神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

「月刊めらんじゅ」117号ネット版

2017年02月28日 08時12分35秒 | 「月刊めらんじゅ」バックナ
「月刊めらんじゅ」117号(2016年10月26日発行)をネットに上げました。

ご覧になってください。

https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxtYXJvYWQ2NjQ1NHxneDo1M2VhMjk2MmRkNDBlZGQ2

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「月刊めらんじゅ」117号 目次


☆詩 & 俳句
ソフトクリーム ………………富  哲世 03
帰還詠 (俳句) ………………岩脇リーベル豊美 04
こんばんは物怪ですが (俳句) ………………高橋雅城 05
わら人間/どろんどろん ………………中嶋康雄 06
ご近所 ………………野口裕 07
眠り続ける夢を見る ………………黒田ナオ 10
憑かれたわ ……………… 北岡武司 11
みつまた ………………大橋愛由等 12
シングルメリー ………………中堂けいこ 13
ごちゃくごちゃく………………高谷和幸 14
夏に出あう ………………福田知子 15


☆第19回ロルカ詩祭・書き下ろし朗読詩 ①
思わぬ恋のガセーラ……………………………… F・G・ロルカ 鼓直訳 08
砂の果てた日………………北原千代 09


☆連載エッセイ & 詩評
神戸詞あしび106「吟行ならぬ即興詩を課した詩人の旅」………………大橋愛由等 16



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編集部だより★37/病気がちや体調不良のひともいたりして、このところ「Mélange」例会に参加する人数が減っている。とくに先月(9月)の合評会は私を含めて二人しかおらず合評会は成立しなかった。詩についての懇話会のようになってしまった(第二部の読書会では合計五人に増えたが)。参加人数によってページ数が変動するこの「月刊めらんじゅ」も今号はなんとか16ページを確保したが、12ページといった月もしばらく続いている。110回以上も毎月つづいている詩の会なので消長はあるかと思い、いまは構成メンバーの過渡期なのかもしれないと自分には言い聞かせているが、現代詩の担い手の高齢化の影響かもしれない。例会の事務局を担当している私にとってやはり詩の会は活気がある方がいい。なんとか会が安定するよう一回ごとの内容を濃くしていきたい。/10月の読書会は、ガルシア・ロルカの故地を中心にスペイン紀行を果たした福田知子さんにその感想を語ってもらう内容。(大橋記)

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「月刊めらんじゅ」116号ネット版

2017年02月26日 08時44分05秒 | 「月刊めらんじゅ」バックナ
☆「月刊めらんじゅ116号」(2016.09.25発行)がネット上で閲覧できます。


https://docs.google.com/viewer?a=v&pid=sites&srcid=ZGVmYXVsdGRvbWFpbnxtYXJvYWQ2NjQ1NHxneDo0ZmQ2NDhjMzY5MjMyOTMy


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「月刊めらんじゅ」116号 目次

★詩 & 俳句
しろじろと (俳句) ………………高橋雅城 03
海外詠(3) (俳句) ………………岩脇リーベル豊美 04
異出し ………………富  哲世 05
埃の噂 ………………中嶋康雄 08
よすが ………………大橋愛由等 09
わたしは慈悲のマカロニを   ………………中堂けいこ 10
ひがしひめじ………………高谷和幸 13

★しりとり連詩
しりとり連詩 瀬戸内紀行2016年夏………………………………大橋愛由等/安西佐有理 6


★連載エッセイ & 詩評
神戸詞あしび105「吟行ならぬ即興詩を課した詩人の旅」………………大橋愛由等 12

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編集部だより★36/8月は「ロルカ詩祭」があるために、「Mélange」例会は二か月ぶりの開催となる。9月の下旬となって猛暑を生き抜いた実感が湧いてくる。8月はトリエンナーレの瀬戸内国際美術祭に参加。参加詩人によって、「しりとり連詩」を交わした。詩人たちならではの「吟行」と言い得るも楽しい文学営為であった。さて、第116回例会は、詩人で文芸評論家の山田兼氏による「小散文詩 パリの憂鬱 シャルル・ボードレール」の翻訳・解説の資料をもとに話を聞く。これから秋が深まっていく。深い読書経験を積み重ねていきたいものだ。(大橋記)

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第120回「Mélange」読書会・合評会〈2月26日(日)〉

2017年02月20日 09時42分21秒 | 「月刊めらんじゅ」バックナ
2017年の文学活動はもろもろ始動しています。いくつかの活動・企画を紹介します。
第120回「Mélange」読書会・合評会は2月26日(日)に開催します。
「Mélange」月例会も13年目に入りました。
今月も集い、詩を紡ぎ、詩を語りましょう。
みなさん、元気にしてはりますか。お変わりありませんか。

