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神戸まろうど通信

出版社・まろうど社主/詩と俳句を書く/FMわぃわぃのDJ/大阪編集教室講師など多様な顔を持つ大橋愛由等の覚え書き

2018年12月のツイッター

2018年12月31日 21時44分12秒 | ツイッター集蔵箱
2018*12*01/南海日日新聞に連載中の「奄美にとっての明治150年」の4回目は寺尾智史・宮崎大学語学教育センター准教授の文章。寺尾氏との出会いはFMわぃわぃでした。イベリア半島のマイノリティー言語(ミランダ語、アラゴン語)を研究していて、「滅びる言語・滅びない言語」についての考察も深い人。
寺尾智史氏の南海日日新聞への寄稿文は、
https://twitter.com/gunshaku/status/1068643662500745216

2018*12*02/昨日、兵庫県現代詩協会「読書会」が県教育会館で開かれ、詩人の坂東里見さん(右写真の左の人物)が「藤富保男」について講演しました。最後までアバンギャルドであろうとした詩人でありかつ視覚詩(アナグラム)もおおく描いたことで知られています。前衛をつらぬくその姿は評価したい。
読書会の様子(写真)は、https://twitter.com/gunshaku/status/1069029464821063681

2018*12*03/今年最後の詩の会「エクリ」(高谷和幸主宰)が赤穂市の「煉瓦屋」で開かれました。詩人・田村周平氏が経営する店です。第一部読書会は得平秀昌氏が井筒俊彦著「意識の形而上学―大乗起信論の哲学」を取り上げて解説。第二部は詩と川柳の合評会。司会は大西隆志氏が担当。あとは忘年会に。(この会が「煉瓦屋」で開催する最後の赤穂エクリでした)
会の様子は https://twitter.com/gunshaku/status/1074459950150148096

2018.12.04/赤穂といえば塩。わたしはここの塩饅頭と塩羊羹が好きで、赤穂駅構内にある観光物産センターでいつも購入します。とくに塩羊羹は日持ちかするので賞味期限をさほど気にせず楽しめるのが嬉しいですね。赤穂は兵庫県の西端に位置します。詩の会がなければこれほどたびたび訪れたでしょうか。

2018*12*05/神戸日西協会の理事会に出席する。神戸市とバルセロナ市が姉妹都市となっていて神戸から訪問団が赴いた。いまバルセロナと神戸といえば、ヴィッセル神戸に移籍したサッカー選手イニエスタを介して、この二つの都市はいつになく親近度が増していることだろう。スポーツ交流の面白さである。

2018*12*06/神戸は坂の街がいくつかある。まるで迷路のような小坂が多い場所。歩いても歩いても迷ってしまう界隈。小説家の島尾敏雄はこうしたラビリンスのような坂のある場所をこよなく愛した。北野周辺、長田区の山麓地区など神戸には文学が発生する沃野となりそうな小坂の多い場所が点在している。

2018*12*07/アンソロジー「ひょうご現代詩集2018」の編集担当をしている。目標の出稿者数をクリアーして安堵している。出稿内容を見ていると、ようやく今号になって、手書き原稿よりメール出稿の方が多くなった。70歳代以上の会員による手書き原稿の中には味のあるものがあり、とても素敵なのである。

2018*12*08/わたしはまだまだ現役で働いているのだが、拙宅周辺の退職した方々はどこでどのように過ごしておられるのだろう。図書館に毎日「出勤」される方もいらっしゃるが、拙宅近くの図書館分室(かつてはM村の村役場だった)はなくなってしまい区の図書館へ歩いて行くには高齢者は遠すぎるのだ。

2018*12*09/今年最後の「Mélange」例会が神戸・三宮のスペイン料理カルメンで行われました。第一部中堂けいこさんによるソシュール「記号論」の発表には多くの参加者がありました。第二部は詩の合評会。第三部は詩人で小説家の高木敏克氏の小説集『港の構造』(航跡舎)の出版記念会になったのです。
例会の写真と、出版記念会の写真は、https://twitter.com/gunshaku/status/1074832686911377410

