今日の「読書会」で私が発表したのは、第一句集と第二句集を読み込んでそこに書かれている閉塞感とそれをどのように作品で紀音夫が超出していったかを、「煙突」「河口から海へ」「貧」「たちつくすこと」といったテーマをもとに、詩人の石原吉郎の作品を並べるひとで発表したのです。いずれ文章にしたいと思っています。
神戸の「つぶて書房」の吉田宗弘氏から面白い情報を受け取りました。
わたしも、戦前のアジア各地に建てられた神社の行く末を、その後どうなったのか、興味があったのです。
即座に破壊されたものや、なにがしかの目的でしばらく転用されたものもあるでしょうね。
日本人にとって貴重な神の社や神域であっても、占領されていた人たちにとっては、侵略の象徴以外のなにものでもなかったはずです。
以下はメールの転送です。
私もサイトを見ました。なかなかの労作ではないでしょうか。
報告者は、辻子 実氏です。
------------転送--------------------
神奈川大学常民文化研究所「非文字資料研究センター」から、「海外神社(跡地)に関するデータベース」の増補改訂版が公開されました。
今回の増補では、『侵略神社』(新幹社)に掲載出来なかった資料を提供し、古絵葉書を中心に600点以上のデータが増補
されています。
侵略神社の戦前の画像に関しては今後とも、これ以上充実したデータ公開は無理ではないかと思います。
http://www.himoji.jp/himoji/database/db04/
わたしも、戦前のアジア各地に建てられた神社の行く末を、その後どうなったのか、興味があったのです。
即座に破壊されたものや、なにがしかの目的でしばらく転用されたものもあるでしょうね。
日本人にとって貴重な神の社や神域であっても、占領されていた人たちにとっては、侵略の象徴以外のなにものでもなかったはずです。
以下はメールの転送です。
私もサイトを見ました。なかなかの労作ではないでしょうか。
報告者は、辻子 実氏です。
------------転送--------------------
神奈川大学常民文化研究所「非文字資料研究センター」から、「海外神社(跡地)に関するデータベース」の増補改訂版が公開されました。
今回の増補では、『侵略神社』(新幹社)に掲載出来なかった資料を提供し、古絵葉書を中心に600点以上のデータが増補
されています。
侵略神社の戦前の画像に関しては今後とも、これ以上充実したデータ公開は無理ではないかと思います。
http://www.himoji.jp/himoji/database/db04/
腰の痛みがとれない。
6月から7月にかけてやるべきことが多いのだが、準備が進んでいないので、その焦りが疲れに出ているのだろう。
今度の日曜日にある俳句の勉強会にて、林田紀音夫の作品に関する発表を引き受けたので、いま必死になってまとめている。句集の二冊分を精査に読み込まなくてはならない。日数を考えると、馬力をかけないとまずい。これこそ直近の腰痛の原因だろう。
さらに痛みの因がある。その人は、私にとって、癒しになってほしいと願っているのだが、なかなかうまくいかない。知的な職業につき、教養あふれる身のこなしをする人なのだが、ケの姿は、表層とは、まるで違う。よく言えば天真爛漫であり、ごく普通に言えば、思ったことを知のフィルターにあまりかけることなしに発言する人である。ころころと自分の言いたいこと、思いついたことを変えて、私にぶつけていく。疲れがたまっているときは、その気まぐれさが、腰痛を悪化させるのである。
6月から7月にかけてやるべきことが多いのだが、準備が進んでいないので、その焦りが疲れに出ているのだろう。
今度の日曜日にある俳句の勉強会にて、林田紀音夫の作品に関する発表を引き受けたので、いま必死になってまとめている。句集の二冊分を精査に読み込まなくてはならない。日数を考えると、馬力をかけないとまずい。これこそ直近の腰痛の原因だろう。
さらに痛みの因がある。その人は、私にとって、癒しになってほしいと願っているのだが、なかなかうまくいかない。知的な職業につき、教養あふれる身のこなしをする人なのだが、ケの姿は、表層とは、まるで違う。よく言えば天真爛漫であり、ごく普通に言えば、思ったことを知のフィルターにあまりかけることなしに発言する人である。ころころと自分の言いたいこと、思いついたことを変えて、私にぶつけていく。疲れがたまっているときは、その気まぐれさが、腰痛を悪化させるのである。
ほぼ毎月開催している『Melange』読書会・合評会に間に合うように、「月刊めらんじゅ」誌を作成しています。
今年からは、詩作品以外に、四本の評論や書評、エッセィの連載が掲載されるようになりました。主な出席者への宿題と言えばいいのでしょうか。私も「神戸詞(うた)あしび」という名のエッセィを書いています。この「神戸まろうど通信」ではめったに紹介しませんが、今回は最新のエッセィを掲載するとにします。
----------神戸詞あしび--No.32---2009.05----------------
