インディオ通信

古代アメリカの共感した者の備忘録8年。

霊的社会主義は実現するか?

2009-02-05 20:51:38 | 出口王仁三郎
 『出口王仁三郎 霊界からの警告』を読み終えた(読み応えのあるカッパブックスだったぞ)
 ますます出口王仁三郎に興味を持って、ネットでも検索する

 霊界からの予言で、日本を真の神道国家に世直しをしよう! ←オニ三郎

  …って感じで、各種団体組織を作り、大正維新or昭和維新をしようとしたようだ(金神=クーデターの神、大本教を国教にする)。

 彼が天下をとっていたら、日本は全然違った歴史を歩んでいたかもしれない。しかし拡大を恐れた支配層は、治安維持やら不敬罪を名目に、彼を檻に入れて、世界大戦へと進んでいく。

 そもそも右翼か左翼かという次元を超えた、シャーマニズム思想によって日本を包み込もうとすることは、何かしら、日本をインディアン国家にしてしまおうという運動だったのではないか。

 出口王仁三郎は、霊界と現界とを結ぶシャーマンである。日本はもともとインディアンな国民性だから、偉大なる呪術師が現れ、予言やら神霊世界について語られると、参ってしまうのである。

 かなり研究されている「出口王仁三郎研究サイト」では、
 (王仁三郎は、大日本帝国の悲劇的結末を予知していたが、獄中で何も出来なかった)王仁三郎も神の子として、仕組みをして世を去ったという考え方が、王仁三郎研究者・崇拝者の一般的なものだろうが、ブラック・エルクが自分の部族の終焉・大虐殺に立ち会わなければならなかった、それに対して何も出来なかったのと同じような悲しみを味わった・・・そんな仮説も立てられはしないだろうか・・・ と述べられている。 (王仁三郎の思想とインデアン思想との関連性

 ラビ・バトラが予言で語るプラウト経済とは、何かしら出口王仁三郎が指導者だったら、達成できそうな感じがする。霊的社会主義とは、霊界と現界が和合したものであり、「ミロクの世」であると思われる。

 出口王仁三郎(ナオも)の世界では、「われよしの世」である資本主義は 

 大峠(破局的な混乱状態)を経て、
 
   体主霊従→ 霊主体従


 …となるのであり、やはり神の教育=自然の計画と同じストーリーである。

 彼は日本史の教科書にあまり?出ていないが、近現代史ではかなり重要な人物ではないか(カッパブックスを読む限りでは)。

 ラビバトラの予言を見直すに、「ヒットラーの再来」というより、「王仁三郎の再来」の方が、日本では遥かに有り得る(いや、ヒットラーも呪術師か?!)。

 調べるほど、彼の考えは古代アメリカ世界の思想に近いなぁと思うのであった。

 宇宙万有を造られた真神の作品のうちで、もっとも繊細緻密霊妙をきわめた最上乗のものは人間である。 
 

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