神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

第102回「Melange」読書会・合評会〈5月24日(日)〉

2015年05月20日 08時43分40秒 | 通信
風を意識する五月です。
爽快な季節であるがために身心の不具合を起こすひとがいます。
風が起こる元と風がむかう先を感知しながら歩行している毎日です。

わたし周辺で展開される文学イベントを紹介します。


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◆1.--第102回「Melange」読書会・合評会〈5月24日(日)〉
◆2.--カフェ・エクリ〈5月18日(月)〉
◆3.―「北の句会」のお知らせ〈5月24日(日)〉
◆4.--文学短報=A/兵庫県現代詩協会の今年度事業紹介 B/詩人・木澤豊さんの山荘を訪れる 
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◆1.--第102回「Melange」読書会・合評会〈5月24日(日)〉
 毎月の開催といのは、まるで過去を振り返ることなく、回数を重ねていきますね。102回目となる五月。そういえば、詩の世界では五月を詠った作品が多いですね(ついでにと言っては失礼ですが、この風薫る季節に聞きたくなるのは、井上陽水の「五月の別れ」という曲です。https://www.youtube.com/watch?v=oHzbYFaetdY)今回も、刺激的な内容となるでしょう。
 (この会、参加費などは不要です。参加していただいた方には、「月刊めらんじゅ」最新号をさしあげます)
   
  ☆/第一部・読書会(PM1:00-3:00)
「Melange」読書会の発表者は、中堂けいこさんです。
テーマは、「ハンナ・アーレントについて」。
以下、中堂さんからメッセージをいただいています。

――――中堂けいこさんからのメッセージ----------------------------------

昨年、月刊メランジュでエッセイを書かせてもらい、もう少し踏み込めないかと、読書会のテーマにおねがいしました。20世紀を代表する女性の一人と言われる政治哲学者であり、ドラマチックな出自と経歴、そして哲学を差しがねにして政治、経済、社会学、歴史学と広範囲に渉猟する業績をのこしました。今でも公共性の復権や解釈の多様性に読み返しが盛んに行われています。今回は焦点をしぼり、「誕生と複数性」について語り合えたら、と考えています。どこまでアーレントの思考にせまれるか。手のとどく範囲でしかありませんが。
ジュリア・クリステヴァ『ハンナ・アーレント』(作品社、2006)、森一郎『死と誕生』(東京大学出版会 、2008)をてがかりに。
手に入りやすいところでは仲正昌樹『今こそアーレントを読み直す』(講談社現代新書)、
アーレントの著書では『暗い時代の人々』(ちくま学芸文庫)は翻訳が良くよみやすいです。アーレントの叙述のねじれや込み入りがていねいにほぐされています。
 特に前もって読んでほしいということはありません。気楽にご参加くだされば幸いです。 

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  ☆/合評会(PM3:00-6:30)
午後3時から始めます。
作品の締め切りは、5月21日(木)です。合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ」に掲載します。同誌は次号で102号となります。(Wordの添付ファイルで送稿される方が多いのですが、Wordのバージョン違いによって文字化けが必ずといっていいほど起きます。詩稿の送信は、添付ファイルを付けてもいいのですが、その際には、メール本体に詩稿を貼り付けておいてください。これは必ずお願いします)


◆3.--カフェ・エクリ〈5月18日(月)〉

五月の「エクリ」は、たつの・ガレリア(JR姫新線「本竜野駅」下車、徒歩12分)。
☆場所/たつの市・ガレリア
☆時間/午後2時~
☆構成・第一部〈読書会〉◇発表者/現代美術家の原田哲郎氏
             テーマ/現代郷土作家展「生きるものたちへ」(姫路市立美術館)を観て
   ・第二部〈合評会〉自作詩のコピー12部~(龍野は増える可能性があります)を用意してください。

――――――――5月のエクリの案内--------------------------------
5月18日(月)たつの市ガレリア  エクリでの発表内容について

◇原田哲郎氏、挨拶

現代郷土作家展「生きるものたちへ」姫路市立美術館2014年11月15日~12月13日
この展覧会を観て考えたことをお話しします。

 この展覧会を観て、まず、思ったことは、郷土作家と呼ばれている、姫路地域でおなじみの
美術作家たちが大切にされ、作品が丁寧に紹介されているということです。以前は郷土作家に
一人一点ずつ出品依頼をして、団体展のような雰囲気の展示会場であったと記憶しています。
今回久しぶりに見た郷土作家展は出品作家を四人に絞り、一人一人の作品を密度高く紹介しよ
うとしていることが伺えます。さらに、驚くことにこの展覧会の図録がカラー印刷でしっかり
と製本され販売されていました。公立の美術館がこれだけ変われるものなんだと認識を新たに
しました。観覧料800円ということで、どれほどの入場者があったのかは知りませんが、充実
した内容だったと思います。この企画についての後援スポンサー、図録の編集作成その他、企
画の実施は大変だっただろうと思います。
 
