2018*11*01/11月に入って寒くなってきた。昨日大きな脱稿と送稿を終えたので今度は俳句読みにモードを入れ替える。毎月末に奄美の日刊紙・南海日日新聞に掲載されている「なんかい文芸」に連載されている奄美の四つの俳句グループの作品を読み、そこから5句を選句。それぞれの句に選評をつけている。
2018*11*02/拙宅の仕事部屋にしている書斎は本が山積みで、だいたいどの本がどこにあるのか分かっている程度。寝室にも本を横積みしていて、執筆や発表したりしたテーマごとにまとめているつもり。あくまでつもりだからいざという時見つかる場合も見つからない場合もある。いずれも地震の時がこわい。
2018*11*03/川柳舞踏家・情野千里さんの記念イベントが姫路で行われているが仕事の都合で参加できず。当日会場で配られる予定の冊子に一文を草している。千里さんの川柳を引用してそれに感応したわたしの散文詩をぶつけるというもの。ありがちな称賛文を書くつもりはなかったので楽しみながら書いた。
2018*11*04/FMわぃわぃ「南の風」の番組収録のために長田へ。7月から始まった「奄美にとって明治150年を問う」の5回目です。番組ゲストは、寺尾智史宮崎大学語学教育センター准教授。マイノリティー言語という研究領域からみた「奄美語」の現状についてを語ってもらいました。
番組の様子は、YOUTUBE にてご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=We5qtOJgdCs&feature=youtu.be
スタジオ内の様子と寺尾智史氏の写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1059289901898690560
2018*11*05/昨夜三宮をふらふら歩いていたら、路上パフォーマンスがあり少しの間録画。http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/504558668本日は拙宅周辺から出ずヒッキーに徹する。神戸は好天。すがすがしい秋日和。たまっているパソコン作業をしようと画面に向かっているがPC周辺には誘惑の種がムーチョムーチョ。負けそう。
2018*11*06/知人に来年の持ち歩く手帳をどんな形状にするのか悩んでいる人がいる。私としゃべっている半分以上がその話題だった。ほかの話題をふっても手帳のことが気になるのか「手帳、手帳が」とまたこの話題に帰る。いちど気になるモードに入ってしまうとそのモードからなかなか抜けきれない性格。
2018*11*07/小ぶりな街に小ぶりな詩誌が創刊された。兵庫県三木市の詩人たちが中心となって創刊された「風舎(かぜやど)」「播州三木、小さな田舎町、古い歴史を孕む森で、渡り鳥り群れが旅の支度を急いでいます。(略)そんな晩秋に日に、私達「みき詩話会」は文芸誌「風舎」を創刊いたしました。」
詩誌「風舎(かぜやど)」創刊号の表紙写真は、https://twitter.com/gunshaku/status/1061060447774765062
2018*11*08/次の南海日日新聞の連載コラム「つむぎ随想」に執筆するテーマは「奄美俳句を読む」。文章をまとめるために今年の「なんかい文芸」に掲載された俳句を読み、五句を選びそれぞれに選評を書くという作業を続けている。これが労力のかかる仕事で今かかりっきりになっている。えらいこっちゃ。
2018*11*09/サボっていたのがいけなかった。結局今年一月分から「なんかい文芸」の俳句を読み選句し選評を書くという作業となった。その結果をブログに発表している。一年分まとまったら、冊子にするという作業を繰りかえしている。毎年1月に奄美に行くので前年分の冊子を土産がわりに持参している。
2018*11*10/奄美俳句の特徴は次の南海日日新聞コラム「つむぎ随想」を読んでいただくとして、一つ言えるのは奄美の南隣の沖縄の俳句は、奄美より自律しているのではないかと思っている。そう考えてみると奄美は本土的な季語(の一部)と本土的俳句の規範の〈南限〉という意識を持っていないだろうか。
2018*11*11/次々と押し寄せる原稿締切り。反対にわたしが原稿催促する立場でもある。FMわぃわぃ「南の風」特別企画「奄美にとって明治150年を問う」に出演していただいた方々に、語ってもらった内容を南海日日新聞に連動して掲載するために原稿を書いていただいている。その締切が15日と迫っている。
2018*11*12/月村香詩集『蜜雪』(思潮社)の出版記念会が本日加古川市で行われました。月曜日の昼間にもかかわらず20人ほどの参加者がありわきあいあいと会は進行。私は事務局を担当。司会進行は大西隆志氏が務めました。月村さんは詩人らしくどこか不思議をまとっている女性です。これからも活躍を!
