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神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

2018年11 月のツイッター

2018年11月30日 21時50分48秒 | ツイッター集蔵箱
2018*11*01/11月に入って寒くなってきた。昨日大きな脱稿と送稿を終えたので今度は俳句読みにモードを入れ替える。毎月末に奄美の日刊紙・南海日日新聞に掲載されている「なんかい文芸」に連載されている奄美の四つの俳句グループの作品を読み、そこから5句を選句。それぞれの句に選評をつけている。

2018*11*02/拙宅の仕事部屋にしている書斎は本が山積みで、だいたいどの本がどこにあるのか分かっている程度。寝室にも本を横積みしていて、執筆や発表したりしたテーマごとにまとめているつもり。あくまでつもりだからいざという時見つかる場合も見つからない場合もある。いずれも地震の時がこわい。

2018*11*03/川柳舞踏家・情野千里さんの記念イベントが姫路で行われているが仕事の都合で参加できず。当日会場で配られる予定の冊子に一文を草している。千里さんの川柳を引用してそれに感応したわたしの散文詩をぶつけるというもの。ありがちな称賛文を書くつもりはなかったので楽しみながら書いた。

2018*11*04/FMわぃわぃ「南の風」の番組収録のために長田へ。7月から始まった「奄美にとって明治150年を問う」の5回目です。番組ゲストは、寺尾智史宮崎大学語学教育センター准教授。マイノリティー言語という研究領域からみた「奄美語」の現状についてを語ってもらいました。
番組の様子は、YOUTUBE にてご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=We5qtOJgdCs&feature=youtu.be
スタジオ内の様子と寺尾智史氏の写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1059289901898690560

2018*11*05/昨夜三宮をふらふら歩いていたら、路上パフォーマンスがあり少しの間録画。http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/504558668本日は拙宅周辺から出ずヒッキーに徹する。神戸は好天。すがすがしい秋日和。たまっているパソコン作業をしようと画面に向かっているがPC周辺には誘惑の種がムーチョムーチョ。負けそう。

2018*11*06/知人に来年の持ち歩く手帳をどんな形状にするのか悩んでいる人がいる。私としゃべっている半分以上がその話題だった。ほかの話題をふっても手帳のことが気になるのか「手帳、手帳が」とまたこの話題に帰る。いちど気になるモードに入ってしまうとそのモードからなかなか抜けきれない性格。

2018*11*07/小ぶりな街に小ぶりな詩誌が創刊された。兵庫県三木市の詩人たちが中心となって創刊された「風舎(かぜやど)」「播州三木、小さな田舎町、古い歴史を孕む森で、渡り鳥り群れが旅の支度を急いでいます。(略)そんな晩秋に日に、私達「みき詩話会」は文芸誌「風舎」を創刊いたしました。」
詩誌「風舎(かぜやど)」創刊号の表紙写真は、https://twitter.com/gunshaku/status/1061060447774765062

2018*11*08/次の南海日日新聞の連載コラム「つむぎ随想」に執筆するテーマは「奄美俳句を読む」。文章をまとめるために今年の「なんかい文芸」に掲載された俳句を読み、五句を選びそれぞれに選評を書くという作業を続けている。これが労力のかかる仕事で今かかりっきりになっている。えらいこっちゃ。

2018*11*09/サボっていたのがいけなかった。結局今年一月分から「なんかい文芸」の俳句を読み選句し選評を書くという作業となった。その結果をブログに発表している。一年分まとまったら、冊子にするという作業を繰りかえしている。毎年1月に奄美に行くので前年分の冊子を土産がわりに持参している。

2018*11*10/奄美俳句の特徴は次の南海日日新聞コラム「つむぎ随想」を読んでいただくとして、一つ言えるのは奄美の南隣の沖縄の俳句は、奄美より自律しているのではないかと思っている。そう考えてみると奄美は本土的な季語(の一部)と本土的俳句の規範の〈南限〉という意識を持っていないだろうか。

2018*11*11/次々と押し寄せる原稿締切り。反対にわたしが原稿催促する立場でもある。FMわぃわぃ「南の風」特別企画「奄美にとって明治150年を問う」に出演していただいた方々に、語ってもらった内容を南海日日新聞に連動して掲載するために原稿を書いていただいている。その締切が15日と迫っている。

