神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

この蝶の名前は?

2010年07月28日 12時34分20秒 | 通信
今朝玄関口でしばらくわたしと共にいた蝶です(蛾でもいいのですが)。

名前がわかりません。

近づいても逃げることなく、私に記憶(撮影)されるがままになっていました。「どうかわたしの姿を遺して」と言わんばかりに。それともわたしになにか伝えにきたのでしょうか。

疾駆する柳人

2010年07月23日 13時44分00秒 | 文学
ぼくと同世代の気になる川柳作家がいる。吉澤久良氏。〈蝶濡れて首都に繁殖する神話〉〈朧夜の荒野野菊を分け老婆〉(「Leaf Vol.2」より)。知の透視眼により作品を成立させている。〈閑かさや仁王の鱗剥がれゆく〉。俳句作家の気配も残しつつ、季語など俳句的規範から解放された柳人は疾駆する。

作句

2010年07月21日 17時25分45秒 | 俳句
金里博氏のひとりデモを見て帰宅した後、夜中にがばりと起きて、俳句10句をつくる。このところ詩を書くことが多くなっているぼくだけど、俳句という規範の多い詩型で表現してみたいと思う時がある。一気に10句もつくるのは、ぼくにとっても珍しい。なにかに憑かれたように原稿用紙に向かっていた。
約4時間前 webから

新詩集

2010年07月14日 23時51分14秒 | 文学
詩集『ヴェジタブルパーティ』(思潮社)を出したばかりの高谷和幸氏が訪問。8月は第13回ロルカ詩祭があるので、出版記念会は9月にしようかと話しあう。そして詩祭のことも話題に。氏の包含する思考に首肯する。出演者が多いけど、時間が延長してもいいではないかという発想だ。あの秘教的、かつ詩人たちの祝祭的な雰囲気は魔術的である。

どこかでつながってる

2010年07月13日 18時20分45秒 | 思想・評論
北九州出身の俳人T・JさんとジャーナリストI・Tさんがふらりと。父と同じ満州建国大学に通っていた上野英信氏と子息の朱(あかし)氏のことを語り合う。父も英信氏も同じく広島で原爆にであっている。それとI・Tさんの甥が奄美市笠利町で小学校の教員をしているとか。人はどこかで繋がっている。

「ア・テンポvol.38」

2010年07月08日 13時15分24秒 | 文学
昨日到着した詩誌「ア・テンポvol.38」を読む。今号は秀作多し。「そこにある無辺」「雁」大西久代さん、「雲の感情」玉井洋子さんに注目。梅村光明さんの連作(「夜半亭発句取」)も安定している。赤坂恒子さんの句は〈天網をこぼれおちたる桜花〉〈花吹雪浴ぶ人の科痛し痛し〉等数句に共鳴。