本づくりが一段落したので、映画を観た。「いのちの戦場 アルジェリア1959 L'ennemi intime」(フローラン=エミリオ・シリ監督)。
第二次世界大戦が終了した後、フランスのかつて植民地であったベトナムが、旧宗主国に対して独立戦争(インドシナ戦争)を展開していた。再びベトナムに君臨しようと企図していたフランスだったが、ディエンビエンフーの戦い(一九五四年)の敗北によって撤退を余儀なくされる。こうした国際情勢に深く影響されたのが、アルジェリアであった。独立戦争が一九五四年から六二年にかけて行われるが、フランスは、アルジェリアを植民地ではなく、あくまで自国内であるとみなしていた。フランスからやってきた植民者が、社会や経済などに根深く入り込み、利権を張り巡らせ、支配層として定着していたからである。
映画は、一九五七年に、フランス軍の最前線基地に赴任してきた中尉を主人公としている。山深いオーレス・カビリアといった山岳地域は、FLN(アルジェリア民族解放戦線)の活動拠点であり、フランス軍と激しい戦闘を繰り返していた。理想主義者の中尉は最初、この戦争にはアルジェリア側に正当性を認めていたが、最前線のリアルな殺戮現場、仏軍による凄惨な拷問、仏軍・FLN双方による民間人の集団虐殺などを経験することで、人格が毀れていくのである。この映画が誕生したのは、中尉役で主演を演じたブノワ・マジメルの、「アメリカがベトナムを描いたように、フランスもアルジェリアを描かねばならない」といった意思が先行していたことも注目したい。
こうした戦争という事態は新しい思想の生起と大きく連関している。せっかくアルジェリアについての映画を観たので、『フランツ・ファノン』(海老坂武著、みすず書房、二〇〇六)を繙いてみた。ファノンはカリブ海にあるフランス海外県・マルテニック諸島の出身である。ここは白人、黒人、インド人、中国人の混血が進んでいるために、言語とともにそのクレオール性が特徴である。しかし、マルテニックの人たちは、自分たちはフランス人であると信じて、父の血を受けて肌の黒いファノンですら、ネグリチュード(黒人性)であることを拒絶していたほどであった。
そのファノンが、変容するのは、第二次世界大戦に仏軍(ビシー政権に反対する自由フランス軍)に志願兵として参戦して、フランス社会における差別の実態を体験したことからである。戦後、精神科医となったファノンは、アルジェリアに赴任して、植民地における抑圧された人たち特有の精神疾患を見いだすのである。こうした<アルジェリアという病い>は、武力によって、克服すべきであるとみなし、ファノンもまたFLNに身を投じるのである。
ファノンがわれわれに提示したもののひとつに、独立を選択せずに、フランスの海外県(実態は植民地)を選択して、「同化」の道をすすんだマルテニックの、自己定律していくことの困難さがある。「同化」の時期がながく、むしろ「同化」を積極的に迎え入れ、住民も「同化」しているとの意識さえ希薄になっている地域のありようは、ひとつマルテニックだけに終わらないだろう。
今年からは、詩作品以外に、四本の評論や書評、エッセィの連載が掲載されるようになりました。主な出席者への宿題と言えばいいのでしょうか。私も「神戸詞(うた)あしび」という名のエッセィを書いています。この「神戸まろうど通信」ではめったに紹介しませんが、今回は最新のエッセィを掲載するとにします。
----------神戸詞あしび--No.32---2009.05----------------
本づくりが一段落したので、映画を観た。「いのちの戦場 アルジェリア1959 L'ennemi intime」(フローラン=エミリオ・シリ監督)。
第二次世界大戦が終了した後、フランスのかつて植民地であったベトナムが、旧宗主国に対して独立戦争(インドシナ戦争)を展開していた。再びベトナムに君臨しようと企図していたフランスだったが、ディエンビエンフーの戦い(一九五四年)の敗北によって撤退を余儀なくされる。こうした国際情勢に深く影響されたのが、アルジェリアであった。独立戦争が一九五四年から六二年にかけて行われるが、フランスは、アルジェリアを植民地ではなく、あくまで自国内であるとみなしていた。フランスからやってきた植民者が、社会や経済などに根深く入り込み、利権を張り巡らせ、支配層として定着していたからである。
映画は、一九五七年に、フランス軍の最前線基地に赴任してきた中尉を主人公としている。山深いオーレス・カビリアといった山岳地域は、FLN(アルジェリア民族解放戦線)の活動拠点であり、フランス軍と激しい戦闘を繰り返していた。理想主義者の中尉は最初、この戦争にはアルジェリア側に正当性を認めていたが、最前線のリアルな殺戮現場、仏軍による凄惨な拷問、仏軍・FLN双方による民間人の集団虐殺などを経験することで、人格が毀れていくのである。この映画が誕生したのは、中尉役で主演を演じたブノワ・マジメルの、「アメリカがベトナムを描いたように、フランスもアルジェリアを描かねばならない」といった意思が先行していたことも注目したい。