2018*11*12/月村香詩集『蜜雪』(思潮社)の出版記念会が本日加古川市で行われました。月曜日の昼間にもかかわらず20人ほどの参加者がありわきあいあいと会は進行。私は事務局を担当。司会進行は大西隆志氏が務めました。月村さんは詩人らしくどこか不思議をまとっている女性です。これからも活躍を!
出版記念会の写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1063584168351678464

2018*11*13/昨日の月村香さんの出版記念会の様子の一部を動画に収めています。朗読あり、歌ありと、華やかでした。詩集『蜜雪』は、右ページにフランス語詩、左ページに日本語詩が書かれています。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506199616
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506204298
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506205666

2018*11*14/昨日、徳之島から俳人・亘余世夫氏が来神。出版の打ち合わせを粛々と。白くのびた髪は琉球髷をするためだと言います。あいかわらず怪人ぶりを発揮していました。怪人といえば今年一月名瀬で沖永良部島の怪人・前利潔氏と余世夫氏が飲み会の席で同席。このふたりの組み合わせは最強でした。

2018*11*15/南海日日新聞に連載している「つむぎ随想」の原稿をメール送稿。以前のようにポストに投函する作業は一切なく、執筆も投稿も机の上で済みます。6回目のタイトルは「奄美俳句を読む」。奄美俳句についての所見・批評をまとめています。でも原稿量が多くなり編集局に迷惑をかけてしまった。

2018*11*16/所用があって神戸・三宮のそごう〝デパ地下〟へ。ここは出品会社の移り変わりが激しく神戸におけるスイーツ売り場の代表的な「戦場」だと言えるでしょう。店舗レイアウトが変わっていました。「神戸ネイティブ」の私からすれば神戸地区の会社だけでまとめてほしいと願っているのですが。

2018*11*17/公立中学校なのでよもや同窓会なんてないだろうと思ってちなみにネット検索してみるとなんとありました。「西宮市立甲陵中学校昭和46年卒同窓会(21回生)」。なにせ12クラス533人のマンモス学級です。芋の子洗うがごとくの大人数でした。しかも中学二年生の時はプレハブ校舎だったのです。

2018*11*18/昨日の甲陵中学校同窓会の集合写真です。集まった人たちの中には甲陵中→県立西宮高校→関西学院大学に進学する人たちがいて、この3つの学校は半径300メートルほどの距離に収まるご近所さんなのです。私の学歴はこの「ご近所グループ」と縁がなく西宮という異郷に帰ってきたとの思いです。
甲陵中学校同窓会の集合写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1065765481938907136

2019*11*19/今回で2回目の文楽鑑賞です。大阪国立文楽劇場で観てきました。演目は「芦屋道満大内鑑」「桂川連理棚」。まず絶賛したいのは、葛の葉子別れの場面での太夫・竹本津駒太夫の絶唱(三味線は竹澤宗助)。泣き節です。プロの芸です。脱帽。今回は太夫と三味線の演奏を中心に聞いていました。

2018*11*20/昨日の文楽鑑賞の余韻が残っています。「芦屋道満大内鑑」は私がかつて大阪で働いていた時に上演されていたのを見逃した悔しい思いがあったのと、安倍晴明と呪術合戦をして敗けた播磨出身で芦屋道満という陰陽師が気になっていました。播磨では道満の故地がいくつか伝承されているのです。

2018*11*21/演目名は「芦屋道満大内鑑」ですが、大筋は安倍晴明についてがメインなのです。「第5段」まであり蘆屋道満は何度か出演するのですが、どちらかというと脇役。しかも文楽以外で道満は安倍晴明の呪術合戦に敗けた関係で敗者=敵というイメージが強いのですが、そうではない立ち位置なのです。

2018*11*22/太夫の語りを聞いているといくつか発見が。文楽は上方(大坂・京)で産まれたことを実感しました。太夫の語りは上方のアクセントで「〜しやる(「している」の意)」といった語尾などは、私の周囲にいる大阪出身の人々が話す抑揚と同じで近世上方語が今も継承されている事実を知るのです。