2018*12*10/まろうど社の忘年会を大阪・淀屋橋で行いました。参加人数こそ少ないものの、参加者同士、言葉のあえかな交流ができたのです。会場はいつも大阪なのですが、淀屋橋は初めて。小説家で詩人の高木敏克氏の職場が近いので捜してもらいました。大学同窓Sがかつて働いていたオリックスも間近。

2018*12*11/昨日まろうど社忘年会に参加した高木敏克氏が、金里博氏との交誼に触発されて即興詩を作成。これに呼応して里博氏も返詩を作ったのです。こうして詩人たちはあらたに詩友となり言葉と叙情を重ねていくのですね。(辺詩作成の日付は本日ではありませんがあえてこの日の記述としておきます)
高木敏克氏と金里博氏とによる即興詩の交換は、https://twitter.com/gunshaku/status/1075176189331980288


2018*12*12/兵庫県現代詩協会アンソロジー「ひょうご現代詩集」の編集が佳境。2月刊行予定なので、ぎりぎりといったところか。あとは印刷担当の澪標に頑張ってもらおう。各県に「詩人協会」があるが、あれだけ詩人が多く「山之口貘賞」といった賞もあるのに沖縄には詩人たちの組織がないのは不思議。

2018*12*13/今月は作品締切が多く、原稿執筆をこなすのにあっぷあっぷしている。次に取り組んでいるのは「奔(望月至高個人俳誌)」「吟遊(夏石番矢・鎌倉佐弓代表)」への俳句出稿。私は「豈」を含め3つの俳誌に所属していることに。あいかわらず句会には参加せずもっぱらメディア出稿のみに特化。

2018*12*14/兵庫県現代詩協会の「会報」(年に二回発行)が刷り上がり発送作業。ところが印刷所のミスで表1と表4を逆に組んで印刷している。これはプロの印刷所にすれば基本以前の大チョンボ。協会の担当者にすこし厳しく指摘する。校正もこわいですが印刷はこわいですね。他山の石といたしましょう。

2018*12*15/フラメンコギターの名手・住田政男氏が演奏する本日のスペイン料理カルメンの舞台。相変わらず住田氏のギターは冴えわたり、カンテの鳥居貴子氏も良い。そして今夜は久しぶりに諸藤ふみさんが出演。この人の「ソレア」は何度見てもいい。魂を揺さぶる渾身の踊り。
渾身の踊り・諸藤ふみさんのソレアの動画は、https://twitter.com/gunshaku/status/1075184906479628289

2018*12*16/俳句とは、自ら作句することと、他人の作品を多く読む(選句する)ということでもあろう。俳句の作句力は選句力に直結するように思えてならない。私は勝手に南海日日新聞「なんかい文芸」に掲載されている俳句を読んで選句しているが、そうした行為も作句力に役立っているのかもしれない。

2018*12*17/「奔」と「吟遊」に出稿する俳句を一気に書きあげ朝にメール出稿。ふたつほど原稿が片付いて安堵している。わたしの作句手法は、書くまでにいくばくかの時間を要する。他人の作品をある程度多く読み込みたいからだ。今回は出口善子さんから送ってもらった俳誌「六曜」も読ませてもらった。

2018*12*18/南海日日新聞に掲載された「奄美にとって明治150年」連載シリーズの5回目。酒井正子・川村女子学園大学名誉教授。テーマは「奄美シマウタの近代」。シマウタは奄美のシマ(集落)という存在が孵卵器のような役割を果たしていたのですが、仕掛け人や、イベントによって変容していくのです。
酒井正子氏の南海日日新聞への文章は、https://twitter.com/gunshaku/status/1075548948402589696

2018*12*19/「奄美にとって明治150年」(南海日日新聞)連載シリーズのトリを飾るのが、この前利潔氏の文章。奄美の近代史は「本土への経済移民」の歴史でもあるのです。近代という開かれた交通システムが人の移動を促します。本土では島出身者が集住化してエスニシティー集団を形成していくのです。
前利潔氏の南海日日新聞への文章は、https://twitter.com/gunshaku/status/1075550332279635970

