神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

年末特番03

2007年12月31日 18時15分25秒 | FMわぃわぃ
フラメンコはやはりいいですねえ。
ギターラの中西雄一氏と、カンテの井上恵理さんは三番目の登場です。
フラメンコの本番では、カンテが主導権を握っているらしく、自分が歌いたい唄でバイレたちがそれに合わせて踊るというものらしいのです。
みの中西氏のギターラは三年前からほぼ毎月聞いていますが、今年になって、音色の彩りが多色になってきました。音に潤いが増していったのです。なにか生活に変化があったのでしょうか。やはり芸事をする人というのは、日常の生き方そのものから、技術が磨かれていくのですね。
そして恵理さんは若手のカンテの中では伸び盛りです。もともといい声を持っているのです。つまりフラメンコ向きのヒターノたちの悲しさを十二分に表現できるのです。まだまだ伸びてゆく人なので、これからも楽しみです。

年末特番

2007年12月31日 18時13分30秒 | FMわぃわぃ
福本秀子さんのバッハ演奏です。
バッハの無伴奏バイオリンソナタの「パルティータ」の「サラバン」と「ジーグ」です。
この「サラバン」とは、もともとはスペインの舞踏曲だそうで、あとでギターラの中西雄一氏に聞くと、今は殆ど歌われなくなったが、今でもスペインにこの曲は残っているそうです。ヨーロッパで産まれた二つの音楽が細い線でつながっているのですね。嬉しくなってしまいました。

年末特番

2007年12月31日 18時01分55秒 | FMわぃわぃ
番組中に自作詩を朗読する詩人の今野和代さんです。

バックにはテナーサックス(山沢輝人さん)とウッドベース(中島直樹さん)の音が聞こえてきます。

いままで「ロルカ詩祭」で聞いてきた朗読と違った雰囲気で感激しました。

いつもこの年末特番には詩人か定型詩人をお招きしています。

年も極まっていき

2007年12月28日 10時52分11秒 | 出版
今年も散発的にしか書き込めなかったこの「神戸まろうど通信」。ハガキ通信以来だともう20年以上続いているので、これからも書き続けていくのですが、来年はもっと書き込みたいと思っているのです。マスコミでは「ネット(ブログ)評論家」といったジャンルで考えざるを得ない新しい無視できない書き手群が注目されているので、書き手としておちおちしていられないのです。

最後の授業

2007年12月15日 15時57分06秒 | 出版
今年最後の大阪編集教室の講義が終わりました。

今回のテーマは「コラムを書く」。

2時間しゃべりっぱなしでした。

私は早口なので生徒諸氏も苦労したと思いますが、早口ゆえにしゃべる量も多いはず。

2時間は大学の1コマより長い。私がしゃべらなければ、誰も助けてくれないので、ことばの空白はペケ。慣れているとはいえ、語り続けるのには、仕込みの量も多くなければならず大変です。

