ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京芸術大学大学院の研究成果の“クローン文化財”を偶然、拝見しました

2016年08月28日 | イノベーション
 2016年8月25日から26日までの2日間にわたって、東京都江東区の東京ビックサイトで開催された「イノベーション ジャパン2016展」に行ったところ、東京芸術大学大学院美術研究科の教授の宮廻正明さんの研究グループの研究成果である「バーミアン東大仏天上壁画」などの“クローン文化財”ブースを見つけ、さっそく拝見しました。

 この“クローン文化財”(復元品)の研究成果は、文部科学省と科学技術振興機構(JST)が進めている「The Center of Innovation Program」の中で進められてる「『感動』を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション」を代表する研究成果です。

 今回展示された“クローン文化財”をアット・ランダムにご紹介します。

 復元した「法隆寺金堂壁画第6号壁」の一部です。



 対象が大き過ぎて、全体を撮影できませんでした。

 復元した「バーミアン東大仏天上壁画」の一部です。アフガニスタンで、タリバンによって破壊されたバーミヤン東大仏の天崖を飾っていた「太陽神と飛天」の復元品です。


 対象が大き過ぎて、全体を撮影できませんでした。

 復元した米国ボストン美術館の「スポルディング・コレクション」の浮世絵版画です。





 この米国ボストン美術館の「スポルディング・コレクション」の浮世絵版画の“クローン文化財”づくりについては、弊ブログの2016年7月14日編をご参照ください。

 この“クローン文化財”というデジタル復元画の研究成果は、欧米などを中心に国際的に高く評価され、賞賛されています。先日、2016年5月26日から5月27日に日本の三重県志摩市で開催された伊勢志摩サミット(G7 summit)では、米国やドイツ、フランスなどの各国主賓は、この“クローン文化財”をご覧になり、驚がくされ絶賛されたそうです。

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
法隆寺金堂壁画 (羊飼い)
2016-08-28 07:41:21
今回、紹介された法隆寺金堂壁画は、非公開の壁画で、普通にはまず見ることができないものです。
クローンとはいえ、実際に拝見できる点がすごいですね。
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浮世絵 (ミルクココア)
2016-08-28 13:18:51
今回、復元された浮世絵版画の“クローン文化財を東京芸大が公開する時は、是非、拝見したいです。
日本の文化財をボストン美術館が保存していることには、やや複雑な気持ちがありますが・・
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東京芸術大学 (GTO)
2016-08-28 14:38:09
東京芸術大学がこうした復元品(クローン文化財)を研究開発しているとはまったく知りませんでした。
伊勢志摩サミットで、各国首脳にお見せになったのは、すごいことですね。
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東京芸術大学 (だんご3兄弟)
2016-08-28 18:08:04
東京芸術大学の研究成果であるクローン文化財だからこそ、法隆寺金堂壁画やバーミアン東大仏天上壁画を一般庶民が見ることができるようです。
是非、東京芸術大学での公開時点で、拝見してみたいです。
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クローン文化財 (JUMPER)
2016-08-29 09:34:01
東京芸術大学が研究している成果のクローン文化財が公開される時には、是非、拝見したいです。
特に、法隆寺金堂壁画は是非、拝見したいです。
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JUMPERさま (ヒトリシズカ)
2016-08-29 17:58:06
JUMPERさま

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

東京芸術大学大学院美術研究科の教授の宮廻正明さんの研究グループは、COIプロジェクトの成果報告として、毎年5月連休前後に、クローン文化財を公開しております。

来年4月ごろに、東京芸術大学大学院のWebサイトをチェックしていただくと、見つけられると思います。
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