2018*12*20/南海日日新聞に連載している「つむぎ随想」の5回目記事です。神戸市長田区は奄美群島の中でもとくに徳之島出身者が多く住んでいる地域です。今回のコラムでは、ケミカルシューズ業界でミシンを踏み続け、かつウタシャでもある向江登美江さんをインタビューした内容を紹介しているのです。
「つむぎ随想」の5回目記事は、https://twitter.com/gunshaku/status/1075897909768409088

2018*12*21/「つむぎ随想」(南海日日新聞の連載しているコラム)の11月の記事は、奄美俳句についてです。3年ほど前から、奄美俳句を読み続けています。しばらくこの読みをつづける予定です。本土とも沖縄の俳句とも違った諸相がこの奄美の俳句を読んでいると見えてきます。文芸からみえる景色です。
奄美俳句についての考察は、https://twitter.com/gunshaku/status/1075899165299769344

2018*12*22/今年最後の「つむぎ随想」の掲載にわたしのコラムを選んでくれました。わたしなりに奄美と兵庫県という視座から〈明治維新150年〉を俯瞰してみたつもりです。ではなぜこの150年にこだわったかというと、次のメルクマールである「明治維新から200年」には生きていないだろうからなのです。
今年最後の「つむぎ随想」は、https://twitter.com/gunshaku/status/1076257470547292160

2018*12*23/クリスマス三連休の真ん中の日。スペイン人スタッフHは二日前、故郷のバルセロナに帰っていきました。スペインを含めたヨーロッパの人たちにとってクリスマスは特別な祭日。キリストの生誕を祝う以上に、家族があつまって家族の絆を深める、いわば日本の正月のような位置づけでしょうね。

2018*12*24/日本もスペインも立憲君主国です。スペインの場合、近代になってなんどか国外に追放されていた時期が長かったせいか、国民との距離を短くしようとする努力が実践されています。20世紀に限っても共和制の時代やそれに続くフランコ総統による長い独裁時代には亡命を余儀なくされていました。

2018*12*25/いよいよ2018年もあとわずか。街なかのディスプレイは早ければ今日から正月の商品やポップに意匠替えされます。神戸・三宮は阪急三宮駅の改修工事で駅周辺の人の流れが変わっています。大阪駅周辺も何年にもわたって工事が繰り返されていましたね。三宮はこれからしばらく混乱が続きます。

2018*12*26/「ひょうご現代詩集2018」の編集は、現在印刷所から兵庫県現代詩協会の会員の皆さんに初校ゲラが届いた状態です。さっそくその返事が編集担当のわたしのもとに帰ってきています。今年設立22周年を迎えた同協会はすこしずつ世代交代が進んでいます。今年になって新しい会員も増えています。

2018*12*27/年賀状の住所を整理しています。物故者あり、住所変更あり。次から出すのをよそうと思う人も。わたしが賀状を出す人はなにがしかの表現をしている人がほとんどなので、会社から退職を機にやめたり、年賀状の終活宣言をする人はいません。生あるかぎり表現を続けようとしているのでしょう。

2018*12*28/年の暮れまでやるべきことが多く、今日はほとんど一日電卓をたたいていました。おもしろいもので、一日数字ばかり相手をしていると、世間の事象がすべて数字に還元されていく、つまりすべてが数値化されて私の前に顕現するのです。〝数字脳〟というのでしょうか。これはこれでまた刺激的。

2018*12*29/今年最後の土曜日。フラメンコライブで締めくくりです。カルメン、満席でした。バイレのみんさんも定期的に踊ることでキャリアが重なっていきます。私はフラメンコを見る時、そのバイレに〝踊りに芯があるかどうか〟を見定めます。ただ先生に習ったとおり上手に踊っていてもダメなのです。

2018*12*30/引っ越しを考えている人がいます。いまより一室多い部屋を選んだそうで、新しい家具を買おうとしています。好みを聞いていると、どうもネオクラシコの家具に興味があるようです。でも現実の選択は「無印良品」的なコンセプトになりそうとのこと。新居に越しても日々の片付けは大切だよね。

2018*12*31/大晦日に奄美から一本の電話。現役最高齢の唄者・森チエさんが逝去されました。百歳近いお年です。奄美の宝でした。瀬戸内町網野集落の出身。これで大島の「民謡大賞」以前のシマウタをしる貴重な唄者がまたいなくなりました。90歳の歌声はこのサイトで聞けます。
森チエさんの歌声が紹介されているサイトを知るには、https://twitter.com/gunshaku/status/1079698468187205632