だいたいの時間の割り振りを考えるのですが、予定どおりいったり長くなったり。

なんとか無事に講義を終了。生徒諸氏に私のことばが届いてくれるといいのですが。

新しいマウス

2007年12月14日 09時28分15秒 | Weblog
新しいマウスを買いました。

年末の慌ただしい中、「星電社」に走って、USB用の少しこぶりなモノです。

いまだPCはマックOS9.2なので、対応商品が限られてくるのです。

ものもちのいい筈の私ですが、キーボードのコネクターがつぶれてしまい、手で押さえておかなければ作動しにいので、仕方なくUSB対応のものにしたのです。

まろうど社の忘年会

2007年12月11日 13時51分28秒 | 出版
今年も、この一年を生きた証拠として、大阪・谷町6丁目「すかんぽ」で、まろうど社の忘年会をしました。

参加したのは15名。詩人・俳人、研究者、表現者、ジャーナリスト、写真家、ライター、うたうたいなど多彩なメンバーです。

動画は母国語で挨拶する金里博氏。関西大学の朝鮮語講座を終えて参加してくれました。

読売・渡口氏が20年以上前の写真を持参。そこには里博氏、渡口氏、私が写っていて、みんな若い。大阪・阿倍野区昭和町の海風社事務所が懐かしく感じられます。

まろうど社07年忘年会

2007年12月06日 00時42分56秒 | 出版
すべての友人のみなさまへ


極月となりました。
一年の極まりです。
今年一年、みなさんにとって、どのような年だったでしょうか。

毎年、この「まろうど社忘年会」の案内を出す時には、一年が終わろうとしていることに感無量となってしまいます。

まろうど社恒例の行事である忘年会のお知らせです。

今年も、みなさんのお顔を拝見いたしたく、また一年に一度この場でお会いする方も含めて、存分に、この忘年会をご活用ください。

みなさんと年末のひとときを、熱く語り合うことを楽しみにしています。

どうぞみなさん、毎年来ていただいている方も、初めての方も、久しぶりの方も、語り合いましょう。

この「まろうど社忘年会」のルールはたったひとつ。わたしが先導役となって、ひとりずつ自己紹介していただくということです(時々、わたしが酔っぱらってしまい、司会を代わっていただくこともあります。恥ずかしいことですが)。

------------   〈まろうど社 07忘年会〉
■日時・12月10日(月)午後6時30分~(だいたい午後10時半ぐらいまで。何時に来てもいいですが、だいたい7時にこられる方が多いようです)
■場所・大阪市中央区谷町六丁目 空堀商店街東側「すかんぽ」06-6764-4643

地下鉄「谷町6丁目駅」を下車。交差点の南東出口(3番出口)から、谷町筋を南に3分ほど歩き、東西に伸びるにぎやかな「空堀商店街」を東(進行方向・左)に。少し歩くと北側(左手)に"すかんぽ(二階)"があります。
■費用・おおよそ3000円検討。みんなで割り勘にします。すかんぽ鍋と焼酎を用意しています。

------------            至・東梅田 (北)
           │
 谷│
 町│
 筋│谷町線/長堀  | 鶴見緑地線
  │地下鉄「谷町
  | 6丁目」
──●──────
  |長堀通     │〈3番出口〉 
  │
  │    ●
ー空堀商店街───
  │    ↑ 
  │ すかんぽ 
  │
  │
 至・天王寺 (南) 

------------   

今年のまろうど社ならびに、大橋愛由等の活動履歴を描いておきます。

◇1月/奄美ふゆ紀行/阪神震災一年後の1996年から続けている身体と生命の蘇生装置である奄美たびは、今回で連続12回目。沖永良部、徳之島、奄美大島を巡る。

◇6月/カルチュアルタイフーン in 名古屋に参加/第三回奄美パネルディスカッションを主催。3年前から続けている奄美に特化した知のかさなりを今年も挙行。パネラーに、弓削政己氏、酒井正子氏、前利潔氏来年の仙台会場も参加する予定(テーマの仮題は「まつけわぬ者たちの系譜」)。

◇7月/まろうど社の刊行物である井上治子著『海に抱かれたい』を刊行。

◇8月/去年出版した藤井定和著『甦る詩学』の沖縄出版記念会に参加。滞在した三日間はずっと雨にたたられる。そして沖縄の詩人達と熱い交歓を行った。

◇8月/毎月一回、神戸・長田の沖縄物産店「琉球ワールド」で行っている奄美しまうたライブに、大島から築地俊造さん(5日)をゲストに呼ぶ。ここでは毎週日曜日に沖縄に関する芸能の展開があるが、月に一回だけ奄美に関するだしものがあり、私がその企画進行をしている。12日には「関西与路会」のみなさんによる八月踊りを展開してもらった。これははじめて唄以外の芸能の展開であった。

◇10月/望月雅久著『句集 辺縁へ』(まろうど社)を出版。

◇10月/去年開館した「神戸文学館」において、文学イベントを企画して実施する。
「神戸から神戸ゆかりの女性作家を語る〈詩・短歌・俳句・川柳〉パネルディスカッション」。司会進行は私。パネラーにたかとう匡子さん(詩・取り上げた作家=多田智満子)、彦坂美喜子さん(短歌・同=川畑千枝)、堀本吟さん(俳句・同=伊丹公子、桂信子)、樋口由紀子さん(川柳・同=時実新子)。パネラーは全員女性でかため、私だけが男性という構成。

