「第17回ロルカ詩祭」を開催します。
今年は、第一部で朗読していただいているスペイン文学者の鼓直氏がスペインから勲章を授与されるという朗報が入っています。もちろん今年もロルカの詩をあらたに翻訳して馳せ参じてくれます。
ゲスト詩人は、.萩原健次郎氏。楽しみです。今回の初参加者に、ラップの詩や、遠くからつけてくれる詩人もいて、今年もにぎやかな詩祭となりそうです。また、今回の伴奏者はフラメンコ・ギタリスタ。お客さんとして来店するカンタオーラ(歌い手)とともに、ロルカの詩をもとにしたフラメンコ曲を披露していただけるかもしれません。
第17回「ロルカ詩祭」へのお誘い(8月16日〈土〉)
17回目を迎えるロルカ詩祭を、8月16日(土)に、神戸市三宮のスペイン料理カルメンで行います。
=======第17回ロルカ詩祭の案内文=======
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真夏の夜の夢
ソロンゴ
月は小さな井戸
花なんかいらない
今夜私を抱きしめる
あなたの腕があればいい
La luna es un pozo chico,
las flores no valen nada
lo que valen son tus brazos
cuando de noche me abrazan.
(訳者不明、歌詞はロルカによるの)
ソロンゴは、もともとアンダルシア地方に伝わる古い民謡で、ガルシーア・ロルカが発掘した曲である。この曲はヒターノたちによってフラメンコを演じるタブラオ(=ライブハウス)で歌い継がれていく。歌詞はロルカがあらためて編集して組み立てている。こうしたロルカ作の詩のいくつかがフラメンコの曲に取り入れられているのだ。引用の歌詞も見ても情熱的であることは分かるが、フラメンコの曲の中でも、バイレたちが情熱的に踊る腕の見せどころの曲である。
ロルカは音楽の素養もありヴェルディの弟子にピアノと作曲を習い、かのマヌエル・デ・ファリャに薫陶を受けたと言う。おまけにサルバドール・ダリとも親交があり、偉大なデッサン画家でもあった。ロルカの活躍した40年ばかりの前期を詩作、後期は劇作と二分される。有名な三代悲劇も一作に三年から五年が費やされると言う遅筆ぶりであった。しかも現実に起こったことをもとに、登場人物はほとんどが実在の人物であった。それをロルカは独自の詩霊で発酵させたのだ。ガルシーア・ロルカ1936年8月19日早朝グラナダ近郊ビスナルのオリーブ畑で銃殺される。38歳の若さだった。
今宵もロルカを愛し集う者たちの暑い詩祭が始まる。オレー!
にしもとめぐみ
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〈 詩祭スケジュール 〉予定
★日時/8月16日(土)午後5時 開場
[1部]PM5:30~PM6:00
ロルカ詩の朗読
[2部]PM6:00~PM8:30
詩人たちの自作詩朗読
★場所/スペイン料理カルメン(神戸市中央区北長狭通1-7-1 〒650-0012
電話078・331・2228 (参加を希望される方もこの電話に連絡してください)
JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮駅」から徒歩三分。
★料金/A:3600円(チャージ込み)(1)夏の特選スープ(2)季節のサラダ(3)メインディッシュ(4)パエリア(5)コーヒー
(6)デザート
B:2000円(チャージ込み)(1)ワンドリンク(2)タパス盛り合わせオードブル
《特典》当日参加者の方全員に、第二部参加の詩人たちが朗読する詩作品掲載の『八月一九日詩集・vol.17』をもれなく進呈します。
★出演者/ゲスト・1.萩原健次郎 伴奏者/フラメンコギタリスタ・湯口哲成
(朗読予定者)2.鼓直(スペイン国家から「国民栄誉賞」授与)、3.アグスティン、4.安西佐有理、5.岩脇リーベル豊美、6.大西隆志、7.大橋愛由等、8.岡本清周、9.北原千代、10.今野和代、11.情野千里、12.千田草介、13.高谷和幸、14.Dobinski、15.中嶋康雄、16.中堂けいこ、17.中村雅子、18.にしもとめぐみ、19.平岡けいこ、20.福田知子
★参加希望の方は/スペイン料理カルメン078-331-2228まで電話してください。(8月4日、5日、6日は臨時休業いたします。7日は正午から営業いたしております)
★出演朗読者のみなさんへ/一人でも多く見に来ていただくよう多方面に声をかけてください。(チラシはおってメール送信します)
★〈スペインを代表する詩人の一人であるフェデリコ・ガルシア・ロルカの生誕100年にあたる1998年から始まった「ロルカ詩祭」。会場は、神戸・三宮にあるスペイン料理カルメン。今年もロルカが殺された8月19日に近い土曜日に開催します(16日)。この詩祭は、第一部がスペイン語と日本語によるロルカ作品の朗読、第二部は詩人たちのロルカ的世界に身を委ねた自作詩の朗読で構成されています。神戸でこの詩祭が行われるのは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の追悼の意味を込めていることはもちろんのこととして、2011年の東日本大震災の犠牲者に対する鎮魂の意味も加わりました。またこれまで詩祭に参加した人のなかで清水昶氏のように物故した詩人に対する追悼の意味も込められています〉
今年は、第一部で朗読していただいているスペイン文学者の鼓直氏がスペインから勲章を授与されるという朗報が入っています。もちろん今年もロルカの詩をあらたに翻訳して馳せ参じてくれます。
ゲスト詩人は、.萩原健次郎氏。楽しみです。今回の初参加者に、ラップの詩や、遠くからつけてくれる詩人もいて、今年もにぎやかな詩祭となりそうです。また、今回の伴奏者はフラメンコ・ギタリスタ。お客さんとして来店するカンタオーラ(歌い手)とともに、ロルカの詩をもとにしたフラメンコ曲を披露していただけるかもしれません。
第17回「ロルカ詩祭」へのお誘い(8月16日〈土〉)
17回目を迎えるロルカ詩祭を、8月16日(土)に、神戸市三宮のスペイン料理カルメンで行います。
=======第17回ロルカ詩祭の案内文=======
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真夏の夜の夢
ソロンゴ
月は小さな井戸
花なんかいらない
今夜私を抱きしめる
あなたの腕があればいい
La luna es un pozo chico,
las flores no valen nada
lo que valen son tus brazos
cuando de noche me abrazan.
