原点となっている。

The Temple Of The Kingの早弾きでないギターソロ、アコギとの融合、歌メロの叙情感は、ブラナイ以外では聴けないものだ。
当時は風変わりな曲だと思ったが、今ではファーストのハイライトだと思っている。
エレキギターとアコギの二つのギターソロで、リッチーのギタリストとしての感性と才能を余すことなく伝えている。
音と音との間・空間が絶品だ。音の滑らかさにうっとりする。
これはもう、感じてもらうしかないだろう。

その後、Rainbowは売れ線を捜し求めてコマーシャルになっていったことを考えると、ファーストこそがリッチーのやりたかったことと言える。
そして、リスナーとリッチーの求めるものが見事に一体化したのがセカンドなのだ!!

ストラトキャスターをお城に模したジャケは、30cmのLPサイズで見なければならない。
ロマンティックさと遊び心、リッチーの野望など、さまざまなものが感じられて吸い込まれるようだったと記憶している。
(友人からの借り物だったので、手元にはない。ふぇ~~ん!!)