田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌麺紀行 48 そば切り「雨耕庵」

2008-10-29 18:58:39 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 田舎そばを食するのに相応しい小さな古民家を活用した店は、店内も店主のこだわりを感じさせる内装と小道具に満ちていました。

 そば切り「雨耕庵」(うこうあん)はまるで繁盛店になるのを避けるかのように西野の住宅街の一角にひっそりと佇んでいました。
        

 店の外観は大正か昭和の初めにでも建てられた小さな民家という風情です。
 店内に入るのも、靴を脱いで民家に入るがごとくです。飲食店に入ったときにかかる「いらっしゃい」の声もありません。ふと壁際を見ると「店は開いていないと思われるかもしれませんが、開いています」という壁紙が貼ってありました。

 店内には石臼や農機具が飾られ、テーブルやその他の飾りも昔の農民家風です。
 台所のドアを開けて出てきた主人は、一昔前の商売人のような厚手の前掛けをしています。
        

 私は初めての人にお勧めという「二色もり」(700円)を注文しました。
 ここの二色もりとは、浦臼町産の牡丹そばを殻ごと挽いた田舎そばと、殻を除いて挽いた丸抜きを同じざるに盛ったものをいただくものです。
 出てきた二色もりは、色の濃い田舎そばと、白い丸抜きとの対比が鮮やかです。
 しかし両方ともコシがしっかりしていて、噛み砕くほどに甘さが伝わってきます。どちらかというと田舎そばの方がより素朴な味わいを楽しめます。丸抜きの方は全体がマイルドになったという感じでしょうか。
 どちらも素朴さを失わない、そば本来の美味しさを楽しませてくれました。
        

そば切り「雨耕庵」 データー
札幌市西区西野6条5丁目5-25(地図)
電 話  011-662-7361
営業時間 11:30~20:00
定休日  火曜日(祝日の場合営業)
駐車場  無
座 席  12席(小上がり)
入店日  ‘08/10/13


(余話)
 いゃ~、寒くなりましたぁ!
 今日の札幌の最高気温は13時の7.5℃です。
 北海道はどこの地域も同じような様子だとか・・・。
 外出時には手袋が必要になってきました。
 間もなく白い使者も姿を見せそうです。




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