◇10月/第1回神戸ビエンナーレの協賛事業として、「第10.5回ロルカ詩祭」を、神戸市内で行う。これはビエンナーレと直接関係ないが、今年8月に城戸朱里氏を迎えて10回目を行ったものの、秋篇といったところ。

◇11月/神戸の甲南大学で行われた「第15回島尾文学研究会」に参加。「島尾敏雄と神戸」というシンポジウムにパネラーとして発言。戦後の島尾の神戸時代(1945~1952)における奄美シマ社会とのかかわりを語る。

◇11月/詩誌『Melange』の読書会に、詩人・岩成達也氏をゲストとして招く。この読書会は毎月行っているもので、第27回目となる(なにかと多忙な12月と、「ロルカ詩祭」のある8月をのぞいて開催する。詩の合評会もあわせてしている)

◇12月/FMわぃわぃCDライブラリーを、3本発売に全面参加。12年間続けている奄美の島唄と文化を紹介するラジオ番組(FMわぃわぃ「南の風」)の番組で収録した音源から制作するFMわぃわぃCDライブラリーを、この月一挙に三本リリースした。(発売するのは、「米川宗夫 徳之島のうたを歌う」「坂元武広 徳之島 口説集」「坂元武広 奄美ヒギャ唄を歌う」)。これで去年発売した「坂元武広 徳之島 山の島唄をうたう」を合わせて4本となる。また来年には、酒井正子さんの音源提供と口説解説付きの「徳之島 口説集」がリリースされる。


図書出版まろうど社 大橋愛由等  詩誌『Melange』同人  
FMわぃわぃ「南の風」奄美篇担当  



福田知子さんのドイツ留学日記01

2007年12月04日 21時56分11秒 | 出版
詩人で詩誌『Melange』発行人の福田知子さんがドイツから留学日記を送ってくれました。
転載することにしましょう。
福田さんは来月までドイツに滞在するとのことです。
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ドイツ留学日記  〈福田知子〉

◆2007年12月1日(土)曇

午後3時過ぎにフランクフルト空港に到着。飛行機の中では良く寝た。ともかく体力は維持しなければ。荷物検査が終わり、ゲートを出るとモニカが!!!なんてうれしいこと。お世話になるカタリーナにマリアンヌは連絡済みとのことを聞く。モニカがカタリーナにヴュルツブルグ駅に到着の電話をかけてくれるとのこと。心配が一気に吹き飛んで有難くて涙が出そうだった。

モニカとアップルジュースを飲んで、駅へ。切符を自動販売機で買うのを手伝ってもらって一人で一路ヴュルツブルグに向う。29kg.の重い荷物(関西空港で追加料金3万4千円!!!)とPC入りの重いリュック、おみやげ袋、ポシェットが私の荷物。列車の荷物置き場で悪戦苦闘していると男の人が助けてくれて無事にヴュルツブルグに到着。フランクフルト駅からICE(新幹線)で約1時間10分。

カタリーナが車で彼女のアパートに連れて行ってくれる。エレベーターの無い四階の部屋までふたりで荷物を運ぶ。ダンボールも何とか着いていたようだ。晩ごはんに彼女が野菜中心の食事を作ってくれた。ライスととりどりの野菜の炒め煮。一気に荷物を片づけて12時に就寝。何度も目が覚めたが良く眠れた(ような気がする)。

◆12月2日(日)曇ときどき雨

今日は9時に起床。8時ごろからようやく明かるんでくる。ドイツの冬の夜明けは遅い。

三日前まで24時間体制で博士論文を書いていたので、時間感覚(時差ぼけ)は問題ない。しかし、極度の緊張のため、少々疲れ気味。時差ぼけさえ、意識する余裕がないのかもしれない。窓を開けるとクリスマス・オーナメントを飾った家々の窓が見える。

昨日は暗くて分からなかったが、結構緑の多い閑静な住宅街だ。一階の共同のドアと玄関に鍵がある。階段は木製で急ではなく、小さいが踊場がありやさしい雰囲気で疲れない。カタリーナの部屋は全部で四部屋。私の部屋は彼女の16歳の娘さんが使っていた部屋でとてもキュート。あと、バスルームとトイレ、キッチン、ベランダがある。

午前中にマリアンヌが来訪。火曜日にDAADのお金を受け取って、ゲストハウスの賃料を支払うことなど書類一式を持参して説明してくれる。おかっぱ頭のかわいいおばさんという感じ。愛嬌のあるとても良い人のようだ。お菓子を持ってきてくれた。洋酒入りでおいしい!