出版記念会の写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1063584168351678464
2018*11*13/昨日の月村香さんの出版記念会の様子の一部を動画に収めています。朗読あり、歌ありと、華やかでした。詩集『蜜雪』は、右ページにフランス語詩、左ページに日本語詩が書かれています。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506199616
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506204298
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506205666
2018*11*14/昨日、徳之島から俳人・亘余世夫氏が来神。出版の打ち合わせを粛々と。白くのびた髪は琉球髷をするためだと言います。あいかわらず怪人ぶりを発揮していました。怪人といえば今年一月名瀬で沖永良部島の怪人・前利潔氏と余世夫氏が飲み会の席で同席。このふたりの組み合わせは最強でした。
2018*11*15/南海日日新聞に連載している「つむぎ随想」の原稿をメール送稿。以前のようにポストに投函する作業は一切なく、執筆も投稿も机の上で済みます。6回目のタイトルは「奄美俳句を読む」。奄美俳句についての所見・批評をまとめています。でも原稿量が多くなり編集局に迷惑をかけてしまった。
2018*11*16/所用があって神戸・三宮のそごう〝デパ地下〟へ。ここは出品会社の移り変わりが激しく神戸におけるスイーツ売り場の代表的な「戦場」だと言えるでしょう。店舗レイアウトが変わっていました。「神戸ネイティブ」の私からすれば神戸地区の会社だけでまとめてほしいと願っているのですが。
2018*11*17/公立中学校なのでよもや同窓会なんてないだろうと思ってちなみにネット検索してみるとなんとありました。「西宮市立甲陵中学校昭和46年卒同窓会(21回生)」。なにせ12クラス533人のマンモス学級です。芋の子洗うがごとくの大人数でした。しかも中学二年生の時はプレハブ校舎だったのです。
2018*11*18/昨日の甲陵中学校同窓会の集合写真です。集まった人たちの中には甲陵中→県立西宮高校→関西学院大学に進学する人たちがいて、この3つの学校は半径300メートルほどの距離に収まるご近所さんなのです。私の学歴はこの「ご近所グループ」と縁がなく西宮という異郷に帰ってきたとの思いです。
甲陵中学校同窓会の集合写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1065765481938907136
2019*11*19/今回で2回目の文楽鑑賞です。大阪国立文楽劇場で観てきました。演目は「芦屋道満大内鑑」「桂川連理棚」。まず絶賛したいのは、葛の葉子別れの場面での太夫・竹本津駒太夫の絶唱(三味線は竹澤宗助)。泣き節です。プロの芸です。脱帽。今回は太夫と三味線の演奏を中心に聞いていました。
2018*11*20/昨日の文楽鑑賞の余韻が残っています。「芦屋道満大内鑑」は私がかつて大阪で働いていた時に上演されていたのを見逃した悔しい思いがあったのと、安倍晴明と呪術合戦をして敗けた播磨出身で芦屋道満という陰陽師が気になっていました。播磨では道満の故地がいくつか伝承されているのです。
2018*11*21/演目名は「芦屋道満大内鑑」ですが、大筋は安倍晴明についてがメインなのです。「第5段」まであり蘆屋道満は何度か出演するのですが、どちらかというと脇役。しかも文楽以外で道満は安倍晴明の呪術合戦に敗けた関係で敗者=敵というイメージが強いのですが、そうではない立ち位置なのです。
2018*11*22/太夫の語りを聞いているといくつか発見が。文楽は上方(大坂・京)で産まれたことを実感しました。太夫の語りは上方のアクセントで「〜しやる(「している」の意)」といった語尾などは、私の周囲にいる大阪出身の人々が話す抑揚と同じで近世上方語が今も継承されている事実を知るのです。
2018*11*22/生の文楽を観るのは二回目ですが、私にとっての文楽は近松門左衛門の文体なのです。私の座右の書のひとつに『近松世話物集』(守随憲治訳注)があります。1976年に出版され「旺文社文庫」の一冊(いまは絶版、旺文社文庫そのものもない)。右頁に原文、左頁に現代語訳が掲載されています。
2018*11*23/近松門左衛門の無駄のない文体に惹かれた私は対訳付きの『近松世話物語集』を繰返し読み、現代日本語にはない緊張感やかもしだされる言葉の湿潤に魅せられていったのです。近松が生み出した表現から近世日本語を想い、当時の人々がどのような言葉を交わしていたのかを感受していたのです。
2018*11*24/書かれた脚本(エクリチュール)から文楽に魅了されていた私ですが、今回生の文楽を観て、近松の文体も、人形の動き、三味線とのからみといった関係の中で培われたものであると分かったのです。今回近松作品は観ませんでしたが、近松が生み出した言葉は舞台でリアリティがあるのでしょう。