----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第120回「Mélange」読書会・合評会〈2月26日(日)〉
◆2.--第5回〈在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会〈2月13日(月)〉
◆3.--カフェ・エクリの活動〈2月20日(月)〉
◆4.--「北の句会」〈3月26日(日)〉のお知らせ
◆5.--文学短報(新情報追加)=A/――今月のFMわぃわぃ「南の風」の収録は2月27日(月) 
B/――図書出版まろうど社の花見は4月10日(月) の予定 C/――望月至高著『俳句のアジール』出版を祝う会
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◆1.--第120回「Mélange」読書会・合評会〈2月26日(日)〉

この会を運営しているのは、神戸を拠点とする詩のグループ「Mélange」。事務局は私・大橋愛由等。
詩の会(二部構成)をほぼ毎月開催しています。
☆第一部〈読書会〉の語り手は、ジャーナリストの渡口行雄さんです。かつて猛者の記者ぞろいだった読売新聞大阪社会部に所属。一時代を画した方です。
いまでも日本語の現場にたって思いをめぐらし、その鋭い観察眼はいまもとぎすまされています。
今回の語りは〈ことばの今を生き語る〉のシリーズとして、まず渡口行雄さんに白羽の矢を立てました。(渡口さんは俳句もたしなんでおられます)
第一部は午後1時から3時まで。参加費無料です。ただ、講師へのカンパをお願いしています。
会場は、神戸・三宮のスペイン料理カルメン078-331-2228です。阪急神戸三宮駅西口から徒歩一分の便利なところにあります。


☆―――――――渡口行雄さんから届いた発表骨子---------------☆
(タイトル)
「日本語を楽しく学ぶーー大学教育の現場から」

(概略)
 パソコンの普及に伴い、若者の日本語の学力は、読む、書く、考えるなどあらゆる面で大幅に低下している。そういう学生を相手に日本語(いわゆる国語)を
教えているが、時に砂をかむような虚しさを覚える。どうしたら日本語に興味と関心を待たせて、学力を引き上げることができるのかと、悩む日々である。
その授業の一端を紹介し、日本語の現状を探りたい。

(経歴)
 昭和24年、鹿児島県生まれ。関西大学文学部卒業。読売新聞大阪本社入社、社会部次長、高松総局長、事業局次長を歴任。大阪青山大学広報室長を経て、現在、同大学客員教授

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☆第2部・合評会(PM3:10-6:00)
そして合評会です。
作品の締め切りは、2017年2月23日(木)です。寒さにまけない意欲的な詩稿(句稿)をお待ちしています。
合評会に出席できなくとも、送っていただいた詩稿は、「月刊めらんじゅ120号」に掲載します 

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それと、仮ですが、「Mélange」月例会の当面の日程を提案しておきます。
予定ですので変更する場合があります。その際には、この月報(「Mélange」メールニュース)をご覧になって確認してください。
☆3月26日(日)/第121回
☆4月23日(日)/第122回
☆5月28日(日)/第123回
☆5月28日(日)/第124回
☆6月25日(日)/第125回
☆7月30日(日)/第126回
◆8月19日(土)/第20回ロルカ詩祭

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◆2.--(第5回〈在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会〉〈2月13日(月)〉
明日のお知らせになってしまいましたが、いよいよ〈冬の詩祭〉ともいうべき「尹東柱追悼詩祭」(第5回〈在日韓国人・日本詩人共同 尹東柱詩人追悼会〉が2月13日(月)に開催されます。
尹東柱の命日である2月16日(1945年)の直前の開催です(あとすこし長生きしていれば、終戦(=光復)だったのです。獄中死でした。母国語で詩を書いたことが逮捕拘引の主な理由のひとつとなりました)
この会は、詩人・金里博氏と私の共同主催です。
さて、今年は特別な年です。尹東柱(1917-1945)の生誕100年の記念すべき年となるからです。

〈第一部〉午後3時から、京都市上京区の同志社大学今出川キャンパス内の「尹東柱詩碑」前に集合して、献花、尹東柱の詩作品の朗読などを行います。(この夭折した詩人は日本の若い人たちに人気があって、詩碑には多くの文房具が献じられています)。
 ・司会進行/大橋愛由等(同追悼会共同主催者)
 ・挨拶/金里博(同追悼会共同主催者) 母国語と日本語による挨拶。
 ・尹東柱の詩作品朗読と紹介/韓南洙氏(ハン・ナムス、韓国ハングル学会正会員・ハングル学会日本関西支部常任顧問)が朝鮮語で朗読。
 ・献花
 ・詩人・俳人たちによる(尹東柱に思いを馳せた)自作詩(俳句)の朗読 
  朗読者=〈敬称略〉(1)ユノク(韓国から来日) (2)上野都 (3)北原千代(初参加) (4)望月至高 (5)福田知子 (6)大橋愛由等ほか