こうした戦争という事態は新しい思想の生起と大きく連関している。せっかくアルジェリアについての映画を観たので、『フランツ・ファノン』(海老坂武著、みすず書房、二〇〇六)を繙いてみた。ファノンはカリブ海にあるフランス海外県・マルテニック諸島の出身である。ここは白人、黒人、インド人、中国人の混血が進んでいるために、言語とともにそのクレオール性が特徴である。しかし、マルテニックの人たちは、自分たちはフランス人であると信じて、父の血を受けて肌の黒いファノンですら、ネグリチュード(黒人性)であることを拒絶していたほどであった。
そのファノンが、変容するのは、第二次世界大戦に仏軍(ビシー政権に反対する自由フランス軍)に志願兵として参戦して、フランス社会における差別の実態を体験したことからである。戦後、精神科医となったファノンは、アルジェリアに赴任して、植民地における抑圧された人たち特有の精神疾患を見いだすのである。こうした<アルジェリアという病い>は、武力によって、克服すべきであるとみなし、ファノンもまたFLNに身を投じるのである。
ファノンがわれわれに提示したもののひとつに、独立を選択せずに、フランスの海外県(実態は植民地)を選択して、「同化」の道をすすんだマルテニックの、自己定律していくことの困難さがある。「同化」の時期がながく、むしろ「同化」を積極的に迎え入れ、住民も「同化」しているとの意識さえ希薄になっている地域のありようは、ひとつマルテニックだけに終わらないだろう。
俳句の勉強会のお知らせです。
このたびは私も発表者の一人です。いまその全句集を読み込んでいます。
この紹介文は、堀本吟さんの文章です。
(勉強会は参加自由です。興味のある方は参加してください)
------------------------------------------------------
☆ 林田紀音夫読書会
日時 平成21年5月31日 (日) 午後 1時より5時まで
場所 大阪市立中央青年センター7号室 ((JR森ノ宮駅より6分)検索して下さい。すぐわかります)
今回のレポートは、
野口 裕さん 句集未収録作品より紀音夫の「海程」掲載句について。
大橋愛由等さん 既刊句集『風蝕』『幻燈』の読みを新たに展開。
*野口さんは、膨大な句集未収録句を、しこしこと読み込んでいます。みなさんはどうです か? 林田紀音夫全句集を持っている人は、すこしでも読んでみて下さい。
*大橋さんが名乗りを上げ、既刊句集を自分の視点で読み解くそうです。
「野口さんとはまた、ぜんぜんちがいますよ」とは大橋さんの弁。こういう積極性を歓迎します。たのしみですね。別の角度、別の資料で読まれた方は、参加して意見をいって下さい。
メインテキスト 林田紀音夫全句集(俳句研究社) 他、既刊句集など。
読書会の進め方は、参加者の意識によってそれに応じた方法ができてきます。現在は、名乗りを上げた人が読みたい本を自分で構成して発表、皆さんがそれを聴き、質疑応答の中で学んでいます。別の意見があればその人が発表を行います。このやり方、少々ダブってもしだいに句になじんでくるのでそれなりに厚みができます。また、レポーターの都合もあり、開催時期の感覚を3-4ヶ月とながく置いています。また、他の本は今のところ読んでいません。これはこれで良いやり方ではないかと思います。(野口さんのレポートはそれだけで、研究ノートになるぐらい緻密な実証的なものです。いかにも紀音夫の読者らしい日常感覚から始まっています)。大橋さんのレポートは、先に安井浩司の一句鑑賞集。大本義幸の一句鑑賞集、など彼らしい独特のスタイルがあり、きっと今回もそうでしょう。
この読書会はこのように、熱烈ファンを中心に大著を細くながく、(野口さんの意志としては)背景をあまり考えずに句を中心に続けています。未発表句と、既刊句集に本質的に違いがあるとは思いませんが、味わい深い佳句がたくさん発見されます。また、晩年の句のあり方を知る良い機会です。ここで、もう一度既刊句集を読みたい、と言う意見が出ると言うことは、今まである評価以上の広がりが読みとれると言うことでしょうか。この機会に是非、林田紀音夫の作家像作品像を深化して下さい。
このたびは私も発表者の一人です。いまその全句集を読み込んでいます。
この紹介文は、堀本吟さんの文章です。
(勉強会は参加自由です。興味のある方は参加してください)
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☆ 林田紀音夫読書会
日時 平成21年5月31日 (日) 午後 1時より5時まで
場所 大阪市立中央青年センター7号室 ((JR森ノ宮駅より6分)検索して下さい。すぐわかります)
今回のレポートは、
野口 裕さん 句集未収録作品より紀音夫の「海程」掲載句について。
大橋愛由等さん 既刊句集『風蝕』『幻燈』の読みを新たに展開。