2018*11*25/第137回目の「Mélange」例会が神戸のスペイン料理カルメンで開かれました。長く会をしていますと参加者がすこしずつ変化があるものです。今回3人の初参加者。毎月開催している現代詩の会は関西でもそんなに多くないのでしょうね。詩を語る会として今後も開催していきたいと思っています。
「Mélange」例会の様子は https://twitter.com/gunshaku/status/1066994491377111041
2018*11*26/拙宅でヒッキーしてました。いや〝眠り君〟かな。昨日の「Mélange」例会の第一部読書会では、詩人・木澤豊さん好評の〈宮沢賢治語り〉シリーズ。初期童話「やまなし」がテーマでした。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508958014
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508962536
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508967393
2018*11*27/大相撲九州場所で優勝した小結・貴景勝の出身小学校が、私の母校(仁川学院小学校)であり、同級生のLINEで大いに盛り上がっています。日曜日昼に同小学校卒の姉から「貴景勝が優勝するかもしれない」と言われた時「序二段ぐらいで?」と答えた私の無知が今となっては恥ずかしい限りです。
2018*11*28/昨日から南海日日新聞で私が企画した「奄美にとって明治150年を問う」シリーズの連載が始まりました(新聞タイトルは「奄美にとっての明治150年」6回の予定)。第一回目の執筆者は中西雄二・東海大学文学部講師。FMわぃわぃ「南の風」で喋ってもらった内容を文章化してもらったものです。
中西雄二・東海大学文学部講師の南海日日新聞記事は https://twitter.com/gunshaku/status/1067570215934775296
2018*11*29/南海日日新聞で連載している「奄美にとって明治150年」の二回目、三回目の記事を紹介します。執筆している二人は奄美出身者。本土(ヤマト)における出身者は独自の文化体系を保持・発展させています。沖縄とは違ったエスニシティの特色を持ち、郷土会の強固な結びつきもその特色の一つ。
「奄美にとって明治150年」の二回目、三回目の記事については https://twitter.com/gunshaku/status/1068293569100705792 に掲載。
2018*11*30/今年の奄美は、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送で奄美(奄美大島、徳之島、沖永良部島)が紹介され、薩摩との関係がすこし明らかになった。また個人的には各界の専門家に「奄美にとっての明治150年」を考えるシリーズを企画。FMわぃわぃでの放送と南海日日新聞の紙面展開を実現することになった。
2018*11*02/拙宅の仕事部屋にしている書斎は本が山積みで、だいたいどの本がどこにあるのか分かっている程度。寝室にも本を横積みしていて、執筆や発表したりしたテーマごとにまとめているつもり。あくまでつもりだからいざという時見つかる場合も見つからない場合もある。いずれも地震の時がこわい。
2018*11*03/川柳舞踏家・情野千里さんの記念イベントが姫路で行われているが仕事の都合で参加できず。当日会場で配られる予定の冊子に一文を草している。千里さんの川柳を引用してそれに感応したわたしの散文詩をぶつけるというもの。ありがちな称賛文を書くつもりはなかったので楽しみながら書いた。
2018*11*04/FMわぃわぃ「南の風」の番組収録のために長田へ。7月から始まった「奄美にとって明治150年を問う」の5回目です。番組ゲストは、寺尾智史宮崎大学語学教育センター准教授。マイノリティー言語という研究領域からみた「奄美語」の現状についてを語ってもらいました。
番組の様子は、YOUTUBE にてご覧になれます。
https://www.youtube.com/watch?v=We5qtOJgdCs&feature=youtu.be
スタジオ内の様子と寺尾智史氏の写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1059289901898690560
2018*11*05/昨夜三宮をふらふら歩いていたら、路上パフォーマンスがあり少しの間録画。http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/504558668本日は拙宅周辺から出ずヒッキーに徹する。神戸は好天。すがすがしい秋日和。たまっているパソコン作業をしようと画面に向かっているがPC周辺には誘惑の種がムーチョムーチョ。負けそう。
2018*11*06/知人に来年の持ち歩く手帳をどんな形状にするのか悩んでいる人がいる。私としゃべっている半分以上がその話題だった。ほかの話題をふっても手帳のことが気になるのか「手帳、手帳が」とまたこの話題に帰る。いちど気になるモードに入ってしまうとそのモードからなかなか抜けきれない性格。