昼ごろ、カタリーナの友人(父、息子、息子の嫁のさちこさん)が来る。夜のクリスマスマーケット(ヴュルツブルグ)に誘われる。5時ごろに街で会う予定。さて、行きますと返事したものの、うまく会えるかどうか心配。さきほど、カタリーナが待ち合わせ場所を教えてくれる。何とか大丈夫、と思う。昨晩と今朝は食事を作ってくれたが、あとは自分でやりなさいと。博士論文提出を二ヶ月後に抱えたカタリーナは忙しく、友好的な人だがちょっと厳しい。でもまあ、変にかまわれるよりは私には快適な居場所だ。ハーブティーを飲む。あったかくてうれしい。しかし、食事中も英語ばかりに集中しなくてはならないので疲れる。ここで二週間暮らす。りんごを齧り、ベランダでタバコを吹かしながら感慨にふける。ああ、ほんとうに私の留学がここから始まるのだ。まだ落ち着かないけれど・・・。目が覚めたらドイツだったというのは現実なのか、夢なのか。私にはわからない。しかし、ここでまったく新しい生活が始まったのだ。まあ、いいや。何とかなるだろう。ともかくあと二時間ほど出かけるまでに時間があるのが救い。ふう。この間、便秘も解消した。

4時にカタリーナがバス停(スーパーマーケット&ドラッグストア)の近くまで送ってくれた。街の中心部まで6番か16番のバスで6つか7つくらい。ユリアス通りで降りて、クリスマス・マーケットに。5時に待ち合わせのはずなのに来ない。Guntherさん、佐知子さん、Sakurakoさんと待ち合わせの予定なのにちょっと不安になる。20分くらい待ってようやく会えた。じっとしていると深々と冷えてくる。それでも今日は暖かいらしい。クリューワイン(シナモンなどが入ったクリスマス特性のワイン)をGuntherさんがご馳走してくれた。空腹で飲むと酔うということで、ソーセージ入りのパンを買って食べた。いっしょにディナーかと思って出かけたが、こちらの人はとっても質素だ。もう一人、Erikaさんも同行した。彼女は保険会社に勤めるOL。すこし、きつい感じの人。クリスマス・マーケットは図書館のある広場で、街の図書館はどんなところかまた来ようと思う。ワインを立ち飲みしていると雨と突風に会った。

傘を持ってきて正解。天候が変わりやすいとのことだが、それは京都も同じ。きっと典型的な内陸性気候なのだ。

帰ってみると誰もいなかった。鍵がなかなか開かなくて困った。ベランダでタバコを吸い、キッチンでハーブティ-を飲もうとお湯を沸かそうとしたが上手くいかない。

何度かやってできた。「何でもやるんだ~!」と思わず叫んでいた。このとき以来、これが私の中で合言葉になった。

8時20分、二人のカタリーナが帰って来た。彼女も医者らしい。女三人の暮らしが始まった。さてさて、どうなることやら???やっとカタリーナとの関係に少し慣れかけたら、また一人。ドイツに来て、モニカ、カタリーナ、マリアンヌ、グンタ、佐知子、海斗(グンタと佐知子の子ども)、リュトリガー(グンタの父)、エリカ、カタ
リーナ、(Sakurako)・・・・海斗と電話だけのSakurakoを入れて、この2日間に10人もの知り合いに会ったことになる。これはちょっとすごいことかもしれない。

夜になって、もう一人のゲストが訪れる。癌の研究者で男性。ドイツ語で弾丸のようにしゃべる。全く理解できない。しかし、11時頃まで話す。これで、11人になった。

眼が廻るようだ。さて、さて明日はいったいどんな日?!

