~わさび農家の山しごと、山暮らし通信~

伊豆、下田のわさび農家です。
緑の山々と田畑の広がる、のどかな山里での暮らしを父ちゃんと母ちゃんが語ります。

儚い生命

2022年04月21日 14時21分09秒 | ゴイシチャボ




本日4/20、わが家の雌鳥Jinちゃんの命日になってしまいました。
今日は1日山仕事だったため、庭に放さず小屋に入れていました。
が、夕方帰るとどうも様子がおかしい。
小屋の中でJinが横たわっていました。
傍らには雄鶏Kidが落ち着かない様子…。
次男を呼ぶも、布団から沈んだ声が微かに聞こえるのみで…。
何がおきたのか分からず、Kidを叱ってしまったものの、胸のざわつきはとれなくて…。







しばらくして話をしてみると、次男が学校から戻り、
様子が気になって小屋に行ってみると、大きな蛇がjinに巻きついていた。
急いで棒やベルトを手に追い払おうと思ったけれど怖くて何もできなかった…。
父ちゃんも母ちゃんも、最強のばあばもいなくて、何もできなかった…。





その光景が衝撃的だったようで、「Kidが無事でよかった」と(涙)。
私も「いつも通り庭に出してあげていれば…」と後悔しても、時既に遅し…。
まだぬくもりの残るJinは小さくてもズシリ重く、一緒に過ごした2年間がよみがえります。
よくなついて愛らしかった姿。
小さな体で見事に雛を育て上げたこと。
みかんや鰹節が大好きで、せっせと産んでくれるその卵の美味しかったこと…。
この春も卵を温めてくれることを勝手に信じきっていた…。



小屋に残された小さな卵ひとつ。
そしてcafe用にと取っておいた卵8個。
本日より孵卵器にて温め始めました。
うまくいけば孵化まで21日。
Jinから託された生命のバトン、どうかどうかつながりますように…。

               母ちゃん

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