南海日日新聞連載記事「奄美にとっての明治150年」No.01

2018年12月30日 19時50分53秒 | 奄美
 今年は明治維新から150年という区切りの年にあたります。そこでFMわぃわぃ「南の風」(番組企画とパーソナリティは大橋愛由等)では連続企画シリーズ〈奄美にとって明治150年を問う〉を7月からスタートしました。

 各界の専門家に、明治からの150年とは奄美にとってどのような時代であったのかを俯瞰的にとらえてもらい、かつなにか特定のテーマにそって語ってもらうことで、その個別テーマに含まれる普遍性を探っていこうとする趣旨です。

この企画は、奄美で発行されている日刊紙・南海日日新聞の紙面と連動していて、11月27日(火)から「奄美にとって明治150年」という連載が始まりました。これは番組で語っていただいた内容を文章化してもらったものです。全6回掲載されます。

日本列島(ヤポネシア)の中でさまざまな「明治維新から150年」があるのではないでしようか。


第138回「Mélange」例会+まろうど社の忘年会

2018年12月02日 09時16分16秒 | 「月刊めらんじゅ」バックナ
12月は行事が月の前半に集中していますので、すこし早めに発信いたします。
わたしは元号を使わないのですが、「平成」もあと半年もたたないうちに終了しますね。
この元号を使用するのか認めるかどうかは別としても、30年ぶりの「世(ゆ)替わり」が到来するわけです。
「平成時代」という時代ブロックで、思惟したり、評論として、まとめる一つの契機となるでしょう。

私が代表をつとめる図書出版まろうど社の忘年会(12/10)も開催します。
詩・俳句により添い、寄り会い、文学と表現を語り合いたいものです。

神戸から、詩と俳句を中心とした文学イベントのお知らせです。秋が深まり2018年の〝いのち〟が果てようとしています。 

----INDEX----------------------------------------------------------------------------------------------------------
◆1.--第138回「Mélange」例会〈12月9日(日)〉読書会と合評会←読書会テーマ〈「記号論」……その入り口に立ってみる〉
◆2.―まろうど社の忘年会、12月10日(月)に大阪・淀屋橋で開催します。 
◆3.--カフェ・エクリの活動〈12月3日(月)に赤穂で開催〉
◆4.―FMわぃわぃ「南の風」シリーズ番組「奄美にとって明治150年を問う」←南海日日新聞に連載中
◆5.―2019年〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉→2019年2月18日(月)に開催
◆6.--文学短報=A/――南海日日新聞の連載コラム「つむぎ随想」 B/――FMわぃわぃ奄美専門チャンネル「南の風」2019年の特集は「世(ゆ)替わり―奄美の視点から」 C/――俳句情報〈俳句と評論誌「奔」〉D/――近況集 E/――元正章牧師からのはがき通信 F/――北の句会のお知らせ〈2019年1月6日〉
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◆1.--第138回「Mélange」例会〈12月9日(日)〉=読書会と合評会


138回目の「Mélange」例会は第一部「読書会」(pm1:00~3:00)。第二部「合評会」(pm3:15~6:00)です。例年なら、12月は休会なのですが、9月例会が台風接近のため交通手段が途絶え、「Mélange」例会はじめての休会となりました。しかし発表者は夏頃から発表テーマに真剣に取り組んでこられたために、その意欲を尊重し、12月に会を設けることにしました。
△第一部の読書会は、詩人・中堂けいこさん/〈「記号論」……その入り口に立ってみる〉
+この時、午後6時30分から高木敏克氏の短編小説集『港の構造』(航跡舎)の出版を祝う会を開催します。