*野口さんは、膨大な句集未収録句を、しこしこと読み込んでいます。みなさんはどうです か? 林田紀音夫全句集を持っている人は、すこしでも読んでみて下さい。
*大橋さんが名乗りを上げ、既刊句集を自分の視点で読み解くそうです。
「野口さんとはまた、ぜんぜんちがいますよ」とは大橋さんの弁。こういう積極性を歓迎します。たのしみですね。別の角度、別の資料で読まれた方は、参加して意見をいって下さい。
メインテキスト 林田紀音夫全句集(俳句研究社) 他、既刊句集など。
読書会の進め方は、参加者の意識によってそれに応じた方法ができてきます。現在は、名乗りを上げた人が読みたい本を自分で構成して発表、皆さんがそれを聴き、質疑応答の中で学んでいます。別の意見があればその人が発表を行います。このやり方、少々ダブってもしだいに句になじんでくるのでそれなりに厚みができます。また、レポーターの都合もあり、開催時期の感覚を3-4ヶ月とながく置いています。また、他の本は今のところ読んでいません。これはこれで良いやり方ではないかと思います。(野口さんのレポートはそれだけで、研究ノートになるぐらい緻密な実証的なものです。いかにも紀音夫の読者らしい日常感覚から始まっています)。大橋さんのレポートは、先に安井浩司の一句鑑賞集。大本義幸の一句鑑賞集、など彼らしい独特のスタイルがあり、きっと今回もそうでしょう。
この読書会はこのように、熱烈ファンを中心に大著を細くながく、(野口さんの意志としては)背景をあまり考えずに句を中心に続けています。未発表句と、既刊句集に本質的に違いがあるとは思いませんが、味わい深い佳句がたくさん発見されます。また、晩年の句のあり方を知る良い機会です。ここで、もう一度既刊句集を読みたい、と言う意見が出ると言うことは、今まである評価以上の広がりが読みとれると言うことでしょうか。この機会に是非、林田紀音夫の作家像作品像を深化して下さい。
FMわぃわぃの放送を終えて、昼食をとる予定が、いつもより事務所にひとが多くて、空気が違うのでいずらくなり、ひとり外に出てしまった。
7月の「第2回徳之島一切節大会」の打ち合わせをするために、琉球ワールドに寄る。
K氏と打ち合わせをしていると、隣りの食堂でゆったりしようということになり、私はキープしていた黒糖焼酎、K氏は泡盛を飲みだす。やがて二人ともボトルが尽きると、店主が撰んだ泡盛の栓をあらたに開けることにした。この酒がおいしく、語りも滑らかになり、とうとう深酒してしまった。
夕方に店をでると、そうとうに酔っていて、連絡をつけるべき人がいたが、携帯のバッテリーが切れていることが分かって、急いでコンビニに走る。そうこうして連絡をとったのだが、その人にとうとう呆れられてしまい、逢えなかった。今日は呑まないでおこうと思っていたのだが、思いのほか深酒をしてしまい、その人に対して申し訳ないやら、自分に情けないやらで、反省しきりである。
7月の「第2回徳之島一切節大会」の打ち合わせをするために、琉球ワールドに寄る。
K氏と打ち合わせをしていると、隣りの食堂でゆったりしようということになり、私はキープしていた黒糖焼酎、K氏は泡盛を飲みだす。やがて二人ともボトルが尽きると、店主が撰んだ泡盛の栓をあらたに開けることにした。この酒がおいしく、語りも滑らかになり、とうとう深酒してしまった。
夕方に店をでると、そうとうに酔っていて、連絡をつけるべき人がいたが、携帯のバッテリーが切れていることが分かって、急いでコンビニに走る。そうこうして連絡をとったのだが、その人にとうとう呆れられてしまい、逢えなかった。今日は呑まないでおこうと思っていたのだが、思いのほか深酒をしてしまい、その人に対して申し訳ないやら、自分に情けないやらで、反省しきりである。
来年で70年を迎える「神戸詩人事件」について、勉強会があったので、出席した。
初めて行く場所なので分かりずらく、30分ほど遅刻していった。
発表者の戸崎曾太郎氏は、特高月報などの資料を駆使して、丁寧に事件の背景とその意味を説明してくれた。
わたしも来年に、姫路の人たちとともに、この事件についてシンポジウムを考えているので、大いに参考になったのである。
たかとう匡子さんが資料を持っており、それ以前に君本昌久氏が調べ上げ、小説にもしているので、そうした先達たちの努力をもとに、次の世代に継承していくためにも、私の世代が資料のありかと、現在における意味を探ってゆく試みを果たして生きたいと思っている。
初めて行く場所なので分かりずらく、30分ほど遅刻していった。
発表者の戸崎曾太郎氏は、特高月報などの資料を駆使して、丁寧に事件の背景とその意味を説明してくれた。
わたしも来年に、姫路の人たちとともに、この事件についてシンポジウムを考えているので、大いに参考になったのである。
たかとう匡子さんが資料を持っており、それ以前に君本昌久氏が調べ上げ、小説にもしているので、そうした先達たちの努力をもとに、次の世代に継承していくためにも、私の世代が資料のありかと、現在における意味を探ってゆく試みを果たして生きたいと思っている。
海老坂武著『フランツ・ファノン』(みすず書房、2006)を読了。
