俳誌『六曜』を送っていただいのは、望月雅久氏。わたしの出版社「まろうど社」から句集『辺縁へ』(2007、B6判並製本、本文164頁、本体2200円)を上梓している。
ただこの結社誌での俳号は望月志高氏である。
氏の俳句では、
〈ぎこちなく笑う老兵夏日陰〉
〈風やがて一筋となり敗戦日〉
など夏/終戦を詠っている。
『六曜』の主宰者は出口善子さん。
句集『羽化』から自選した50句のうち
〈空港に女の羽化はじまれり〉
〈蝶生れる力や大気震えおり〉
〈万骨の一片として夏痩せて〉
〈秋冷へ割り落としたる無精卵〉
〈戯れに穴掘り梅雨の闇殖やす〉
〈六林男忌を犀の重量ゆっくり過ぎ〉
の6句に注目。安定した句風に感心する。
ただこの結社誌での俳号は望月志高氏である。
氏の俳句では、
〈ぎこちなく笑う老兵夏日陰〉
〈風やがて一筋となり敗戦日〉
など夏/終戦を詠っている。
『六曜』の主宰者は出口善子さん。
句集『羽化』から自選した50句のうち
〈空港に女の羽化はじまれり〉
〈蝶生れる力や大気震えおり〉
〈万骨の一片として夏痩せて〉
〈秋冷へ割り落としたる無精卵〉
〈戯れに穴掘り梅雨の闇殖やす〉
〈六林男忌を犀の重量ゆっくり過ぎ〉
の6句に注目。安定した句風に感心する。