---------------中堂けいこさんからのメッセージ---------☆
「記号論」……その入り口に立ってみる

ふいに口をつくコトバは、はたして詩のきっかけとして捉えてよいのでしょうか。それら口からすべりおりる音声記号は現実外世界のカオスから生じ、共時的に分節されたコトバであると了解するなら、音声記号たるコトバは詩のフォルムを実現するかもしれません。ここで今一度、構造主義の父ともいわれるF・ソシュールの言語学に立ち戻って実学としての記号論をとりもどしてみるのは如何でしょう。
丸山圭三郎著『ソシュールの思想』をひきながら、記号学論の言語、記号、共時性、通時性、恣意性、差異性、社会規制等の体系の理解につとめたいと存じます。
参考として『言葉とは何か』(丸山圭三郎著、ちくま学芸文庫)をおすすめします。読みやすくざっくりとソシュールがつかめます。      中堂けいこ
―――――――――――――――――――――☆

△第二部(pm3:00~6:00)は、詩の合評会です。
今回も意欲的な作品をお寄せください。
作品の締め切りは12月6日(木)です。 
合評会への詩稿は、「月刊めらんじゅ138号」に掲載。合評会当日にみなさんに配布(無料)します。 

この会を運営しているのは、神戸を拠点とする詩のグループ「Mélange」。代表と事務局は私・大橋愛由等。詩の会(二部構成)をほぼ毎月開催しています)。

△第三部は、小説家で詩人の高木敏克さんの最新小説集『港の構造』(航跡舎)の出版を祝う会を催します(午後6時30分から)。会場はひきつづいてスペイン料理カルメンです。みなさん、小説集を読んで、語い合いましょう。参加費は5000円(コース料理+飲み放題時間制限無し)です。

■会場:スペインレストラン「カルメン」電話:078-331-2228(阪急三宮駅西口から北へ徒歩一分)創業1956年の神戸でも有数の老舗レストランです。毎週土曜日にフラメンコライブをしています。

11月「Mélange」例会読書会で詩人・木澤豊さんに語ってもらった「好評・宮澤賢治語りシリーズ〈宮澤賢治・初期童話「やまなし」―死をふくむ風景―〉」は、今回もレベルが高く驚いています。動画で観ることができます。
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508958014
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508962536
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508967393
http://twitcasting.tv/gunshaku/movie/508972673

――――――――――◇
「Mélange」月例会、2018年の日程です。(現在、2019年前半の読書会日程を作成中です)
(敬称略・開催場所はすべて神戸三宮のスペイン料理カルメン・開催時間は毎回午後1時)

予定ですので変更する場合があります。その際には、この月報(「Mélange」メールニュース)あるいは、ブログ「神戸まろうど通信」をご覧になって確認してください。

*2019年前半の日程だけ示しておきます。
01月27日(日)/交渉中
02月24日(日)/交渉中
03月24日(日)/交渉中
04月21日(日)/交渉中
05月26日(日)/安西佐有理(〈通じる言語に詩はあるか―コミュニティ通・翻訳のしごとから〉)
06月30日(日)/交渉中

◆2.―まろうど社の忘年会、12月10日(月)に大阪・淀屋橋で開催します。
小説家で詩人の高木敏克氏が予約していただきました。地図を添付しておきます。
日時/12月10日(月)午後7時から
場所/大阪市中央区北浜三丁目5-20「九郎兵衛 カフェパブ」
   06-6202-0039
参加/だれでも参加できます。来年1月の〈奄美ふゆ紀行〉2月の〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉の打ち合わせも兼ねます。
費用/だいたい5000円ぐらい

◆3.―カフェ・エクリの活動
高谷和幸氏主宰の詩の会「カフェ・エクリ」についてです。
この会は、(兵庫県)播磨地域で表現活動することを全面に押し出した詩を中心とした文学集団です。
月に一回の詩の会(「Mélange」例会と同じく読書会パーツと詩・川柳の合評会パーツの2部制)を中心に、シンポジウム開催や、年に一回程度の一泊の宿泊をともなう小紀行を実施しています。

△12月の例会/開催は12月3日(月)午後2時から。会場・赤穂「煉瓦屋」。この店は詩人・田村周平氏が経営する店です。発表予定者・得平秀昌氏。テーマは「井筒俊彦著『意識の形而上学―大乗起信論の哲学』(中公文庫)を読む」です。これはかなりおもしろくなりそうです。わたしも11月エクリで井筒俊彦を取り上げる予定だっただけに、得平氏の発表に注目したいと思っています。「大乗起信論」の思想エッセンスを〈真如(=如来蔵)〉〈心(=意識)〉ととらえ、分析を加えています。本書は井筒哲学の中では読みやすい内容です。「のちの世阿弥などに与えた影響などにも言及したい」と得平さんは言っています。