2018*11*22/生の文楽を観るのは二回目ですが、私にとっての文楽は近松門左衛門の文体なのです。私の座右の書のひとつに『近松世話物集』(守随憲治訳注)があります。1976年に出版され「旺文社文庫」の一冊(いまは絶版、旺文社文庫そのものもない)。右頁に原文、左頁に現代語訳が掲載されています。

2018*11*23/近松門左衛門の無駄のない文体に惹かれた私は対訳付きの『近松世話物語集』を繰返し読み、現代日本語にはない緊張感やかもしだされる言葉の湿潤に魅せられていったのです。近松が生み出した表現から近世日本語を想い、当時の人々がどのような言葉を交わしていたのかを感受していたのです。

2018*11*24/書かれた脚本(エクリチュール)から文楽に魅了されていた私ですが、今回生の文楽を観て、近松の文体も、人形の動き、三味線とのからみといった関係の中で培われたものであると分かったのです。今回近松作品は観ませんでしたが、近松が生み出した言葉は舞台でリアリティがあるのでしょう。

2018*11*25/第137回目の「Mélange」例会が神戸のスペイン料理カルメンで開かれました。長く会をしていますと参加者がすこしずつ変化があるものです。今回3人の初参加者。毎月開催している現代詩の会は関西でもそんなに多くないのでしょうね。詩を語る会として今後も開催していきたいと思っています。
「Mélange」例会の様子は https://twitter.com/gunshaku/status/1066994491377111041

2018*11*26/拙宅でヒッキーしてました。いや〝眠り君〟かな。昨日の「Mélange」例会の第一部読書会では、詩人・木澤豊さん好評の〈宮沢賢治語り〉シリーズ。初期童話「やまなし」がテーマでした。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508958014
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508962536
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508967393

2018*11*27/大相撲九州場所で優勝した小結・貴景勝の出身小学校が、私の母校(仁川学院小学校)であり、同級生のLINEで大いに盛り上がっています。日曜日昼に同小学校卒の姉から「貴景勝が優勝するかもしれない」と言われた時「序二段ぐらいで?」と答えた私の無知が今となっては恥ずかしい限りです。

2018*11*28/昨日から南海日日新聞で私が企画した「奄美にとって明治150年を問う」シリーズの連載が始まりました(新聞タイトルは「奄美にとっての明治150年」6回の予定)。第一回目の執筆者は中西雄二・東海大学文学部講師。FMわぃわぃ「南の風」で喋ってもらった内容を文章化してもらったものです。
中西雄二・東海大学文学部講師の南海日日新聞記事は https://twitter.com/gunshaku/status/1067570215934775296

2018*11*29/南海日日新聞で連載している「奄美にとって明治150年」の二回目、三回目の記事を紹介します。執筆している二人は奄美出身者。本土(ヤマト)における出身者は独自の文化体系を保持・発展させています。沖縄とは違ったエスニシティの特色を持ち、郷土会の強固な結びつきもその特色の一つ。
「奄美にとって明治150年」の二回目、三回目の記事については https://twitter.com/gunshaku/status/1068293569100705792 に掲載。

2018*11*30/今年の奄美は、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送で奄美(奄美大島、徳之島、沖永良部島)が紹介され、薩摩との関係がすこし明らかになった。また個人的には各界の専門家に「奄美にとっての明治150年」を考えるシリーズを企画。FMわぃわぃでの放送と南海日日新聞の紙面展開を実現することになった。




第137回「Mélange」例会〈11月25日(日)〉

2018年11月10日 09時25分51秒 | めらんじゅ
11月となりました。朝夕、冷え込んできました。
鍋料理が美味しい季節となりました。
寄り添い、寄り会い、文学と表現を語り合いたいものです。

