東京でのイベントですが、わたしの敬愛する生野毅氏の朗読会があるのでそのお知らせです。
ちょうどロルカ詩祭の日なのですね。
----------★--☆--★--------------------------------------------------------------------
酷暑と節電の厳しい夏が続いておりますが、皆様におかれましてはお元気でお過ごしのことと存じます。
さて、来る8月20日(土)に、『新・剪燈新話~生野毅の怪談ライブ』第3夜「異住」を開催し、極上の納涼のひとときを皆様にお届けしたく存じます。
お届けするのは、この酷暑なのになぜか絶対に冷房の効いた部屋に入りたがらない男の血も凍る身の上話、そして幽霊屋敷…といずれも夏にふさわしいコワイお話。そして、いずれも家屋にまつわるお話であるが故に「異住」というサブタイトルをつけました。
そして今回は上演後に「恐怖」をめぐるトークを行うことにいたしました。ゲストとして、詩人の広瀬大志さんをお招きいたします。
広瀬さんは<存在>や<世界>の根底における<恐怖>を根本動機としつつ(それは言いかえれば根本における<哀しみ>あるいは<愛>と呼び変えてもよいかもしれません。)独自の詩的言語を築き上げて来られた詩人です。近年はまさに3・11以前/以降の世界を鋭く本質的に抉る予見的な詩的時空を開示され、その作品はいよいよ比類ない強度をたたえてきております。
ちなみに広瀬さんは私の人生における最初の詩の先輩というべきかたですが、もう25年近く前に初めてお会いした頃から、ホラーやカルトな映画、小説についても熱く語り合ってきた仲で、その独特の造本もあいまって現代詩の世界を震撼させてきた広瀬さんの個人誌『妖気』に執筆させて頂いたのも楽しい思い出です。広瀬さんはいわば私にとって<恐怖>の師、でもあるのです。自ら楽器を巧みに奏でられ、音楽にも造詣の深い広瀬さんは、朗読の名手でもあり、トークではその美しく迫力ある肉声で、戦慄すべき詩作品の朗読をお願いできればとも考えております…。それでは皆様と恐ろしくも楽しい一夜を過ごせますこと、心よりお待ち申し上げます。
(詳細は以下の通りです。)
『新・剪燈新話(しん・せんとうしんわ~生野毅の怪談ライブ』第三夜「異住」
◆開催日/2011・8・20(土) ◆開場/16:30
◆開演/17:00
◆席代/1000円
◆会場/ギャラリーマキ
(東京都中央区新川1―31―8・ニックハイム茅場町402 /TEL&FAX0332970717/URLwww.gallery-maki.com/Email gallerymaki@hotmail.com/東京メトロ日比谷線・東西線茅場町駅3番出口より永代通りを霊岸橋を越えて永代橋右脇のニックハイム茅場町4F)
◆内容
①詩朗読(生野毅)『嘆きの壁』
②第五話(話数は昨年秋の第一夜からの通しです。)『冷気~冷房を怖れる男』原作/H・P・ラブクラフト/ あのクトルゥー神話の巨匠の初期の傑作。皆さん、私はこの酷暑にどうして冷房に入らないのですか…って?節電の夏に文字通りあなたの心臓を凍りつかせるオハナシです。
(休憩)
③第6話『囮(おとり)』原作・アルジャーノン・ブラックウッド 英国恐怖小説の巨匠の異色作。とある幽霊屋敷で一夜を過ごすことになった一組の夫婦と若い男。三人の愛憎の果てに訪れた血も凍る運命とは…!?
(休憩)
④18:45頃より恐怖をめぐるトークライブ!!ゲスト・広瀬大志(詩人)…恐怖と存在の本質を凝視し、詩を予言の域へと止揚する稀有な詩人と、生野毅の恐怖をめぐる迫真のトークライブ!!広瀬氏の圧倒的な詩の朗読もあります!!
