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神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

さても今年も彼岸桜第一報

2008年03月19日 13時10分05秒 | 神戸
去年の「彼岸桜便り」の第一報は、3月4日でした。彼岸の日にはもう散りはてていたと思います。
今年は2月の冷え込みが厳しかったので、名前の通り、彼岸の日にあわせて咲くようです。

いわばこの彼岸桜は、私にとって「桜の開花標準木」です。なにもクローン桜であるソメイヨシノだけが、標準木だけではないのだと思っています。

それにしても、この桜、梅と同時期に咲くこともあって、殆ど顧みられることなく、咲き、散っていくのですね。

李宝英氏が神戸に

2008年01月17日 23時01分23秒 | 神戸
昼過ぎに大阪・枚方に住むフォーク歌手の李宝英氏の夫人から連絡が入り、神戸の在日が多い街でゲリラライブをして自主制作したCD「命」を売りたいとのことで紹介したのが最初が新長田、続いて三宮に移動したのです。

今日の神戸は「忌み日」という雰囲気が広がっていました。

三宮南の東遊園地に移動してからは、今日あたらに知り合ったフォーク仲間と、「イムジン河」などを歌います。私の知らない歌詞で歌います。いい歌手です。読者のみなさん、この人の歌声を一人でも多く聞いてください。ひとの痛みを充分に知るよき歌い手です。


1.17が近づくと

2008年01月08日 23時45分24秒 | 神戸
来週の話です。

どうもいけません。

こわばりがきつくなります。

1.17阪神大震災から13年。

心が逼迫していきます。

強迫症の心的現象になります。

ミトさんも震災被害が大きかった地域に住んでいたのですが、あの日のことやそれからの都市機能不全状態をこのように述懐します。

「たのしかったの」

なにもかも同時に崩壊することで現出した無・差異化。突然なんの前触れもなく現れた非常事態を「たのしい」と発語する姿勢を、批判の対象とするのではなく、ミトさんがあの時になにを見たのかを考えてみたいのです。

それは一体なんだったのでしよう。

すべてがリセットされてしまったことへの心的共鳴でしようか。
それはどこか自分の生がリセットされることを願っていたところへやってきた福音だったのでしようか。

それとも震災後という非現実な現実に生きているということを自覚することで覚醒される〈物語に参画していること〉の快感でしようか。

それともそれとも………ひとの心の奥底はそう簡単に言語化できないものです。




生放送-取材-神戸の坂

2007年11月12日 23時43分56秒 | 神戸

今日は、鷹取のFMわぃわぃで「南の風」の生放送。朝早くから起き出し、滅びゆく記憶媒体であるMDに録音されている早田信子さんの歌声を編集する。トラックマークをつけていく作業はもう10年以上しているので慣れているが、このトラック識別がMD以外に反映されないのは、まったくもってSONYの犯罪である。


FMわぃわぃに到着する直前に、一行のメール着信。ままよとばかり、局に入る。今日は日比野氏、金千秋さんなど、いつになくスタッフが多い。ミキシング担当は田口氏。番組前の打ち合わせをして、スタジオへ。今日はギターの生演奏があったようだ。「街はイキイキ きらめきタイム」の時間帯も多くのゲストが登場して、祝祭感に溢れている。


午後1時から生放送が開始。やはり番組は生が緊張して好きだ。島唄が流れている時は、ミキサーの田口氏と語り合う。こうした局スタッフと語り合うというのも、大切な情報交換となる。番組は順調に進んでいく。そういえば、この番組も今年のこすところ数回となってしまった。あと、なにを放送するのか、詰めていかなくてはならない。


番組終了後、近くの麺屋で、とりそばを食べる。ここのダシがいい。丁寧に作っている。Sさんも同じとりそばを食べる。麒麟ビールを一本頼む。日頃アサヒビールが多いので、なぜか長田では麒麟ビールにしている。理由はない。食事中、Sさんとさまざま語る。真面目な話が中心である。二人で話していると話題が尽きないのはいつも不思議だ。


局に帰って、10日に神戸新聞生活文化部の女性記者の方(この人も有能な記者であるとの評判を聞いている)に写してもらった「島尾敏雄と奄美」シンポジウムの写真データを、田口さんにCD-Rに焼いてもらい、局を辞す。続いて向かったのは、琉球ワールド。兼次さんは沖縄出張して不在だが、二階で治(はる)一郎さんを待つ。藤山和也さんとともに来てくれる。さっそく「第一回徳之島ちゅっきゃり節関西大会」の事務局長を引き受けてくれた治さんへのインタビューをする。一時間ほどさまざま聞く。亀津出身の治さんの生きざまも形を変えて、南海日日に紹介したい。治さんのインタビューが終わった後も、ひとり原稿をしあげる。南海日日新聞に送稿するのである。写真もデジタルでとったので、それをまとめて送稿した。一度もプリントアウトしなくて送稿できるのだから、全くもって時代は変わったものだ。すべてアナログでしていた記者時代を経験しているので、隔世の感を抱く。


無事一本脱稿して気分がよくなり、とある人からの連絡を待ち、午後7時すぎに連絡がとれ(とこういう書き方でわかると思うが、以前一回連絡がとれなかったことがあり大騒動をした)、とある場所へに向かうことになった。私もその人も神戸の人間で、都市やその街に住む者の性格上、さっぱりしている面も確かにあるのだが、あにはからんや、一度叶わなかったことを再度やり抜くという執着の深さも二人の共通の性格のようである。わたしがまずその"約束の地"に向かって、神戸の坂をゆたゆたとあがって行ったのである。