◆12月3日(月)曇ときどき雨まれに晴れ

朝は少し晴れ間も見えたが相変わらずの曇天。10時ごろに起きると二人のカタリーナは出かけていた。コーヒーを沸かし、パン、チーズ、ハム、ヨーグルトの食事。パンがなかなか見つからず、キッチン中を探してようやくゲット!とてもお腹がすいていた。ハムもチーズもパンもとても美味しい。ここでの普通のハムが日本ではとりわけ高級なハムなのだ。思わず、ニタ~っとしている私。

タバコをベランダでふかすとひとりの時間もいいものだ。マンションの中庭の公園には誰も居ない。ベランダにはプランターの土が風に吹かれ、日本の冬と同じようにとても殺風景。どこの国の生活も変わらないのだろう。ただ、食材は日本のほうが豊かだ。

お茶を飲む。持ってきて正解。落ち着いた。教会の鐘が鳴っている。正午を告げる鐘の音。ドイツは四時ごろには日が暮れるので、明日から早起きしよう。明日は九時にマリアンヌとカタリーナ(三人目の!)が迎えに来てくれて、一緒に大学へ行くことになっている。

目下の懸案事項はインターネットにPCが接続できないこと。Sakurakoさんは私に連絡をくれるだろうか。昨日、彼女に電話したけれども・・・。何しろ、携帯からの電話は国際電話になるので高くついて仕方がない。Sakurakoさんはビュルツブルグ大学で勉強している女の子。もう、六年もここに滞在しているそうだ。Guntherさんの妹さんがビュルツブルグ大学で教育学の先生をしているらしく、Sakurakoさんはその弟子。

クッキングの仕事のことも気になるが仕方ない。もしかしたら、明日、三人目のカタリーナに聞いてみると、分かるかもしれない。まだ三日目なので、あわてない、あわてない。今日くらいは静かにこの部屋で過ごすのも悪くないかも知れない。

あ、晴れてきた!!!外に出てみようかな~と思ったら、また曇ってきた。ドイツの冬空の雲はしたたかだ。スーッと流れて太陽を覗かせ、またすぐに太陽を覆う。何だか今日はここでのんびりしていたい気分。ほっとして少し風邪気味なのか、背筋がぞくぞくする。くしゃみもでたりして。腰のカイロを背中に移す。やはり、今日はじっとしていよう。

ドイツ語でもやろうか。一番優しいテキストを持ってきたのに、何だかもうすっかり忘れているようでちょっとあせってくる。

午後5時。外はもう真っ暗だ。ふたりのカタリーナはいつ帰ってくるのだろうか。土曜の夜に着いたので、そういえば今日ははじめてのウィークデー。見当がつかない。

今日の夕食はドイツの伝統的なスープと聞いたが、果たしてそうなのか?しかし、フルーツやパンのある場所はわかったので飢えることはないだろう。

明日はいよいよヴュルツブルグ大学に。早起きして三人目のカタリーナを待とう。

ここまで書いて、所在なくぼーっとしていたら、カタリーナ1(と名づける)が帰ってきた。インターネットをモデムに直接繋いでみることになった。これで上手く行くはずだと。しかし実際はそう甘くはないものだ。繋がらない。ゼミの圭子ちゃんに聞いてきたアクセサリ→通信→新しい接続ウイザードを試したが不可能。明日、Sakurakoさん、またはカタリーナ3に頼もうと思ったができるだけやってみようと再挑戦。悪戦苦闘して何とか繋がったときには思わずカタリーナ1と万歳した。どうやったか。ローカルエリア接続の状態のアイコンを右クリックして、「プロパティー」を表示し、「インターネットプロトコル」をチェックし、「接続時に通知領域にインジケータを表示する」をチェックし、OKをクリック。すると、「次のIPアドレスを使う」「次のDNSサーバーのアドレスを使う」という頁が出た。この欄に記入しなければならない。それで、カタリーナ1に入力する番号を聞いたが要領を得ない。日本語なのでわからないらしいし、私も何をどう説明したらいいのか分からない。しかも、ここに入力したところで上手くいくかどうかも怪しいもの
だ。彼女はCDや契約時の用紙を私に渡すがどうしてよいやら・・・しかしここで諦めまいと再びじっと画面をみていると「IPアドレスを自動的に取得する」という項目に眼が留まった。やってみると大成功!!!!!こうしてやって稼動したわけだ。

 カタリーナ1はスポーツジムに行き、カタリーナ2が食事を作ってくれている。私はタバコを吸って、少し話して、こうして再びPCに向っている。まったく不思議な暮らしだ。

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