神戸から、詩と俳句を中心とした文学イベントのお知らせです。秋が深まり2018年が終焉と向かいます。 

----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第137回「Mélange」例会〈11月25日(日)〉読書会と合評会←読書会テーマは宮澤賢治の童話
◆2.--カフェ・エクリの活動〈11月は休会。12月は3日(月)に開催〉
◆3.―FMわぃわぃ「南の風」シリーズ番組「奄美にとって明治150年を問う」←順調に収録すすむ
◆4.―まろうど社の忘年会、12月10日(月)に大阪キタで開催します。場所未定。
◆5.―2019年〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉のこと→2019年2月18日(月)に開催
◆6.--文学短報=A/――南海日日新聞の連載コラム「つむぎ随想」 B/――FMわぃわぃ奄美専門チャンネル「南の風」2019年の特集は「世(ゆ)替わり―奄美の視点から」 C/――俳句情報〈俳句と評論誌「奔」〉D/――近況集 E/――元正章牧師からのはがき通信
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◆1.--第137回「Mélange」例会〈11月25日(日)〉=読書会と合評会


137回目の「Mélange」例会はいつもと同じ構成となります。第一部「読書会」(pm1:00~3:00)。第二部「合評会」(pm3:15~6:30)です。
第一部の読書会は、詩人・木澤豊さんに語ってもらいます。テーマは「好評・宮澤賢治語りシリーズ〈宮澤賢治・初期童話「やまなし」―死をふくむ風景―〉」です。毎回この木澤さんの「宮澤賢治語り」を楽しみにしている方もいらっしゃいます。いよいよ賢治作品の代表的ジャンルのひとつ童話の世界が今回の語りの対象となります。

第二部(pm3:00~6:00)は、詩の合評会です。
今回も意欲的な作品をお寄せください。
作品の締め切りは11月22日(木)です。 
合評会への詩稿は、「月刊めらんじゅ137号」に掲載。合評会当日にみなさんに配布(無料)します。 

この会を運営しているのは、神戸を拠点とする詩のグループ「Mélange」。事務局は私・大橋愛由等。詩の会(二部構成)をほぼ毎月開催しています)。

■会場:スペインレストラン「カルメン」電話:078-331-2228(阪急三宮駅西口から北へ徒歩一分)創業1956年の神戸でも有数の老舗レストランです。毎週土曜日にフラメンコライブをしています。

――――――――――◇
「Mélange」月例会、2018年の日程です。(現在、2019年前半の読書会日程を作成中です)
(敬称略・開催場所はすべて神戸三宮のスペイン料理カルメン・開催時間は毎回午後1時)

予定ですので変更する場合があります。

*2018年の開催予定と第一部読書会の内容(敬称略)→例年は12月を休会とするのですが、今年は9月が台風接近のため中止になったので、特別に12月9日(日)に開催いたします。
12月9日(日)/第138回/発表予定者/詩人・中堂けいこ/〈「記号論」……その入り口に立ってみる〉+この時、午後6時30分から高木敏克氏の短編小説集『港の構造』(航跡社)の出版を祝う会を開催します。

*2019年前半の日程だけ示しておきます(敬称略)。
01月27日(日)/交渉中
02月24日(日)/交渉中
03月24日(日)/交渉中
04月21日(日)/交渉中
05月26日(日)/安西佐有理(〈通じる言語に詩はあるか―コミュニティ通・翻訳のしごとから〉)
06月30日(日)/交渉中

◆2.―カフェ・エクリの活動
高谷和幸氏主宰の詩の会「カフェ・エクリ」についてです。
この会は、(兵庫県)播磨地域で表現活動することを全面に押し出した詩を中心とした文学集団です。
月に一回の詩の会(「Mélange」例会と同じく読書会パーツと詩・川柳の合評会パーツの2部制)を中心に、シンポジウム開催や、年に一回程度の一泊の宿泊をともなう小紀行を実施しています。

△11月の例会はありません。
 そのかわり12日(月)に〈月村香詩集『蛍雪』出版を祝う会〉を開催します。
☆〈月村香詩集『蛍雪』出版を祝う会〉
 日時/11月12日(月)正午から午後2時30分まで
 場所/加古川市「和輝(わき)」
 〒675-0064 加古川市加古川町溝ノ口510-17 ホテルアゼリア1階,2階 電話079-420-8180
 会費/5000円 ☆花束代(エクリからの進呈)は別途頭割りで徴収
 詩集『蛍雪』は右ページにフランス語詩、左ページに日本語詩という構成です。月村さんはまずフランス語で詩を書いて、それを日本語に訳したとのこと。異能のひとです。