 展覧会を見る人(入場者数)は多いに越したことはありませんが、その展覧会、あるいは出
品作家の作品が多くの人々に語られる、つまり、どのように話題になるかということが大切だ
と思います。作品の評価は鑑賞者の考え方で大きく異なるかもしれませんが、どのように語ら
れるかはさておいて、作品は語られることによって命を与えられます。一地方都市である姫路
の郷土作家の作品についてもおおいに語る機会にしていただければ嬉しく思います。

------- 谷和幸氏、挨拶--------------------------                               

前回の得平秀昌さんの養蜂のお話を聞いてから、
最近は身の回りに熊蜂をよくみかけます。
ホバリングして威嚇して飛び去ります。

花の影でミツバチ君もいそがしく働いているのでしょうね。
それではみなさんのお越しをお待ちします。
自作詩はコピー12部ほどご用意ください。
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以下は、6月からの「カフェ・エクリ」の開催予定です。曜日はすべて月曜日です。
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   (会はすべて午後2時からの開始です)

6月
8日  2時
姫路アイメッセ会議室
300円

7月
6日 2時
たつの市ガレリア


8月
お休み


9月
14日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

10月
19日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

11月
9日 2時
たつの市ガレリア
無料

12月
7日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

1月
お休み



2月
8日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円

3月
7日 2時
たつの市ガレリア
無料

4月
4日 2時
姫路アイメッセ会議室
300円


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 ☆詳細な問い合わせ先は、高谷和幸 <takatani_kk@yahoo.co.jp>へ。


◆3.―「北の句会」のお知らせ〈5月24日(日)〉

俳句、川柳など超ジャンルの「北の句会」のお知らせです。
開催日は、「Melange」読書会・合評会と重なりますので、私・大橋は出席できませんが
興味のあるかたは、会の事務局を担当している丸山巧さんにメールで問い合わせ、または
投句してください。では以下、丸山さんからのお知らせをお読みください。

―――――――――丸山巧さんからのメール転送------------------------------------------
五月定例句会の要領が決まりましたのでお知らせします。
 
◇日時・・・2015年5月24日(日) 午後1時~5時
◇場所・・・大阪研修センター江坂
      大阪府吹田市江坂町1-13-41 SRビル江坂(旧 NF江坂ビル)4F・5F
      TEL.06-6386-4040 FAX.06-6386-4848
◇JR新大阪駅から地下鉄御堂筋線で4分、地下鉄梅田駅より9分
◇地下鉄御堂筋線「江坂」駅から徒歩1分
◇会費・・・二千円程度
◇出句・・・課題詠一句、自由詠二句  計三句
      課題『魚(個別の魚名でも可)』
      作品締切 5月16日(土)午後8時まで
  ※いつものように作品のみ参加の皆様も宜しくお願いします。
        
丸山 巧 5et2sa@bmabiglobe.ne.jp
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◆4.--文学短報
A/-----兵庫県現代詩協会のお知らせ。
  2015年度事業
 ◇兵庫県現代詩協会の2015年度総会が5月10日〈日〉、明石市立市民会館で開催され、今年度の事業内容が採択されましたので、ここにその概略をお知らせしておきます。

01☆総会の開催
02☆読書会(3回程度を予定/内外の詩人を取り上げ、会員のチューターが解説と語りを担当)
03☆「―ふれあいの祭典―詩のフェスタひょうご」(10月4日〈日〉ラッセホール「ハイビスカス」で開催)
04☆ポエム&アート・コレクション(2016年1月に神戸文学館で開催予定)
05☆文学紀行(四回目/場所は未定)
06☆会報発行(年二回)
07☆名簿発行
08☆ホームページ更新

今年も会員のみなさんの協力を得て積極的な活動を展開する予定です。ご注目ください。

B/――詩人・木澤豊さんの山荘を訪れる
5月11日(月)、詩人仲間の計四人で姫路から車に乗り、岡山県新見市へ走りました。詩人・木澤豊さんの持つ山荘に向かったのです。中国縦貫道から降りて30分ほど山道を走るとその山荘がありました。こぶりな平屋ながら書籍に囲まれ自然と一体化した夢のような環境です。

そこは中国山地のどまんなか。狐、猿、狸、ハクビジン、鹿、イノシシが出没します。限界集落を突き抜けたところにあるその山荘は、別荘地の中になかにあります。いずれ「カフェ・エクリ」で「お泊り合宿」をしようかという算段をしています。詳細は後日。