ちょうどロルカ詩祭の日なのですね。
----------★--☆--★--------------------------------------------------------------------
酷暑と節電の厳しい夏が続いておりますが、皆様におかれましてはお元気でお過ごしのことと存じます。
さて、来る8月20日(土)に、『新・剪燈新話~生野毅の怪談ライブ』第3夜「異住」を開催し、極上の納涼のひとときを皆様にお届けしたく存じます。
お届けするのは、この酷暑なのになぜか絶対に冷房の効いた部屋に入りたがらない男の血も凍る身の上話、そして幽霊屋敷…といずれも夏にふさわしいコワイお話。そして、いずれも家屋にまつわるお話であるが故に「異住」というサブタイトルをつけました。
そして今回は上演後に「恐怖」をめぐるトークを行うことにいたしました。ゲストとして、詩人の広瀬大志さんをお招きいたします。
広瀬さんは<存在>や<世界>の根底における<恐怖>を根本動機としつつ(それは言いかえれば根本における<哀しみ>あるいは<愛>と呼び変えてもよいかもしれません。)独自の詩的言語を築き上げて来られた詩人です。近年はまさに3・11以前/以降の世界を鋭く本質的に抉る予見的な詩的時空を開示され、その作品はいよいよ比類ない強度をたたえてきております。
ちなみに広瀬さんは私の人生における最初の詩の先輩というべきかたですが、もう25年近く前に初めてお会いした頃から、ホラーやカルトな映画、小説についても熱く語り合ってきた仲で、その独特の造本もあいまって現代詩の世界を震撼させてきた広瀬さんの個人誌『妖気』に執筆させて頂いたのも楽しい思い出です。広瀬さんはいわば私にとって<恐怖>の師、でもあるのです。自ら楽器を巧みに奏でられ、音楽にも造詣の深い広瀬さんは、朗読の名手でもあり、トークではその美しく迫力ある肉声で、戦慄すべき詩作品の朗読をお願いできればとも考えております…。それでは皆様と恐ろしくも楽しい一夜を過ごせますこと、心よりお待ち申し上げます。
(詳細は以下の通りです。)
『新・剪燈新話(しん・せんとうしんわ~生野毅の怪談ライブ』第三夜「異住」
◆開催日/2011・8・20(土) ◆開場/16:30
◆開演/17:00
◆席代/1000円
◆会場/ギャラリーマキ
(東京都中央区新川1―31―8・ニックハイム茅場町402 /TEL&FAX0332970717/URLwww.gallery-maki.com/Email gallerymaki@hotmail.com/東京メトロ日比谷線・東西線茅場町駅3番出口より永代通りを霊岸橋を越えて永代橋右脇のニックハイム茅場町4F)
◆内容
①詩朗読(生野毅)『嘆きの壁』
②第五話(話数は昨年秋の第一夜からの通しです。)『冷気~冷房を怖れる男』原作/H・P・ラブクラフト/ あのクトルゥー神話の巨匠の初期の傑作。皆さん、私はこの酷暑にどうして冷房に入らないのですか…って?節電の夏に文字通りあなたの心臓を凍りつかせるオハナシです。
(休憩)
③第6話『囮(おとり)』原作・アルジャーノン・ブラックウッド 英国恐怖小説の巨匠の異色作。とある幽霊屋敷で一夜を過ごすことになった一組の夫婦と若い男。三人の愛憎の果てに訪れた血も凍る運命とは…!?
(休憩)
④18:45頃より恐怖をめぐるトークライブ!!ゲスト・広瀬大志(詩人)…恐怖と存在の本質を凝視し、詩を予言の域へと止揚する稀有な詩人と、生野毅の恐怖をめぐる迫真のトークライブ!!広瀬氏の圧倒的な詩の朗読もあります!!
いよいよロルカ詩祭の季節がめぐってきました。
今年も朗読にたけた詩人たちが、ロルカ詩とロルカ的世界に身を委ねた自作詩を朗読します。
第14回ロルカ詩祭
沈黙(もだ)の夏がやってきた…
◆日時/2011年 8月20日〈土〉
◆料金/(1)コースA特別コース 3600円(スープ+サラダ+メインディッシュ(2品から
選択)+パエリア+デザート+コーヒー+チャージ料・税込)
(2)コースB 2000円(One Drink +One Food +チャージ料・税込)
◆場所/神戸三宮 スペイン料理カルメン
◆問い合わせ先/ 078-331-2228
▼スケジュールと出演者
★開 場/午後5時
★第1部/午後5時30分~ロルカ詩の朗読 1.アグスティン 2.今野和代
3.鼓 直
★第2部(自作詩の朗読)/午後6時~
1.今野和代 2.富哲世 3.大西隆志 4.福田知子 5.岩脇リーベル豊美
6.高木冨子 7.大橋愛由等 8.高谷和幸 9.にしもとめぐみ 10.寺岡良信
11.平岡けいこ 12.中堂けいこ 13.安西佐有理 14.情野千里
◇演奏/外薗美穂(バイオリン)
▼第14回ロルカ詩祭 ご案内
ロルカ詩祭は今年で14回を数えます。詩祭の名に冠したフェデリコ・ガルシア・ロ
ルカは、フランコ将軍の反乱で始められたスペイン市民戦争において、ファシスト軍
