インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

最強占い師~出口王仁三郎

2009-02-03 20:31:23 | 出口王仁三郎
 日本史上最高の占い師として、出口ナオ、出口王仁三郎があげられます(昨日の続き)。

 『出口王仁三郎の霊界からの警告』武田崇元(光文社)1984年

 今、半分読んでいる

 今の占い師は、お金目的で看板を掲げているのがほとんどで、占い師自体に霊力があるとは思えない 

 師についたり本を読んだりして修行した占い師がほとんどだろうが、何でもそうであるが、所詮、オリジナルの力には勝てないのである。

 思うに、日本では戦前は凄い占い師がゴロゴロいたように思われる。今は豊か過ぎるし、雑音が多すぎる。それに左脳中心の戦後教育で、感性が閉じられているわけで、育ちにくいような気もする。

 出口ナオなどは絶望的な、自殺しかねない境地に追い込まれ、

「何で、わしのような屑拾いなどに偉い神様がおかかりなさるのか」

「この世の変わり目にお役に立てる身魂であるから、わざと根底に落として苦労ばかりさせたのだ」
 
 何のために降臨したのか問うと、

「三千世界一度にひらく梅の花、うしとらの金神の世になるのだ。この神でなければ世の立て替えはできない。三千世界の大掃除大洗濯をいたすのだ。三千世界ひとつに丸めて万劫末代までつづく神国の世にいたすのだ」

 ちなみに金神は最悪の神であり、うしとらは最悪の方位であるからして、恐ろしい祟り神である。
  
  後年に霊能力が発揮され、「気狂い婆」と呼ばれていた出口ナオは、謹厳実直であったようだ。

 一方、「山師」と呼ばれていた出口王仁三郎(鬼三郎は酷いと改名?)は豪放磊落で正反対な性格を持っていた。幼い頃から霊力を発揮し、とてもオリジナルな発想を持っていた。
 万教同源もそうだが、やはり教科書から外れた占いのやり方か??

 ただ、占い師が、未来を当てたからといって、どうだというのだ。

 「ここで大地震が起きますよ」と警告しても、「仕事があるから引越しは無理です」となるだろうし、占い師は生活の面倒までみてくれないわけである。

 占い師は色々助言してくれるが、結局は自分しだいである。

 しかし…、それは社会環境しだいであるからして、あまりにも世の中が悪化してくれば、占いの意味は薄くなり、

 これはもう、世直しをするしかない。

 必然的に占い→ 宗教団体→ 社会改革を!となるのか。

 かくして、占い師たちは教祖となり、社会改革をしようと決意する。しかし、組織になると、幹部や職員たちはそれで食うための道具にしてしまう。宗教団体は、資本主義のカネに汚染され、単なる金儲け手段の商売になってしまうのである。

 今では、宗教団体という組織も、ヤクザ組織同様、カネ集めが目的のピラミッド組織に過ぎなくなってしまっているのではないか。 

 それにしても、出口王仁三郎は、かなり過酷な占いをしている
 
月は赤くなるぞ。日は黒くなるぞ。空は血の色となるぞ。流れも血ぢゃ。人民四ツん這いやら、逆立ちやら、ノタウチに、一時はなるのであるぞ。大地震、火の雨降らしての大洗濯であるから、一人逃れようとて、神でも逃れることは出来んぞ。天地まぜまぜとなるのぞ。ひっくり返るのぞ。

  三分の一の人民になると、早うから知らせてありたことの実地が始まっているのであるぞ。何もかも三分の一ぢゃ。大掃除して残った三分の一で、新しき御代の礎と致す仕組ぢゃ。三分むづかしいことになっているのを、天の神にお願い申して、一人でも多く助けたさの日夜の苦心であるぞ。堪忍の堪忍、我慢の我慢であるぞ…


2012年の黙示録より。

 さすが破壊の神だ 

 金神とは、古代アメリカの生贄を要求する神々に近いのかもしれない。
 

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