カリブ海にあるフランスの海外県マルティニック諸島生まれの精神科医で思想家のファノンが、フランスから独立を求めるアルジェリアに身を投じる経緯や理由がもう少し思想的に掘り下げて欲しいとの思いを抱きつつ読み終えた。
この本は、少し前に見たフランス映画「いのちの戦場」を見て、アルジェリアといえば、ファノンをもういちどおさらいしておこうと思い立って読み始めたのである。
ファノンを研究している人は多いが、思想として受肉した人のひとりに、沖縄の高良勉をあげなければならないだろう。彼こそがファノンの言う「民族意識」を、止揚して「琉球民族意識」を提唱した経緯があるのである。
カリブ海にあるフランスの海外県マルティニック諸島生まれの精神科医で思想家のファノンが、フランスから独立を求めるアルジェリアに身を投じる経緯や理由がもう少し思想的に掘り下げて欲しいとの思いを抱きつつ読み終えた。
この本は、少し前に見たフランス映画「いのちの戦場」を見て、アルジェリアといえば、ファノンをもういちどおさらいしておこうと思い立って読み始めたのである。
ファノンを研究している人は多いが、思想として受肉した人のひとりに、沖縄の高良勉をあげなければならないだろう。彼こそがファノンの言う「民族意識」を、止揚して「琉球民族意識」を提唱した経緯があるのである。
6月27日(土)に、神戸文学館で、「スペイン文学と神戸」というシンポジウムをするのですが、準備が進んでいません。ちょっと焦っています。でもその案内だけしておきましょう。
-------------------------
<スペイン文学と神戸>シンポジウム
☆
神戸日西協会 創立30周年記念事業
☆
◆(開催趣旨)神戸とスペインは海を介してつながっているのです。去年は、スペインのカタラン自治州バルセロナ市と神戸市が姉妹都市提携を結んで15周年を迎えました。神戸市立海洋博物館の屋外には、コロンブスがアメリカ大陸に向かったサンタマリア号の復元船が設置されていて、スペインの歴史を間近に感じることができます。今年は神戸とスペインの友好をはかる目的で結成された<神戸日西協会>が設立されてちょうど30年となります。
また、神戸市立外国語大学の中にイスパニア学科が置かれ、優秀な卒業生を輩出しています。そして意外と知られていませんが、神戸市内には、多くの<スペイン文学者>が住んでいるのです。こうした神戸におけるスペインとの浅からぬ縁を、神戸文学館という文学を愛する場でも、神戸市民のみなさんとともに共感してもらい、神戸においてこれからスペイン文学の魅力をもっと知ってってもらおうとの目的で開催することにしました。
◆日時 2009年6月27日〈土〉午後2時~4時
◆場所 神戸市立 神戸文学館(神戸市灘区・王子動物園西隣)
◆シンポジウム参加予定者
<パネラー>
・吉富志津代氏(NPO法人・多言語センターFACIL代表)
・安藤哲行氏(摂南大学教授)
・鼓直氏(元神戸市立外大勤務、法政大学名誉教授)
・富 哲世(詩人)
<司会>
・大橋愛由等(神戸日西協会副会長)
☆会場では、スペインの国民的詩人であるガルシア・ロルカの詩(日本語)を、パネラーであり詩人の富哲世氏に朗読してもらいます。また、ロルカの詩はフラメンコでも歌い継がれているので、カンテ(歌/エリさん)とギターラ(ユウイチさん・神戸市北区)に、何曲か歌ってもらう予定にしています。
☆参加費(資料代)200円 誰でも参加できます。
企画担当者/大橋愛由等(神戸日西協会副会長)
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<スペイン文学と神戸>シンポジウム
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神戸日西協会 創立30周年記念事業
☆
◆(開催趣旨)神戸とスペインは海を介してつながっているのです。去年は、スペインのカタラン自治州バルセロナ市と神戸市が姉妹都市提携を結んで15周年を迎えました。神戸市立海洋博物館の屋外には、コロンブスがアメリカ大陸に向かったサンタマリア号の復元船が設置されていて、スペインの歴史を間近に感じることができます。今年は神戸とスペインの友好をはかる目的で結成された<神戸日西協会>が設立されてちょうど30年となります。
また、神戸市立外国語大学の中にイスパニア学科が置かれ、優秀な卒業生を輩出しています。そして意外と知られていませんが、神戸市内には、多くの<スペイン文学者>が住んでいるのです。こうした神戸におけるスペインとの浅からぬ縁を、神戸文学館という文学を愛する場でも、神戸市民のみなさんとともに共感してもらい、神戸においてこれからスペイン文学の魅力をもっと知ってってもらおうとの目的で開催することにしました。
◆日時 2009年6月27日〈土〉午後2時~4時
◆場所 神戸市立 神戸文学館(神戸市灘区・王子動物園西隣)
◆シンポジウム参加予定者
<パネラー>
・吉富志津代氏(NPO法人・多言語センターFACIL代表)