△現在、エクリでは年一回刊行の詩誌「Oct.」の編集作業の大詰めです。私は、詩稿、評論(映画評)、書評の三本の執筆を予定しています。

》》》》》》今後の「カフェ・エクリ」の開催日時(予定は変更されることがあります。敬称略・開催時間は毎回午後2時。日程は流動的です。決まり次第このメールニュースにてお知らせします)
・1月28日(月)/例年は休会月なのですが、11月例会がなくなったので、開催します。会場は姫路市内を予定しています(発表は何人かで分担して、「最近読んだ本を語るとすれば」といったテーマになると思います)。
・2月4日(月)会場・姫路「アイメッセ会議室」/発表予定者・千田草介
・3月18日(月)会場・たつの市「ガレリア」/発表予定者・高谷和幸

◆4.―FMわぃわぃ「南の風」シリーズ番組「奄美にとって明治150年を問う」

 今年は明治維新から150年という区切りの年にあたります。そこでFMわぃわぃ「南の風」(番組企画とパーソナリティは大橋愛由等)では連続企画シリーズ〈奄美にとって明治150年を問う〉を7月からスタートしました。
 各界の専門家に、明治からの150年とは奄美にとってどのような時代であったのかを俯瞰的にとらえてもらい、かつなにか特定のテーマにそって語ってもらうことで、その個別テーマに含まれる普遍性を探っていこうとする趣旨です。
この企画は、奄美で発行されている日刊紙・南海日日新聞の紙面と連動していて、11月27日(火)から「奄美にとって明治150年」という連載が始まりました。これは番組で語っていただいた内容を文章化してもらったものです。全6回掲載されます。すべて掲載しましたら、ブログ「神戸まろうど通信」に紹介しますので、ご覧になってください。日本列島(ヤポネシア)の中でさまざまな「明治維新から150年」があっていいのではないでしようか。

 いままで放送した番組を含めてシリーズ内容を紹介することにしましょう(敬称略/一部予定を変えています)。
 ①7月放送分/中井和久〈神戸奄美会元会長・奄美大島名瀬出身〉奄美出身者にとって、この150年を総括する。(この回は音声のみの紹介)
    https://tcc117.jp/fmyy/category/program-info/okinawa-amami/
 ②8月放送分/米川宗夫(ウタシャ・徳之島町出身)シマウタでたどる明治150年。「徳之島一切い節」「ぎーくん節」「くろだんど節」などを演奏。
       https://www.youtube.com/watch?v=yM44cWgdfrc&t=275s
 ③9月放送分/中西雄二(東海大学文学部講師)神戸を中心とした出身者の集住地域での動向について。
       https://www.youtube.com/watch?v=34Xk7sMVgCc&t=84s
 ④10月放送予定分/酒井正子(歌謡研究者・川村学園女子大学名誉教授)いままで蓄積されてきた奄美歌謡研究
とその成果。
      https://www.youtube.com/watch?v=5EVb_Db21gw&t=11s 
 ⑤11月放送予定分/寺尾智史(宮崎大学准教授・専攻マイノリティー言語学)近代における標準語圧力とマイノリティー言語であるシマグチの相克。
      https://www.youtube.com/watch?v=5EVb_Db21gw&t=11s