(訳者不明、歌詞はロルカによるの)
ソロンゴは、もともとアンダルシア地方に伝わる古い民謡で、ガルシーア・ロルカが発掘した曲である。この曲はヒターノたちによってフラメンコを演じるタブラオ(=ライブハウス)で歌い継がれていく。歌詞はロルカがあらためて編集して組み立てている。こうしたロルカ作の詩のいくつかがフラメンコの曲に取り入れられているのだ。引用の歌詞も見ても情熱的であることは分かるが、フラメンコの曲の中でも、バイレたちが情熱的に踊る腕の見せどころの曲である。
ロルカは音楽の素養もありヴェルディの弟子にピアノと作曲を習い、かのマヌエル・デ・ファリャに薫陶を受けたと言う。おまけにサルバドール・ダリとも親交があり、偉大なデッサン画家でもあった。ロルカの活躍した40年ばかりの前期を詩作、後期は劇作と二分される。有名な三代悲劇も一作に三年から五年が費やされると言う遅筆ぶりであった。しかも現実に起こったことをもとに、登場人物はほとんどが実在の人物であった。それをロルカは独自の詩霊で発酵させたのだ。ガルシーア・ロルカ1936年8月19日早朝グラナダ近郊ビスナルのオリーブ畑で銃殺される。38歳の若さだった。
今宵もロルカを愛し集う者たちの暑い詩祭が始まる。オレー!
にしもとめぐみ
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〈 詩祭スケジュール 〉予定
★日時/8月16日(土)午後5時 開場
[1部]PM5:30~PM6:00
ロルカ詩の朗読
[2部]PM6:00~PM8:30
詩人たちの自作詩朗読
★場所/スペイン料理カルメン(神戸市中央区北長狭通1-7-1 〒650-0012
電話078・331・2228 (参加を希望される方もこの電話に連絡してください)
JR・阪急・阪神・地下鉄「三宮駅」から徒歩三分。
★料金/A:3600円(チャージ込み)(1)夏の特選スープ(2)季節のサラダ(3)メインディッシュ(4)パエリア(5)コーヒー
(6)デザート
B:2000円(チャージ込み)(1)ワンドリンク(2)タパス盛り合わせオードブル
《特典》当日参加者の方全員に、第二部参加の詩人たちが朗読する詩作品掲載の『八月一九日詩集・vol.17』をもれなく進呈します。
★出演者/ゲスト・1.萩原健次郎 伴奏者/フラメンコギタリスタ・湯口哲成
(朗読予定者)2.鼓直(スペイン国家から「国民栄誉賞」授与)、3.アグスティン、4.安西佐有理、5.岩脇リーベル豊美、6.大西隆志、7.大橋愛由等、8.岡本清周、9.北原千代、10.今野和代、11.情野千里、12.千田草介、13.高谷和幸、14.Dobinski、15.中嶋康雄、16.中堂けいこ、17.中村雅子、18.にしもとめぐみ、19.平岡けいこ、20.福田知子
★参加希望の方は/スペイン料理カルメン078-331-2228まで電話してください。(8月4日、5日、6日は臨時休業いたします。7日は正午から営業いたしております)
★出演朗読者のみなさんへ/一人でも多く見に来ていただくよう多方面に声をかけてください。(チラシはおってメール送信します)
★〈スペインを代表する詩人の一人であるフェデリコ・ガルシア・ロルカの生誕100年にあたる1998年から始まった「ロルカ詩祭」。会場は、神戸・三宮にあるスペイン料理カルメン。今年もロルカが殺された8月19日に近い土曜日に開催します(16日)。この詩祭は、第一部がスペイン語と日本語によるロルカ作品の朗読、第二部は詩人たちのロルカ的世界に身を委ねた自作詩の朗読で構成されています。神戸でこの詩祭が行われるのは、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の追悼の意味を込めていることはもちろんのこととして、2011年の東日本大震災の犠牲者に対する鎮魂の意味も加わりました。またこれまで詩祭に参加した人のなかで清水昶氏のように物故した詩人に対する追悼の意味も込められています〉