1・17震災追悼

2007年01月17日 14時18分10秒 | 神戸
震災が起きた時間(5時46分)に鷹取教会で、宗教を超えた追悼会が行われました。(写真はちょっとわかりにくいのですが、真ん中に、挨拶をする神田神父。その周囲を、宗派を越えた仏教集団である「日本仏教生年会」の僧侶たちが囲む)

まず神田裕神父が挨拶。ベトナム語の聖歌がうたわれた後、日本仏教青年会の僧侶たちによるホラ貝が、建築中の鷹取教会に鳴り響きます。神田神父による献香での祝福の後、般若心経が読経されます。(日本の仏教各派が集まって読経する時に、宗派に共通する教典を選択するのは難しかったでしょう)。

焼香の後、神父が祈りを日本語、ベトナム語の二カ国語で唱え、聖歌「ごらんよ空の鳥」が歌われます。
僧侶代表の挨拶の後で、「いのり追悼と新生 ー 宗教者による神戸メッセージ」が読まれたのです。
わたしはずっと東灘で、無宗教の追悼集会に参加していましたが、FMわぃわぃに関係の深い鷹取教会での追悼会に参加したのです。(本日の報告は、わたしの記憶と、神田裕神父のメールニュース/たかとりメールマガジン「僧侶たちと共に1.17」を参考にして、書いたものです)。

追悼会はずっと雨。今日は祈りの日ときめていたのですが、片手に傘、片手にローソクを持っていたので、手を合わせることができなかったのは残念。でも、12年前になくなった人たちの無念を思うと、心の中で手を合わせればいいことです。

ああ、今年も、わたしにとって重い1.17がやってきたのです。

会場には、FMわぃわぃスタッフが揃い、マスコミ記者も多くいて、歓談や、取材を受けたりしていました。

震災の日が近づいてきて

2007年01月06日 23時40分03秒 | 神戸
夜、ふと、駅から違う道を通って帰宅します。

冬の夜道はなぜか阪神大震災の記憶と直結します。
記憶の系統発生なのでしょうか。
そうしてみてみると、震災以降"更地"であり続ける土地がところどころに残っていることに気づくのです。
更地という名辞が意味する絶望と未回復のメッセージのなんと重たいことでしょう。
神戸に人間にとって、震災による更地がひとつでも残っているかぎりは、12年前のあの日に突然うばわれた生と日常生活があったという事実といつも隣り合わせであるということなのです。

1.17が近づいています。わたしの心のこわばりが日一日ときつくなっています。

G公園のホームレスの人

2007年01月05日 09時44分12秒 | 神戸
昨晩、拙宅の北隣りにあるG公園に、毛布にくるまったホームレスの人が寝ているのを確認。
毛布の形状からして、定期的にG公園に泊まりに来る人であると推定されます。
今年は暖かいといっても、野外で寝るのはそうとう厳しいはず。
さっそく、ホームレスの人たちの寝どころをまわってボランティアを続けている神戸大学大学院生のYさんに連絡したのです。
Yさんから聞くところによると、あるホームレスの人は、関西一円をぐるりと循環する形で寝どころを移動しているのだとか。

さて、願わくば、G公園で襲われなければいいのですが…

冬の祭典に化したルミナリエ

2006年12月14日 13時53分09秒 | 神戸
神戸は今年もルミナリエが始まったのですが、消灯時間が早くなって、生きずらい環境になってしまいました。

知り合いの人は「行って悲しくなってしまいました」と感想です。
震災で亡くなった人たちに対する鎮魂の意味が年とともに薄れてきて、神戸の冬の祭典になりきってしまったからでしょうか。

行政からの補助金も削られたと聞きます。
果たして、来年も、ルミナリエは続くのでしょうか。雨続きなので、今年の参加者数は減っていることでしょう。

ベトナム文化祭があります

2006年10月17日 09時27分48秒 | 神戸
このブログではめずらしく、イベントのお知らせです。
ベトナムに関するものです。
たかとりコミュニティーセンターから配信された内容です。

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☆ベトナム文化祭☆

日時 11月5日(日)時間 15時から18時半
場所 SITE KOBE アスタ4番館4階
入場券 大人 当日券 1800円 前売り券 1500円 
     中学生以下 500円   *ドリンク付き
内容
 ◆NO DRUGステージ 
   劇団「ひっぽ」による薬物防止劇 「そこから」の上演
   神戸で活躍中のベトナム人ラッパー MCナム、 MCクリームクンベルによるラップライブショー
 ◆ベトナム文化ステージ
   ベトナムの子供による演奏
   民族楽器演奏
   ベトナム語・日本語スピーチコンテスト
   ベトナム民謡
   ベトナム語漫才
   ベトナム歌謡ショー
   アオザイコンテスト

フラメンコライブ

2006年09月25日 19時25分06秒 | 神戸
わたしがかかわるフラメンコライブの様子です。

この日のカンテ(唄)は、ひとこと「Ay アイ~」と唸るだけで、その場がすでにフラメンコの世界になってしまうという、渋い声の持ち主でした。

バイレ(踊り)のグルーポ長は、二カ月前に出産したばかり。産休もそこそこに舞台に上がったのですから、さぞ大変だったと思います。

こうして毎月、熱い芸能にかかわっていると、わたしの方もパッションはあがりっぱなしになります。