田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

サッポロ・ジューンの青空が広がっているのに…

2021-06-10 18:09:08 | その他

 作家・林心平(現在名:横松心平)がその著「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」の中で、札幌の6月の爽やかな気候を “サッポロ・ジューン” と称した。その“サッポロ・ジューン” がやってきたのに、私ときたら…。

 もうずいぶん以前のことになるが、作家・立松和平氏のご子息である札幌在住の林心平氏が初めての著書となる「札幌はなぜ、日本人が住みたい街№1なのか」を著した。(2007年刊)その冒頭に次のような一節がある。

        

「そして、6月がやってきた。いつのまにか春はどこかに行ってしまい、そのあとに来るはずの梅雨は気配も見せず、まさしく初夏と呼ぶにふさわしい、緑の季節がやってきた。

 もう寒くはない。さりとて暑くもない。そう、蒸し暑くないのだ。というよりもむしろ、さわやかな風が吹きわたる至福の気候だった。大気には活動を本格的に始めた植物たちの作りだす、新鮮な酸素が満ちあふれている。街には、ニセアカシアの白い花の甘い香りが漂っている。太陽の光は、すべてのものを輝かせている。

 その頃、缶ビールと本を持って北海道大学付属植物園へよく行った。おおきなカツラの木の下に寝転び、飲んで読んで、昼寝をした。カツラの葉から甘いバニラの香りが降りてくる。これぞ、サッポロ・ジューン” である。」

          

 私の札幌の6月の印象も、林氏の描写、そして思いと重なるところが多い。私たち札幌人にとって6月はまさに至福の時であると…。

 そんな6月がやってきて早10日が過ぎた。なのに私ときたら6月に入り鬱々とした毎日を過ごしている。絶好のアウトドアシーズン到来なのに、外へ飛び出せない日々が続いているのだ。

 そのわけは、今月初めくらいから感じている体全体を覆う倦怠感である。いくら睡眠をとっても疲れが取れないような気分なのだ。その原因は単なる老化現象なのかもしれない…。あるいはコロナワクチンの接種による副反応なのかな?とも考えたりするのだが…。

 いずれにしても爽やかな “サッポロ・ジューン” の季節がやって来たのに、私の気分は鬱々である。一日も早くこんな状態を脱したいと思ってはいるのだが…。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。