田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市の緑道めぐりを終えて

2020-06-03 16:58:43 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 この度、札幌市の公園検索システムに掲載されている7つの緑道を集中的にめぐって歩いた。そのことを拙ブログでレポしてきたが、その中で感ずることが多々あった。そのことについて、もう一度振り返ってみたい。

 「緑道」の定義については一度紹介したが、再掲すると「交通建物など特定の用途によって占有されない空地を空地のまま存続させることを目的に確保した土地を『緑地』と称し、その『緑地』の中で<人の歩行や自転車の通行を主体とした緑地帯>のことを『緑道』と称する」となっている。

 札幌市の公園検索システムによると、「緑道」はわずか7ヵ所なのだが、「都市緑地」と称するところは大小含めると実に126ヵ所にも及ぶ。(その中に緑道は含まれない)

 こう見てくると「緑道」というのは特別な存在のようにも見えてくるのだが、実際に巡ってみたところ、それはレポしたように実態は様々で一括りにはできないのではと私の眼には映った。

 その一つは、規模の大小である。最も長かった「あいの里緑道」は約4kmもあったかと思えば、「エルム緑道」「里塚緑が丘緑道」はわずか200m内外しかなかった。「人の歩行や自転車の通行を主体とした緑地帯」ということから言えば「エルム緑道」も「里塚緑が丘緑道」も「緑道」に違いはないが、緑道を歩いて健康づくりに寄与するというイメージを抱いていた私からすると少々の違和感が残ったのだが…。

   

   ※ 見事に整備が行き届いた「西野緑道」の歩行路の一角です。

 次にその整備状況である。このことについて「緑道めぐり」の中でも言及していたが、「緑道によってずいぶん差があるなぁ」というのが率直な感想だった。特に私が以前には地域住民にとって理想的なウォーキングコースだと思っていた「あいの里緑道」は雑草が目立ち、住民の皆さんの利用度もそれほどではないのでは、と思わされたことだ。一方で「西野緑道」は木々の間の芝生もきれいに管理され、地域住民も積極的に利用しているように感じられた。同じ緑道で、この差は何なのだろうか?管理する区が違うからだろうか?それとも周辺住民の自治意識の違いだろうか?

   

   ※ 歩行路の両側に雑草が目立ったのが残念だった「あいの里緑道」です。

 続いての疑問は、緑道と名前は付いていないものの、市内には素晴らしい緑の道が他にもたくさんあるように思えるのだ。例えば、私の住居のすぐ近くに通称「ミニ大通」と称する大木が生い茂る歩行路がある。正式名は「札幌圏都市計画街路・北四条歩行者専用道路」と称するようだが、ここなど立派な「緑道」である。また、北区にある「屯田防風林」と呼ばれる歩行路も素晴らしいウォーキングコースである。これなども「緑道」の一つにならないのだろうか?市内にはまだまだ「緑道」と呼ぶに相応しい歩行路があるような気がする。それらも公園検索システムの中に抱合することによって緑豊かな札幌のイメージがより浸透するのではないだろうか?

      

      ※ 通称「ミニ大通」と称されている歩行路です。

      

      ※ 「屯田防風林」の一角です。

 一方で、公園検索システムには登録されていない「緑道」と称する路もあるようである。例えば中央区の「札幌桑園停車場緑道線」とか、北区の「あいの里駅前緑道」「あいの里せせらぎ緑道」等々…。これらは登録されている7ヵ所の「緑道」との違いはどこなのだろうか?

         

         ※ 「桑園停車場緑道線」と呼ばれる歩行路です。

      

      ※ 「あいの里せせらぎ緑道」の一角です。

 いろいろと疑問が沸いた「札幌市の緑道めぐり」だが、こうして振り返る作業をしていたら、「緑地めぐりもいいなぁ」という思いが芽生えてきた。まさか札幌市内の都市緑地と称するところ126ヵ所全てを巡るなどということは現実的ではない。なんらかの方途を考えてみたいと思い始めている…。

 ※ 後半の写真4枚はウェブ上から拝借したものです。

 



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