久しぶりのエンターテイメント映画である。大泉洋と松田龍平の名コンビが放つ第3弾であるが、ハードボイルドで、コミカルで…、今回も十分に楽しめた。際立ったのは北川景子の美しさであり、カッコ良さだった。
※ 本日使用の写真はすべてウェブ上から拝借した。
今日(12月8日)午後、シネマフロンティアに足を運んだ。12月1日に封切ということでできるだけ早く、と思っていたのだが今日ようやく叶った。
平日の午後であったにもかかわらず、客は8割くらいの入りで、札幌での大泉の人気をうかがわせた。
ストーリーは、YAHOO映画のものを拝借すると「ある日、高田(松田龍平)が探偵(大泉洋)に、行方不明になった大学生の麗子(前田敦子)の捜索話を持ってくる。調査を進めていくと、彼らはモデル事務所の美人オーナー・マリ(北川景子)にたどり着く。探偵と高田はミステリアスなマリに振り回されるうちに、やがて大きな事件に巻き込まれ……」ということなのだが、これまで同様ススキノを舞台として大泉洋と松田龍平が暴れまわるといったストーリー展開である。
大泉洋のコミカルさと、カッコ良さを相交えたような演技と、松田龍平の一見ボーッとしたような天然さが何ともいえない味を出している。
そしてそこに絡む北川景子である。彼女は今や女優として当代随一といってよいほどの存在ではないだろうか?本作においてもその美しさと妖艶さが際立っていた。特に、ストーリー後半(サッポロファクトリーのアトリウムで)で拳銃をぶっ放すシーンは圧巻である。
この作品は前作でも感じたが女優のキャスティングが素晴らしいと思う。前作の尾野真知子もとてもいい味を出していた。
ところで、私は前作のときも、前々作のときも、その感想で大泉洋とハードボイルドには違和感を抱くと記したのだが、どうやら前言を撤回しなくてはならないようだ。
ここまでシリーズ化されるということは、ファンの方たちが彼のハードボイルドぶりも支持しているということの証だと思われるからだ。
私からその思いが払しょくされたかと問われると、やっぱり本作を観終えた後でもその思いを完全に拭い去れたとは言い難いのも事実である。
しかし、エンターテイメント性の高い映画は、映画を観ながら楽しむことができればOKである。その点では、今回も十分に楽しませてもらった映画だった。
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