・安藤哲行氏(摂南大学教授)
・鼓直氏(元神戸市立外大勤務、法政大学名誉教授)
・富 哲世(詩人)
<司会>
・大橋愛由等(神戸日西協会副会長)
☆会場では、スペインの国民的詩人であるガルシア・ロルカの詩(日本語)を、パネラーであり詩人の富哲世氏に朗読してもらいます。また、ロルカの詩はフラメンコでも歌い継がれているので、カンテ(歌/エリさん)とギターラ(ユウイチさん・神戸市北区)に、何曲か歌ってもらう予定にしています。
☆参加費(資料代)200円 誰でも参加できます。
企画担当者/大橋愛由等(神戸日西協会副会長)
なぜか今日もドキュメンタリー映画を見たくなって、十三の第七芸術劇場で「沈黙を破る」(土井敏邦監督)を見る。
130分にも及ぶ長編だが飽きることなく最後まで集中して観ることができた。
パレスチナの民衆が、インティファーダから武装闘争へとエスカレートするなか、イスラエルはやがてアラブ諸国の正規兵やパレスチナ武装兵から一般民衆に銃口を向けるようになる。一方でイスラエルが攻撃を加えパレスチナ側に犠牲が出ると、報復に打って出る時間が短縮されるようになる。
軍役に就くイスラエル兵は18~20歳が多く、数ヵ月前までニンテンドーのゲーム機をさわっていた青年たちが、本物の兵器をさわるようになり、ゲーム感覚でパレスチナ人を狙撃する。標的になるパレスチナ人は血の通ったヒトではなくモノである。やがてイスラエル兵は任務遂行のために思考しなくなり、自分に与えられた権力をパレスチナ人に行使することに快感を覚えるようになる。若いイスラエル女性の「国境警備兵」が街頭でパレスチナ人を無作為に呼び止め身分証明書を提示させたり、兵士が検問所で一人ずつチェックする様は、わたしがかつて観たナチスドイツのユダヤ人に対しておこなった行為と同じに見えた。
130分にも及ぶ長編だが飽きることなく最後まで集中して観ることができた。
パレスチナの民衆が、インティファーダから武装闘争へとエスカレートするなか、イスラエルはやがてアラブ諸国の正規兵やパレスチナ武装兵から一般民衆に銃口を向けるようになる。一方でイスラエルが攻撃を加えパレスチナ側に犠牲が出ると、報復に打って出る時間が短縮されるようになる。
軍役に就くイスラエル兵は18~20歳が多く、数ヵ月前までニンテンドーのゲーム機をさわっていた青年たちが、本物の兵器をさわるようになり、ゲーム感覚でパレスチナ人を狙撃する。標的になるパレスチナ人は血の通ったヒトではなくモノである。やがてイスラエル兵は任務遂行のために思考しなくなり、自分に与えられた権力をパレスチナ人に行使することに快感を覚えるようになる。若いイスラエル女性の「国境警備兵」が街頭でパレスチナ人を無作為に呼び止め身分証明書を提示させたり、兵士が検問所で一人ずつチェックする様は、わたしがかつて観たナチスドイツのユダヤ人に対しておこなった行為と同じに見えた。
これといった予定が入っていなかったので、懸案だったMacのノートパソコンを修理しようと、Macintoshの電話オペレーターにつないで指示通りに処方したのだが、結局修理できず、引き取って再修理してもらうことになった。電話機を握り続けること一時間以上、オペレーターも懇切丁寧に対応してくれたが、ダメだった。「修理続きならWINにしたら」と友人は悪魔の誘いをかけてくるのだが、アップル社はいま大儲けしているので、ユーザーへのフォローも充足しているのかもしれないかと思うと、心中は複雑である。
来年迎える「まろうど社創業20周年」にむけてなにをしようか考えている。
記念誌発行でもいいが、刊行号数限定の評論誌発行も良いかなあ、と思っている。
いやいや費用のかからないWEBマガジン(PDF版)でにしようかしら、とも。
記念誌発行でもいいが、刊行号数限定の評論誌発行も良いかなあ、と思っている。
いやいや費用のかからないWEBマガジン(PDF版)でにしようかしら、とも。
四年ぶりに歯医者に行く。
小型カメラがあり、口内の様子が映し出され、自分でもモニターで確認することが出来る。
歯の様子が可視化されているので、医師の言うことに納得してしまう。
かかりつけの医者であるその人は、わたしの母も看てもらっていた。
その医者の父も歯医者で、どちらも二代続けての関係となる。
阪神大震災で三宮のテナントが全壊して、東灘の拙宅近くに引っ越して来た。
その意味でも永い付き合いである。
歯の痛みが小康状態だったこの四年間をいま心の中で振り返っている。
小型カメラがあり、口内の様子が映し出され、自分でもモニターで確認することが出来る。
歯の様子が可視化されているので、医師の言うことに納得してしまう。
かかりつけの医者であるその人は、わたしの母も看てもらっていた。
その医者の父も歯医者で、どちらも二代続けての関係となる。
阪神大震災で三宮のテナントが全壊して、東灘の拙宅近くに引っ越して来た。
その意味でも永い付き合いである。
歯の痛みが小康状態だったこの四年間をいま心の中で振り返っている。