2018*11*07/小ぶりな街に小ぶりな詩誌が創刊された。兵庫県三木市の詩人たちが中心となって創刊された「風舎(かぜやど)」「播州三木、小さな田舎町、古い歴史を孕む森で、渡り鳥り群れが旅の支度を急いでいます。(略)そんな晩秋に日に、私達「みき詩話会」は文芸誌「風舎」を創刊いたしました。」
詩誌「風舎(かぜやど)」創刊号の表紙写真は、https://twitter.com/gunshaku/status/1061060447774765062
2018*11*08/次の南海日日新聞の連載コラム「つむぎ随想」に執筆するテーマは「奄美俳句を読む」。文章をまとめるために今年の「なんかい文芸」に掲載された俳句を読み、五句を選びそれぞれに選評を書くという作業を続けている。これが労力のかかる仕事で今かかりっきりになっている。えらいこっちゃ。
2018*11*09/サボっていたのがいけなかった。結局今年一月分から「なんかい文芸」の俳句を読み選句し選評を書くという作業となった。その結果をブログに発表している。一年分まとまったら、冊子にするという作業を繰りかえしている。毎年1月に奄美に行くので前年分の冊子を土産がわりに持参している。
2018*11*10/奄美俳句の特徴は次の南海日日新聞コラム「つむぎ随想」を読んでいただくとして、一つ言えるのは奄美の南隣の沖縄の俳句は、奄美より自律しているのではないかと思っている。そう考えてみると奄美は本土的な季語(の一部)と本土的俳句の規範の〈南限〉という意識を持っていないだろうか。
2018*11*11/次々と押し寄せる原稿締切り。反対にわたしが原稿催促する立場でもある。FMわぃわぃ「南の風」特別企画「奄美にとって明治150年を問う」に出演していただいた方々に、語ってもらった内容を南海日日新聞に連動して掲載するために原稿を書いていただいている。その締切が15日と迫っている。
2018*11*12/月村香詩集『蜜雪』(思潮社)の出版記念会が本日加古川市で行われました。月曜日の昼間にもかかわらず20人ほどの参加者がありわきあいあいと会は進行。私は事務局を担当。司会進行は大西隆志氏が務めました。月村さんは詩人らしくどこか不思議をまとっている女性です。これからも活躍を!
出版記念会の写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1063584168351678464
2018*11*13/昨日の月村香さんの出版記念会の様子の一部を動画に収めています。朗読あり、歌ありと、華やかでした。詩集『蜜雪』は、右ページにフランス語詩、左ページに日本語詩が書かれています。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506199616
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506204298
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/506205666
2018*11*14/昨日、徳之島から俳人・亘余世夫氏が来神。出版の打ち合わせを粛々と。白くのびた髪は琉球髷をするためだと言います。あいかわらず怪人ぶりを発揮していました。怪人といえば今年一月名瀬で沖永良部島の怪人・前利潔氏と余世夫氏が飲み会の席で同席。このふたりの組み合わせは最強でした。
2018*11*15/南海日日新聞に連載している「つむぎ随想」の原稿をメール送稿。以前のようにポストに投函する作業は一切なく、執筆も投稿も机の上で済みます。6回目のタイトルは「奄美俳句を読む」。奄美俳句についての所見・批評をまとめています。でも原稿量が多くなり編集局に迷惑をかけてしまった。
2018*11*16/所用があって神戸・三宮のそごう〝デパ地下〟へ。ここは出品会社の移り変わりが激しく神戸におけるスイーツ売り場の代表的な「戦場」だと言えるでしょう。店舗レイアウトが変わっていました。「神戸ネイティブ」の私からすれば神戸地区の会社だけでまとめてほしいと願っているのですが。
2018*11*17/公立中学校なのでよもや同窓会なんてないだろうと思ってちなみにネット検索してみるとなんとありました。「西宮市立甲陵中学校昭和46年卒同窓会(21回生)」。なにせ12クラス533人のマンモス学級です。芋の子洗うがごとくの大人数でした。しかも中学二年生の時はプレハブ校舎だったのです。
2018*11*18/昨日の甲陵中学校同窓会の集合写真です。集まった人たちの中には甲陵中→県立西宮高校→関西学院大学に進学する人たちがいて、この3つの学校は半径300メートルほどの距離に収まるご近所さんなのです。私の学歴はこの「ご近所グループ」と縁がなく西宮という異郷に帰ってきたとの思いです。
甲陵中学校同窓会の集合写真は https://twitter.com/gunshaku/status/1065765481938907136
2019*11*19/今回で2回目の文楽鑑賞です。大阪国立文楽劇場で観てきました。演目は「芦屋道満大内鑑」「桂川連理棚」。まず絶賛したいのは、葛の葉子別れの場面での太夫・竹本津駒太夫の絶唱(三味線は竹澤宗助)。泣き節です。プロの芸です。脱帽。今回は太夫と三味線の演奏を中心に聞いていました。
