ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

群馬県太田市の名物になっている細長い稲荷寿司を味わいました

2014年12月27日 | グルメ
 群馬県太田市の道の駅「おおた」で、稲荷(いなり)寿司を購入し、味わいました。

 群馬県伊勢崎市から太田市を通る国道17号の一つである“上武道路”を通っている時に、太田市粕川町にある道の駅「おおた」に立ち寄りました 道の駅「おおた」の中にあるお弁当などを売っているコーナーで、稲荷寿司を売っていたので買い求めました。

 この稲荷寿司は太田市内に店を構えている増田屋がつくっています。その稲荷寿司は、長さが約14センチメートル、幅・高さが約4センチメートルと棒状に細長い点が特徴です。



 一般に稲荷寿司として売られているものと比べて、約2倍以上長いです。

 中に入っている酢飯はかなりあっさりとした味付けで、堅く詰めてある感じです。このため、断面は円ではなく正方形に近い感じです。

 この稲荷寿司の酢飯は、東京都内などで購入するものに比べて、だし・酢などがかなり薄い味付けです。東京都内では、多くの稲荷寿司は小ぶりで、酢飯はかるく詰めてあります。稲荷寿司の“皮”になっている油揚げはかなり甘い味付けである点は同じです。

 関西の稲荷寿司は、酢飯の中にニンジンやシイタケなどを煮たものを混ぜ、だし味を感じさせる酢飯が多いです。稲荷寿司の外観も三角形のものがあります。

 太田市には、細長い稲荷寿司があると以前に聞いていたので、今回偶然、その稲荷寿司を見つけたので買って食べてみました。個人的には、関西風の具材がいくらか入った、だし味の酢飯を軽くふわりと詰めた稲荷寿司の方が好みだと感じました。

 東京都内のデパートの地下などで売られている稲荷寿司は一般的に小ぶりで、酢飯はかるく詰めてあります。関西では、酢飯の中にニンジンやシイタケなどを煮たものが入っていて、だし味を感じさせるものが多いです。稲荷寿司の形も三角形のものがあります。油揚げはあまり甘くないものが多いと思います。

 太田市で販売され、市民に親しまれている細長い稲荷寿司のルーツは、現在は埼玉県熊谷市になっている妻沼地区にある妻沼聖天山歓喜院の門前で売られていたお持ち帰り寿司のようです。妻沼聖天山歓喜院が門前町として、さらに利根川の宿場町として栄えた江戸時代から、この「稲荷寿司」が、名物になったようです。利根川沿いで、良質なお米が採れたことも一因のようです。

 この結果、熊谷市や太田市などで細長い稲荷寿司が郷土の名物になったようです。

 太田市には、細長い稲荷寿司が名物になっていると聞いていたので、今回、偶然見つけたので買って食べてみました。個人的には、関西風の具材がいくらか入った、だし味の酢飯を軽くふわりと詰めた稲荷寿司の方が好みと感じました。

 

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
稲荷寿司 (梅うどん)
2014-12-27 05:31:36
稲荷寿司は、お魚系の贅沢なお寿司を食べられない庶民向けのお寿司です。
お参りした帰りに、この大きな稲荷寿司をお土産に買って、庶民は楽しんだことと思います。
庶民の工夫が感じられます。
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関西系のいなり寿司 (カルボナーラ)
2014-12-27 16:43:20
関西系のいなり寿司は、中の酢飯は五目ご飯になっていて、極端な場合は酢の風味を感じさせない程度です。
でも、上品ないなり寿司なので、食べ飽きない味です。
ちょっと小腹が空いた時につまむのに、いい軽食です。
寿司屋には置いていないお寿司です。
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神田志乃多の稲荷寿司 (紅組)
2014-12-27 18:43:11
東京都千代田区淡路町にある老舗「神田志乃多」の稲荷寿司は江戸子の稲荷寿司です
明治35年(1902年)に創業した老舗で、小振りのやや甘い秋の稲荷寿司が有名です。
この親しまれた稲荷寿司をお土産に買って帰る人も多いです。
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いなり寿司 (スワローテール)
2014-12-29 01:30:58
先日、友人が買ってきたいなり寿司の中に、酢飯にわさび入りのものがあり、予想外に美味しかったです。
驚きの味でしたが、これもありと感じました。
いなり寿司のお持ち帰り店で売っているようです。
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スワローテール様 (ヒトリシズカ)
2014-12-29 07:10:41
スワローテール様

コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

私も、友人がJR大宮駅構内の駅ナカで買い求めたという、わさび入りの稲荷寿司をいただいたことがあります。

酢飯がふわっとしたもので、小ぶりな稲荷寿司でした。軽食に最適な感じでした。
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