田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌ウォーク 61 中央区・円山街路樹コース

2008-12-16 17:33:00 | 札幌ウォーク & Other Walk
 11月末にしては心地良い陽気の中、円山界隈のウォーキングを楽しみました。

この日は当初予定していなかったのですが、11月末にしては陽気な天候だったこともあり、急遽ウォーキングをすることにしました。

 コースの正式名「街路樹・食材散策コース」(マップ)4.5㎞は、自宅から割合近いコースとあって自転車でスタート地点の円山まちづくりセンター(北1西23)に向かいました。

 円山まちづくりセンターは、「円山市場」や小売店が集まっている昔の円山を彷彿とさせる一角にありました。
 まちづくりセンターの前庭には高さ2.4mの「円山開村記念碑」が建っています。この記念碑は1890年に開村20年を記念して建立されたということですから、円山地区は開拓以来138年が経っているということになります。
        

 まちづくりセンターの直ぐ近くにあるのが「円山市場」です。        
 この市場も往時の賑やかさは消え、入居している店も少なくなっています。対面販売の良さを生かして残ってほしいものと思いますが・・・。
        
        ※ 大きな建物に入った「円山市場」です。

        
      ※ 円山市場の近くにはこうした対面販売の店がたくさんあります。

 マップは大通りの西端(23丁目から21丁目)へと導いてくれます。マップではこの辺りに石の倉や藤棚が見えるとありましたが、街の変遷は激しくどこを探しても見当たりませんでした。

 そしてコースは一路北方向へと向かいます。
 もうこの一帯はマンションが林立しています。円山のブランドがデベロッパーにはビジネスをしやすくしているのでしょう。
        
        ※ 周辺は見渡す限りマンションだらけといった感じです。

 途中、札幌龍谷学園高校に向かうところにあるベニハナトチノキの街路樹はもちろん落葉していました。来春ぜひベニハナトチノキの花が満開の時に再訪したいものです。        

 コースはひたすら北へ。その先には札幌中央卸売市場、そして場外市場があります。
 その前にちょいと珍しいものを見かけました。
 道路脇にあった「どんぐり公園」内に高さ1.5mほどに立ち上がった消火栓のようなものです。そこには「防火水槽 給水管」と記されていました。
        

 私の消火栓のイメージは道路脇にひっそり佇む黄色い消火栓です。
 不思議に思った私は早速札幌市消防局に問い合わせました。すると・・・。
「はいはい。それは阪神淡路大震災を教訓として、あの消火栓の下に大きな貯水槽を備え、耐震性に配慮したいわば新しい型の消火栓です」と説明いただきました。
        
      ※ その「どんぐり公園」で珍しくたくさんの子が遊んでいたのでパチリ

 札幌中央卸売市場が近づくと大きな倉庫群が辺りを占めています。
 そしてその直ぐ横にあるのが一般客が詰めかける中央卸売市場場外市場です。観光客風の人が多いのですが、この一角だけは急に人通りが多くなりました。
 ここでは鮮度が命の魚介類が大量に展示販売されています。それらが順調に消費されているということは、やはり札幌の胃袋の大きさなのだろうと思います。
        

 場外市場を過ぎ、その向こうにある中央区土木センター(民間のビルに入居している)で折り返し、ほぼ同じコースを通ってゴールの円山まちづくりセンターに帰ってきました。
 11月末とは思えないポカポカ陽気の中(とはいっても防寒はしっかりしていましたが)心地良いウォーキングを楽しみました。
《ウォーク実施日 ‘08/11/29》

(余話)
 12月に入り歩道も凍り付き、さすがにウォーキングには厳しい季節となりました。
 ちょうど全コースの1/3を残してひとまず休止することにします。
 冬期間用に設定されたコースもあるので、歩道の状況が落ち着いたら2~3コースはと思っていますが、本格的再開は来春の花の咲く頃と考えています。
 振り返ってみると、札幌の街を巡る《札幌ウォーク》は、いつもいつも心楽しいものがありました。来春のウォーキング再開を楽しみに冬眠をむさぼることにしますかぁ~。