2018*11*20/昨日の文楽鑑賞の余韻が残っています。「芦屋道満大内鑑」は私がかつて大阪で働いていた時に上演されていたのを見逃した悔しい思いがあったのと、安倍晴明と呪術合戦をして敗けた播磨出身で芦屋道満という陰陽師が気になっていました。播磨では道満の故地がいくつか伝承されているのです。
2018*11*21/演目名は「芦屋道満大内鑑」ですが、大筋は安倍晴明についてがメインなのです。「第5段」まであり蘆屋道満は何度か出演するのですが、どちらかというと脇役。しかも文楽以外で道満は安倍晴明の呪術合戦に敗けた関係で敗者=敵というイメージが強いのですが、そうではない立ち位置なのです。
2018*11*22/太夫の語りを聞いているといくつか発見が。文楽は上方(大坂・京)で産まれたことを実感しました。太夫の語りは上方のアクセントで「〜しやる(「している」の意)」といった語尾などは、私の周囲にいる大阪出身の人々が話す抑揚と同じで近世上方語が今も継承されている事実を知るのです。
2018*11*22/生の文楽を観るのは二回目ですが、私にとっての文楽は近松門左衛門の文体なのです。私の座右の書のひとつに『近松世話物集』(守随憲治訳注)があります。1976年に出版され「旺文社文庫」の一冊(いまは絶版、旺文社文庫そのものもない)。右頁に原文、左頁に現代語訳が掲載されています。
2018*11*23/近松門左衛門の無駄のない文体に惹かれた私は対訳付きの『近松世話物語集』を繰返し読み、現代日本語にはない緊張感やかもしだされる言葉の湿潤に魅せられていったのです。近松が生み出した表現から近世日本語を想い、当時の人々がどのような言葉を交わしていたのかを感受していたのです。
2018*11*24/書かれた脚本(エクリチュール)から文楽に魅了されていた私ですが、今回生の文楽を観て、近松の文体も、人形の動き、三味線とのからみといった関係の中で培われたものであると分かったのです。今回近松作品は観ませんでしたが、近松が生み出した言葉は舞台でリアリティがあるのでしょう。
2018*11*25/第137回目の「Mélange」例会が神戸のスペイン料理カルメンで開かれました。長く会をしていますと参加者がすこしずつ変化があるものです。今回3人の初参加者。毎月開催している現代詩の会は関西でもそんなに多くないのでしょうね。詩を語る会として今後も開催していきたいと思っています。
「Mélange」例会の様子は https://twitter.com/gunshaku/status/1066994491377111041
2018*11*26/拙宅でヒッキーしてました。いや〝眠り君〟かな。昨日の「Mélange」例会の第一部読書会では、詩人・木澤豊さん好評の〈宮沢賢治語り〉シリーズ。初期童話「やまなし」がテーマでした。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508958014
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508962536
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508967393
2018*11*27/大相撲九州場所で優勝した小結・貴景勝の出身小学校が、私の母校(仁川学院小学校)であり、同級生のLINEで大いに盛り上がっています。日曜日昼に同小学校卒の姉から「貴景勝が優勝するかもしれない」と言われた時「序二段ぐらいで?」と答えた私の無知が今となっては恥ずかしい限りです。
2018*11*28/昨日から南海日日新聞で私が企画した「奄美にとって明治150年を問う」シリーズの連載が始まりました(新聞タイトルは「奄美にとっての明治150年」6回の予定)。第一回目の執筆者は中西雄二・東海大学文学部講師。FMわぃわぃ「南の風」で喋ってもらった内容を文章化してもらったものです。
中西雄二・東海大学文学部講師の南海日日新聞記事は https://twitter.com/gunshaku/status/1067570215934775296
2018*11*29/南海日日新聞で連載している「奄美にとって明治150年」の二回目、三回目の記事を紹介します。執筆している二人は奄美出身者。本土(ヤマト)における出身者は独自の文化体系を保持・発展させています。沖縄とは違ったエスニシティの特色を持ち、郷土会の強固な結びつきもその特色の一つ。
「奄美にとって明治150年」の二回目、三回目の記事については https://twitter.com/gunshaku/status/1068293569100705792 に掲載。
2018*11*30/今年の奄美は、NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送で奄美(奄美大島、徳之島、沖永良部島)が紹介され、薩摩との関係がすこし明らかになった。また個人的には各界の専門家に「奄美にとっての明治150年」を考えるシリーズを企画。FMわぃわぃでの放送と南海日日新聞の紙面展開を実現することになった。