△12月の例会/開催は12月3日(月)。会場・赤穂「煉瓦屋」。この店は詩人・田村周平氏が経営する店です。発表予定者・得平秀昌。テーマ未定。

△現在、エクリでは年一回刊行の詩誌「Oct.」の編集作業が始まっています。締切は11月末です。私は、詩稿、評論(映画評)、書評の三本の執筆を予定しています。

》》》》》》今後の「カフェ・エクリ」の開催日時(予定は変更されることがあります。敬称略・開催時間は毎回午後2時。日程は流動的です。決まり次第このメールニュースにてお知らせします)
・1月28日(月)/例年は休会月なのですが、11月例会がなくなったので、開催します。発表予定者・会場は未定です。
・2月4日(月)または25日(月)会場・姫路「アイメッセ会議室」/発表予定者・千田草介
・3月18日(月)会場・たつの市「ガレリア」/発表予定者・高谷和幸

◆3.―FMわぃわぃ「南の風」シリーズ番組「奄美にとって明治150年を問う」←順調に収録すすむ(あと一回分を残すのみ)

 今年は明治維新から150年という区切りの年にあたります。そこでFMわぃわぃ「南の風」(番組企画とパーソナリティは大橋愛由等)では連続企画シリーズ〈奄美にとって明治150年を問う〉を7月からスタートしました。
 各界の専門家に、明治からの150年とは奄美にとってどのような時代であったのかを俯瞰的にとらえてもらい、かつなにか特定のテーマにそって語ってもらうことで、その個別テーマに含まれる普遍性を探っていこうとする趣旨です。

 いままで放送した番組を含めてシリーズ内容を紹介することにしましょう(敬称略/一部予定を変えています)。
 ①7月放送分/中井和久〈神戸奄美会元会長・奄美大島名瀬出身〉奄美出身者にとって、この150年を総括する。(この回は音声のみの紹介)
    https://tcc117.jp/fmyy/category/program-info/okinawa-amami/
 ②8月放送分/米川宗夫(ウタシャ・徳之島町出身)シマウタでたどる明治150年。「徳之島一切い節」「ぎーくん節」「くろだんど節」などを演奏。
       https://www.youtube.com/watch?v=yM44cWgdfrc&t=275s

 ③9月放送分/中西雄二(東海大学文学部講師)神戸を中心とした出身者の集住地域での動向について。
       https://www.youtube.com/watch?v=34Xk7sMVgCc&t=84s

 ④10月放送予定分/酒井正子(歌謡研究者・川村学園女子大学名誉教授)いままで蓄積されてきた奄美歌謡研究
とその成果。
      https://www.youtube.com/watch?v=5EVb_Db21gw&t=11s
 
 ⑤11月放送予定分/寺尾智史(宮崎大学准教授・専攻マイノリティー言語学)近代における標準語圧力とマイノリティー言語であるシマグチの相克。
      https://www.youtube.com/watch?v=5EVb_Db21gw&t=11s

 ⑥12月放送予定分/前利潔(沖永良部島・知名町職員)「無国籍地帯としての〈奄美〉における近代の諸相について。
 さらにこの番組で展開された語りを文章化したものを奄美の日刊紙・南海日日新聞に掲載する予定です。

◆4.―まろうど社の忘年会、12月10日(月)に大阪で開催します。場所は未定です。キタを予定しています。詳細が決まりましたらお知らせします。

◆5.―〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉2019年2月18日(月)←冬の野外詩祭です
☆詩人・金里博氏と私・大橋愛由等が共同主宰しています〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉についてです。
☆開催日時/2019年2月18日(月)午後4時から。
☆会場/京都市上京区・同志社大学今出川キャンパス「尹東柱詩碑前」。午後4時から開催の予定です。
☆内容/共同主宰者の私・大橋愛由等が司会を担当。金里博氏が挨拶。出席した日本・韓国・在日コリアンの詩人、俳人たちがこの日のために書き下ろした自作詩を朗読します。
☆楽曲演奏/毎回好評をいただいている楽曲演奏は、琵琶奏者の川村旭芳さんにお願いしています。琵琶音楽をはぐくんだ京洛の街でひびく琵琶の音色にたゆたいながら、若くして獄死した詩人・尹東柱を忍びたいと思っています。
☆参加/だれでも参加できます。作品がなくても参加可能です。詩人・俳人たちによるしめやかな冬の京都の野外詩祭です。独特の雰囲気がかもしだされます。詩祭終了後、近くの居酒屋で懇親会が開かれます。(冬の京都の野外詩祭です。あたたかい格好で臨んでください)
☆冊子/参加を予定している詩人・俳人たちの作品を印刷した冊子を当日会場で配布いたします。