◆5.―〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉2019年2月18日(月)←冬の野外詩祭です
☆詩人・金里博氏と私・大橋愛由等が共同主宰しています〈日本・韓国・在日コリアン詩人共同ユン・ドンジュ追悼会〉についてです。
☆開催日時/2019年2月18日(月)午後3時から。
☆会場/京都市上京区・同志社大学今出川キャンパス「尹東柱詩碑前」。午後3時から開催の予定です。
☆内容/共同主宰者の私・大橋愛由等が司会を担当。金里博氏が挨拶。出席した日本・韓国・在日コリアンの詩人、俳人たちがこの日のために書き下ろした自作詩を朗読します。
☆楽曲演奏/毎回好評をいただいている楽曲演奏は、琵琶奏者の川村旭芳さんにお願いしています。琵琶音楽をはぐくんだ京洛の街でひびく琵琶の音色にたゆたいながら、若くして獄死した詩人・尹東柱を忍びたいと思っています。
☆参加/だれでも参加できます。作品がなくても参加可能です。詩人・俳人たちによるしめやかな冬の京都の野外詩祭です。独特の雰囲気がかもしだされます。詩祭終了後、近くの居酒屋で懇親会が開かれます。(冬の京都の野外詩祭です。あたたかい格好で臨んでください)
☆冊子/参加を予定している詩人・俳人たちの作品を印刷した冊子を当日会場で配布いたします。

◆6.--文学短報
A/――南海日日新聞(奄美で発行されている日刊紙)に私・大橋愛由等が執筆しているコラム「つむぎ随想」の6回目の原稿は、奄美の俳句について書きました。

B/――FMわぃわぃ奄美専門チャンネル「南の風」2019年の特集は、「世(ゆ)替わり―奄美の視点から」シリーズを予定しています。元号が変わることに伴う新天皇の即位をことほぐといった位相とは関係なく、奄美にとってこの「世(ゆ)替わり」とはどんな意味を持つのかを考えるシリーズにしたいと思っています。詳細は後日に。

C/――俳句情報「俳句&評論 奔」
「奔(ほん)」(俳人・望月至高氏の個人誌)2号の編集が進行中です。
わたし・大橋愛由等は同人となっています。発行事務局は望月氏。年に二回発行予定です。

D/――近況集
①われらが詩友・黒田ナオさんが第二詩集『昼の夢 夜の国』(澪標)を上梓されました。
②安水稔和氏が詩集『地名抄』(編集工房ノア)を上梓されました。
③藤井貞和氏の新著『非戦へ 物語平和論』(水平線)が到着しました。

E/――元 正章牧師のこと
島根県益田市で牧師をしている元(はじめ)正章氏。「ハガキ通信・益田っこ22号」を転載します。

-------------元 正章牧師からのメール転送----------------☆
「益田っこ」(22号)「ぼくはきっとできるとおもふ」

「病んでゐても あるいは死んでしまっても 残りのみんなに対しては やっぱり川はつづけて流れるし なんといふ いゝことだろう」(『春と修羅 第三集(白菜畑』宮沢賢治)。「ぼくはきっとできるとおもふ なぜならぼくらがそれをいま かんがへてゐるのだから」(『ポラーノの広場』同)。
 喪中葉書の届く時期となりました。あの人が・・・懇意にしていた人がこの世から消えていきます。時の流れとともに、一人またひとりと去って逝きます。いずれ、わが身にと振りかかってくることでしょう。その以前に、老いは病となり差し障りとなって身近に迫ってきています。それにしても、かつて血気盛んに口角泡を飛ばしたあの勢いはどこにいったものか,寄る年波に勝てずとはいえ、高齢者の関心事が、健康と孫自慢というのでは情けない限りです。振り返ってみて、自分のやってきたことを考えると、その多くは泡沫の如く過ぎ去っていっています。しかしまた、何人かの人とはつながっていました。その関係性の中で、自分という人間が活かされていました。
 ユダヤ教には、「残りの者」という概念があります。「しかし、それでも切り株が残る」(イザヤ書6:13)。自分という存在はなくなっても、この世の存在のすべてが自分であると思うのならば、それは「なんといふ いゝことだろう」。どんな苦境にあろうとも、ぼくがぼくらとなるとき、そこには希望があるのです。困難を乗り超えていくことができるのです。なぜならそれをいま、かんがへてゐるのだから。
〒698-0021 益田市幸町4-54 日本基督教団益田教会牧師    元 正章
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F/――北の句会のお知らせ〈2019年1月6日〉
(北村虻曳氏から)1月の句会は1月6日(日)13:00-17:00に大阪福島区民センターで開催。
句会終了後、新年懇親会を行いたいと思っています。
出句数、課題や、新年懇親会については一か月ほど前にお知らせします。
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