に銃殺される詩人・劇作家であり、『ジプシー詩集』や『イグナシオ・サンチョス・
メヒーアスへの哀歌』は世界中で愛唱されています。詩人ロルカの瑞々しい抒情性と
情熱的で豊麗な歌心を愛する私たちが、この朗読会を始めたきっかけは、阪神淡路大
震災でした。詩祭は私たち『めらんじゅ』に集う同人・誌友が中心になり、震災で犠
牲となった人々への鎮魂と神戸の復興を願う切なる思いを、ロルカに対する哀悼と哀
惜に重ね、詩の朗読という形で表現してきました。そして14回目の今年、私たちはこ
の詩祭を関東東北大震災という未曽有の災害の中で迎えなければならないことに、深
い悲しみを抱いています。津波に呑みこまれた数多の尊い命。いつ収束するか分から
ない原発の大事故。故郷を追われ、仕事を失い、流離の生活を強いられながらも黙々
と堪えている人々を前に、私たちの紡ぐ言葉は拙く貧しいものであるかも知れません。
が、詩作に携わる者、とりわけ神戸・阪神間で街の崩壊を目のあたりにし、死の恐怖
に直面した者にとって、被災地・東北の人々が負わされている困難で複雑な状況から
目を逸らすことは、許されません。鎮魂と癒しと再生への祈りから出発したこの詩祭
の原点に、私たちは今一度立ち返り、より多くの方々の心の深みにまで届く言葉の創
造を目指して、努力する所存です。どうか濃密な時間を共に分かち合い、創り上げて
くださいますよう、お願いいたします。
2011年7月26日 寺岡良信
--------------------------------------------------------------------
会場のスペイン料理カルメンは、阪急三宮駅西口の北出口を出て「青山」とドラッグ
ストアの間の南北の筋を北に30M歩き、一階が焼き肉屋「新撰組」が入る2階建てビル
の2階です。
今年も朗読にたけた詩人たちが、ロルカ詩とロルカ的世界に身を委ねた自作詩を朗読します。
第14回ロルカ詩祭
沈黙(もだ)の夏がやってきた…
◆日時/2011年 8月20日〈土〉
◆料金/(1)コースA特別コース 3600円(スープ+サラダ+メインディッシュ(2品から
選択)+パエリア+デザート+コーヒー+チャージ料・税込)
(2)コースB 2000円(One Drink +One Food +チャージ料・税込)
◆場所/神戸三宮 スペイン料理カルメン
◆問い合わせ先/ 078-331-2228
▼スケジュールと出演者
★開 場/午後5時
★第1部/午後5時30分~ロルカ詩の朗読 1.アグスティン 2.今野和代
3.鼓 直
★第2部(自作詩の朗読)/午後6時~
1.今野和代 2.富哲世 3.大西隆志 4.福田知子 5.岩脇リーベル豊美
6.高木冨子 7.大橋愛由等 8.高谷和幸 9.にしもとめぐみ 10.寺岡良信
11.平岡けいこ 12.中堂けいこ 13.安西佐有理 14.情野千里
◇演奏/外薗美穂(バイオリン)
▼第14回ロルカ詩祭 ご案内
ロルカ詩祭は今年で14回を数えます。詩祭の名に冠したフェデリコ・ガルシア・ロ
ルカは、フランコ将軍の反乱で始められたスペイン市民戦争において、ファシスト軍
に銃殺される詩人・劇作家であり、『ジプシー詩集』や『イグナシオ・サンチョス・
メヒーアスへの哀歌』は世界中で愛唱されています。詩人ロルカの瑞々しい抒情性と
情熱的で豊麗な歌心を愛する私たちが、この朗読会を始めたきっかけは、阪神淡路大
震災でした。詩祭は私たち『めらんじゅ』に集う同人・誌友が中心になり、震災で犠
牲となった人々への鎮魂と神戸の復興を願う切なる思いを、ロルカに対する哀悼と哀
惜に重ね、詩の朗読という形で表現してきました。そして14回目の今年、私たちはこ
の詩祭を関東東北大震災という未曽有の災害の中で迎えなければならないことに、深
い悲しみを抱いています。津波に呑みこまれた数多の尊い命。いつ収束するか分から
ない原発の大事故。故郷を追われ、仕事を失い、流離の生活を強いられながらも黙々
と堪えている人々を前に、私たちの紡ぐ言葉は拙く貧しいものであるかも知れません。
が、詩作に携わる者、とりわけ神戸・阪神間で街の崩壊を目のあたりにし、死の恐怖
に直面した者にとって、被災地・東北の人々が負わされている困難で複雑な状況から
目を逸らすことは、許されません。鎮魂と癒しと再生への祈りから出発したこの詩祭
の原点に、私たちは今一度立ち返り、より多くの方々の心の深みにまで届く言葉の創
造を目指して、努力する所存です。どうか濃密な時間を共に分かち合い、創り上げて
くださいますよう、お願いいたします。
2011年7月26日 寺岡良信
--------------------------------------------------------------------
会場のスペイン料理カルメンは、阪急三宮駅西口の北出口を出て「青山」とドラッグ
ストアの間の南北の筋を北に30M歩き、一階が焼き肉屋「新撰組」が入る2階建てビル
の2階です。