◆6.--文学短報
A/――南海日日新聞(奄美で発行されている日刊紙)に私・大橋愛由等が執筆しているコラム「つむぎ随想」の6回目の原稿は、奄美の俳句について書く予定です。

B/――FMわぃわぃ奄美専門チャンネル「南の風」の2019年の特集は、「世(ゆ)替わり―奄美の視点から」シリーズを予定しています。元号が変わることに伴う新天皇の即位をことほぐといった位相とは関係なく、奄美にとってこの「世(ゆ)替わり」とはどんな意味を持つのかを考えるシリーズにしたいと思っています。詳細は後日に。

C/――俳句情報「俳句&評論 奔」 ←再掲です
「奔(ほん)」2号について
俳人・望月至高氏の個人誌です。わたし・大橋愛由等は同人となっています。発行事務局は望月氏。年に二回発行予定です。
☆第2号の要項です
 締め切り   2018年11月20日(火)
 発行     2019年01月10日(木)
 原稿(評論)    43字/行×23行/頁
「俳句と評論誌」です(詩と評論が掲載される文芸誌は多いのですが、俳句と評論がセットになったメディアはそんなに多くありません。このメディアは注目されるでしょう)

D/――近況集
①われらが詩友・黒田ナオさんが第二詩集『昼の夢 夜の国』(澪標)を上梓されました。
②安水稔和氏が詩集『地名抄』(編集工房ノア)を上梓されました。
③藤井貞和氏の新著『非戦へ 物語平和論』(水平線)が到着しました。

E/――元 正章牧師のこと
島根県益田市で牧師をしている元(はじめ)正章氏。「ハガキ通信・益田っこ20号」を転載します。

-------------元 正章牧師からのメール転送----------------☆
「益田っこ通信」(21号)「ほぉー、そがーなことがあったんかね」

「上のそらでなしに、しっかり落ちついて、一時の感激や興奮を避け、楽しめるものは楽しみ、苦しまなければならないものは苦しんで生きて行きませう。」(『書簡(昭和8年)』宮沢賢治)。「なれども他人は恨むものではないぞよ。みな自らがもとなのじゃ。恨みの心は修羅となる。かけても他人は恨むでない。」(『二十六夜』同)。

 神戸に住んでいた時も、同じような気持ちで過ごしていました。ここ新天地・益田に住んだからといって、長く沁みついた考え方、生き方を変えることは甚だ困難なことです。とはいえ、ここの住民として生活する場合、いついつまでも“よそ者”としての意識を守り続けることに、どこか不自然さを否めないところが出てきます。その限り、キリスト教は、よそ者の宗教として見なされ、距離を置かれてしまいます。さりとて「郷に入れば郷に従え」というのでは、「ミイラ取り」になってしまい、牧師として“たいがたー”(恥ずかしい)限りです。

では、どうすべきか。その際“ちょうどしとりんさい”(じっとしときなさい)ではどうにもなりません。「まぁ、あんたーよう来たねぇ。ゆうにして(のんびり)、いきんさいよー」と、お家に招かれるようになってこそ、第一歩です。そこで「ほぉー、そがーなことがあったんかね。そりゃーえぇ勉強になったねぇ」と言われ、こちらはこちらで「あぁ、そがーじゃねぇ。うちは、キリスト教やけん、こげーなこと、よくあるわ。まあ、一度教会に来てみんしゃい」と受け答えできるようになれば、“せーがえー”(張り合いがある)」というもの。
〒698-0021 益田市幸町4-54 日本基督教団益田教会牧師    元 正章

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(今月はこのメールニュースを発信する日まで高良勉氏からの通信は届いていません)
E/――沖縄の詩人・高良勉氏からのメッセージ

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