昨日お知らせしました<治安維持法犠牲者国賠要求同盟神戸中央支部=支部 5月例会の催し=昭和10年の治安維持法による弾圧「神戸詩人クラブと姫高映画鑑賞会」>についてですが、「映画鑑賞会」と紹介しましたが、特高資料による事件の報告ということのようです。映画製作の「うわさ」もあるようですが、今回は違うようです。お詫びして訂正します。でも面白そうなので、参加してみようと思っています。
さて、薫風さわやかな五月となりました。
私の周辺で、二人の女性が髪の毛をリニューアルしています。もともと髪の毛の多く
ない私は髪型を替える余裕なぞなく羨ましい限りです。
今回のお知らせはインデックス付きです。5項目あります。
----INDEX------------------------------------------------------
◆1.--寺岡良信氏の第二詩集『焚刑』(まろうど社)出版記念会
◆2.--第42回『Melange』合評会のお知らせ
◆3.--小池正博著『蕩尽の文芸--川柳と連句』(まろうど社)が上梓されました。
◆4.--「月刊めらんじゅ42号」に掲載する『焚刑』書評について。
◆5.--「神戸詩人事件」についての映画鑑賞会
----------------------------------------------------------------
◆1.--寺岡良信氏の第二詩集『焚刑』(まろうど社)出版記念会
☆詩誌『Melange』編集人である寺岡良信氏の第二詩集『焚刑』(A5判変型上製本
本文80頁 本体2000円)が、まろうど社から上梓されました。第一詩集『ヴカリーズ』
よりもさらにきわまった寺岡ワールドの展開が極楽です。ぜひ、みなさん、詩集刊行の
言祝ぎの場に参集してください。
☆日時/5月24日(日)午後6時から(開場は午後5時30分から)
会場/神戸・三宮のスペイン料理カルメン--阪急三宮駅西口から徒歩一分
(078-331-2228)
会費/食事・ワインつきで5000円(ワインはたんまりあります)
◆2.--第42回『Melange』合評会のお知らせ
☆今回は、出版記念会をするために、読書会はお休みです。合評会の開催日は、24日
(日)です。詩の合評会に提出する詩作品の締め切りは、5月21日(木)です。
詩稿はこのメールに送信してください。ただし開始時間が午後2時ですので、ご注意く
ださい。当日配布する「月刊めらんじゅ」には、合評会用に寄せられた詩作品ととも
に、詩集『焚刑』の書評も何本か掲載されます。
-----------------------------------------------------------------
◇◇◇5月24日(日)第42回『Melange』合評会
時間/午後2時00分~5時30分
-----------------------------------------------------------------
詩稿締切は、5月21日(木)です。厳守をお願いいたします。
送稿していただいた詩稿は、23日(土)にみなさんにメール送信いたします。事前に
お読みになってください。
◆3.--小池正博著『蕩尽の文芸--川柳と連句』(まろうど社)が上梓されました。
☆まろうど社からのお知らせです。同書の刊行は、おそらく川柳、連句関係の批評世
界では、大きなメルクマールとなるであろうと思われれるレベルの高い内容です。
帯文はこのように謳っています。「関係性の文学〈連句〉・ 独立詩型の〈川柳〉
二つの焦点を持つ楕円を俯瞰することで本書はあらたな批評空間を切り拓いた」。ま
た帯裏文では「あとがき」より「他者の言葉に自分の言葉を付ける共同制作である連
句と、一句独立の川柳の実作の あいだに矛盾を感じることもあったが、いまは矛盾
が大きいほどおもしろいと思っている。連句と川柳----焦点が二つあることによって
大きな楕円を描きたいのだ。」を引用しています。
☆小池正博著『蕩尽の文芸--川柳と連句』(四六判上製本 本文346頁 本体2500円)
◆4.--「月刊めらんじゅ42号」に掲載する『焚刑』書評について。
☆「月刊めらんじゅ」に掲載する『焚刑』書評文は、富哲世氏、大西隆志氏、高谷和
幸氏、野口裕氏と私の五人が執筆します。(野口氏の原稿は入稿済みです)。この書
評文も締め切りは21日(木)です。よろしくお願いします。
◆5.--「神戸詩人事件」についての映画鑑賞会
☆昨日、たかとう匡子さんから電話が入って、「神戸詩人事件」に関する映画鑑賞会
があることを教えてもらい、永井ますみさんが発信しているメール文で確認すること
ができました。来年でちょうど70年を迎える「神戸詩人事件」は、神戸や姫路で詩を
つくる人間にとって、歴史的事件だったと簡単に片づけることのできない事案です。
姫路にはまだ事件にかかわった方が生存されていると聞き及んでいます。わたしもこ
の事件に強い関心を寄せている者の一人です。
<治安維持法犠牲者国賠要求同盟神戸中央支部=支部 5月例会の催し=>
昭和10年の治安維持法による弾圧「神戸詩人クラブと姫高映画鑑賞会」