〈第二部〉午後4時すぎから。場所を京都駅近くの会場に移して、この日のために、来日する韓国からの客人とともに、詩人・俳人たちの自作品の朗読をして交流を図ります。
 (移動は地下鉄で10分ほどの距離です。今出川駅→京都駅) 
 会場=京都駅近くの「韓国厨房尹(ユン)家の食卓」。
 この会場でも詩の朗読などをします。
 この詩祭はだれたでも参加できます。詩人の方はできたら自作詩を持参してください。 
(今年の京都の冬はとくに冷えます。第一会場が野外ですので、充分に暖かい格好をしてきてください)

◆3.--カフェ・エクリの活動〈2月20日(月)〉

高谷和幸氏主宰の詩の会「カフェ・エクリ」についてです。
この会は、(兵庫県)播磨地域で表現活動することを全面に押し出した詩を中心とした文学集団です。
月に一回の詩の会(「Mélange」と同じく読書会パーツと詩・川柳の合評会の二部制)を中心に、
シンポジウム開催や、年に一回程度の小紀行をしています。

》》》》》》2月20日(月)/赤穂「煉瓦屋」(詩人・田村周平氏の店です)
*赤穂は兵庫県そして播磨の西の端。独特の風情をもった地域です。
 

2月20日(月)/赤穂「煉瓦屋」  読書会発表者/大西隆志氏
 開始は午後2時からです。
 懇親会は、姫路市に出て行います。

―これからの予定
3月13日(月)/たつの市ガレリア   読書会発表予定者・未定


「カフェ・エクリ」連絡先
高谷和幸
〒676-0815 高砂市阿弥陀1-11-24
080-5311-6265

◆4.--「北の句会」〈3月26日(日)〉のお知らせ
(北村虻曳氏からの情報)

今季最強寒波とか何とか、テレビでは大騒ぎしていますが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
〈出句〉
課題詠『蝌蚪』(おたまじゃくし)  1句
自由詠                1句  の 計2句
【参考】
蝌蚪生れて即一塊をなしにけり     朝妻力
てのひらに蝌蚪狂はせてみたりけり    櫂未知子
人住める高さ低さや蝌蚪の群      華明日香
長じては行く先不明蝌蚪の群       折原あきの
蝌蚪騒ぐ夜を盗み撮る赤外線       境良一
蝌蚪と呼ぶべきか蛙と呼ぶべきか     山田弘子
まだ泳ぐことを旨とす蝌蚪に足      田口武

〈句会の会場〉
3月26日(日)午後1時~
 大阪市都島区民センター 第一会議室
 京阪本線「京橋」      下車 徒歩10分
JR環状線「京橋」「桜ノ宮」 下車 徒歩10分
   東西線「大阪城北詰」  下車 徒歩10分
地下鉄谷町線「都島」    下車 徒歩15分



◆5.--文学短報
A/――今月のFMわぃわぃ「南の風」の収録は2月27日(月)
   神戸と奄美を結ぶ情報番組の「南の風」。放送は、FMわぃわぃのホームページから随時聞く事ができます。
   放送時間は1時間。 
   今月の放送は、1月の〈奄美ふゆ紀行〉の成果についておしゃべりします。
  

B/――図書出版まろうど社の花見は4月10日(月) の開催予定
大橋愛由等主催の夜桜会です。この寒さがあるから桜は美麗に開花すると聞きます。
   
C/――望月至高著『俳句のアジール』出版を祝う会
☆厳しい寒さが続きます。みなさまいかがおすごしでしょうか。このたびわれらが望月至高氏が第二句集『俳句のアジール』を上梓されました。第一句集『辺縁へ』(図書出版まろうど社)とまた違うあらたな句境が展開されています。そこで出版を言祝ぎつつ望月氏を励ます意味をこめて以下のような祝う会を企画しました。ぜひみなさんと共に時を過ごしたいと存じます。

☆日時/2017年3月20日(祝・月)午後1時から
☆場所/スペイン料理カルメン(阪急三宮駅西口歩いて2分の場所。創業60年を迎えた神戸の老舗レストラン☎078-331-2228)
☆費用/5000円(食事+飲みもの付き)