<参加無料>
* と き :5月23日(土) 午後2時~
* ところ :兵庫文化クラブ(元町6丁目・山本ビル3F)
* 連絡先 :078-251-6363(戸崎)
私の周辺で、二人の女性が髪の毛をリニューアルしています。もともと髪の毛の多く
ない私は髪型を替える余裕なぞなく羨ましい限りです。
今回のお知らせはインデックス付きです。5項目あります。
----INDEX------------------------------------------------------
◆1.--寺岡良信氏の第二詩集『焚刑』(まろうど社)出版記念会
◆2.--第42回『Melange』合評会のお知らせ
◆3.--小池正博著『蕩尽の文芸--川柳と連句』(まろうど社)が上梓されました。
◆4.--「月刊めらんじゅ42号」に掲載する『焚刑』書評について。
◆5.--「神戸詩人事件」についての映画鑑賞会
----------------------------------------------------------------
◆1.--寺岡良信氏の第二詩集『焚刑』(まろうど社)出版記念会
☆詩誌『Melange』編集人である寺岡良信氏の第二詩集『焚刑』(A5判変型上製本
本文80頁 本体2000円)が、まろうど社から上梓されました。第一詩集『ヴカリーズ』
よりもさらにきわまった寺岡ワールドの展開が極楽です。ぜひ、みなさん、詩集刊行の
言祝ぎの場に参集してください。
☆日時/5月24日(日)午後6時から(開場は午後5時30分から)
会場/神戸・三宮のスペイン料理カルメン--阪急三宮駅西口から徒歩一分
(078-331-2228)
会費/食事・ワインつきで5000円(ワインはたんまりあります)
◆2.--第42回『Melange』合評会のお知らせ
☆今回は、出版記念会をするために、読書会はお休みです。合評会の開催日は、24日
(日)です。詩の合評会に提出する詩作品の締め切りは、5月21日(木)です。
詩稿はこのメールに送信してください。ただし開始時間が午後2時ですので、ご注意く
ださい。当日配布する「月刊めらんじゅ」には、合評会用に寄せられた詩作品ととも
に、詩集『焚刑』の書評も何本か掲載されます。
-----------------------------------------------------------------
◇◇◇5月24日(日)第42回『Melange』合評会
時間/午後2時00分~5時30分
-----------------------------------------------------------------
詩稿締切は、5月21日(木)です。厳守をお願いいたします。
送稿していただいた詩稿は、23日(土)にみなさんにメール送信いたします。事前に
お読みになってください。
◆3.--小池正博著『蕩尽の文芸--川柳と連句』(まろうど社)が上梓されました。
☆まろうど社からのお知らせです。同書の刊行は、おそらく川柳、連句関係の批評世
界では、大きなメルクマールとなるであろうと思われれるレベルの高い内容です。
帯文はこのように謳っています。「関係性の文学〈連句〉・ 独立詩型の〈川柳〉
二つの焦点を持つ楕円を俯瞰することで本書はあらたな批評空間を切り拓いた」。ま
た帯裏文では「あとがき」より「他者の言葉に自分の言葉を付ける共同制作である連
句と、一句独立の川柳の実作の あいだに矛盾を感じることもあったが、いまは矛盾
が大きいほどおもしろいと思っている。連句と川柳----焦点が二つあることによって
大きな楕円を描きたいのだ。」を引用しています。
☆小池正博著『蕩尽の文芸--川柳と連句』(四六判上製本 本文346頁 本体2500円)
◆4.--「月刊めらんじゅ42号」に掲載する『焚刑』書評について。
☆「月刊めらんじゅ」に掲載する『焚刑』書評文は、富哲世氏、大西隆志氏、高谷和
幸氏、野口裕氏と私の五人が執筆します。(野口氏の原稿は入稿済みです)。この書
評文も締め切りは21日(木)です。よろしくお願いします。
◆5.--「神戸詩人事件」についての映画鑑賞会
☆昨日、たかとう匡子さんから電話が入って、「神戸詩人事件」に関する映画鑑賞会
があることを教えてもらい、永井ますみさんが発信しているメール文で確認すること
ができました。来年でちょうど70年を迎える「神戸詩人事件」は、神戸や姫路で詩を
つくる人間にとって、歴史的事件だったと簡単に片づけることのできない事案です。
姫路にはまだ事件にかかわった方が生存されていると聞き及んでいます。わたしもこ
の事件に強い関心を寄せている者の一人です。
<治安維持法犠牲者国賠要求同盟神戸中央支部=支部 5月例会の催し=>
昭和10年の治安維持法による弾圧「神戸詩人クラブと姫高映画鑑賞会」
<参加無料>
* と き :5月23日(土) 午後2時~
* ところ :兵庫文化クラブ(元町6丁目・山本ビル3F)
* 連絡先 :078-251-6363(戸崎)