fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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本作りは楽しい!

2020年06月04日 | 日記
 句会をご一緒しているメンバーの句集作りを手伝っています。私は編集的立場。
 日頃、自分の本を作るとき、編集者さんにしていただいていることを思い出しながら、初稿に赤を入れたり。
 装丁は主宰にお願いをしているのですが、きょうは一緒に紙を選びました。わくわく。
 紙見本から全体を想像するのは、難しいですが、本人の色の希望なども考え、カバー、表紙、見返し、扉と決めていきました。

 
 
 お孫さんのイラストを入れたり、ご本人の写真を選んだり。
 句の並びをなおしたり。やることはたくさんあります。

 余裕のある方は、出版社にお願いをすれば、経験豊かな編集者さん、デザイナーさんがついて、本を仕上げてくれます。
 でも、自分で印刷会社とやりとりをすれば、金額がぜんぜん違う。半分なんてもんじゃないです。
 こうして自分史を作ったり、句集や歌集を作ったり、あるいは童話だって、作れます。ただ、童話や絵本の場合はカラーのイラストが入ったりすると、その分お高くなるのかな。
 何社かに、見積もりをとったらいいですね。
 今回は、私が句集『だだすこ』を作った、三重県の青木印刷さんにお願いをしています。私のとき3社に見積もりを頼んで、一番低価格だったところ。毎月の「童子」の印刷もしてくれていて、信頼関係もあります。これ、大事。

 こうして自費出版の句集を私も作ったし、今まで何冊もいただいているので、私は自費出版に偏見はありません。「売れるもの」という意識ではない、作りたい本を作ることができます(まあ、予算の範囲で、ですが)。

別世界または異世界~『木があつまれば、なんになる?』など

2020年06月03日 | 自作紹介
  先日、絵本・児童文学サークルAIYAの合評会をメールでしました。本当だったら、5月に秋田で集まって開催予定だったけど、このたびの新型コロナウイルス感染防止のため、メールでのやりとりをしました。
 
 秋田の方が中心ですが、盛岡からちばるりこさん、横浜のふくだのりこさんも参加。30枚までという限定で、私も幼年童話を出しました。
 小児科医の井嶋敦子さんは、「コロナくんどうなるの?」という作品を出され、これを急遽、紙芝居として、自作、ブログで公開し、個人での使用に限り、自由にダウンロードできるようにされるという、こともあり。
 合評会は、皆同じレベルではなく、長く書いている方、すでに出版している方と、まだ書き始めてまもない方が、対等に読みあえる場です。ただ、私は主催者として、皆さんに、私の経験をふまえ、アドバイスをさせていただきました。
 みんな、書ける! まだ、自分の中にあるイメージを、読者にわかりやすく伝える術を身につけてない方の作品も、でも、「何かある」と思わせてくれました。これからが楽しみです。

 さて、そんな中、私の作品にも、忌憚のないご意見をいただき、感謝。また改稿し、いつか本にしたいと思います。『木があつまれば、なんになる?』もそうなのですが、日常からファンタジーへ移行します。今回の作品も、最後のほうが、そうでした。それに対して、唐突というご意見もあれば(やっぱりなあ笑)、ここだけ別世界に行ったっていうことですよね! と念を押してこられたかたも。それを読んで、むむ? そうか、主人公は別世界に行っているのか? と思ったのです。描いていて、その意識がなかったんですよ。
  
 
 『木が~』は、公園の中がジャングルになります。それって、つまり別世界になっているってこと……か。
 なんか、でも「別世界」といわれると、違う気がして……。自分の作品なのに、とまどってしまいました。

 こんなことが起こるから、おもしろい。いや、おもしろがっている場合じゃない。ちゃんと考えなくちゃと思っているところです。
 
  別世界への入り口っぽい笑
 この階段をモデルに一作、絵本テキストを書きましたが・・・。寝ています笑。
 

『木があつまれば、なんになる?』、子どもたちに読んでほしい!

2020年06月02日 | 自作紹介
       

 緊急事態宣言が解除され、子どもたちの登校も始まりました。
 でも時間差だったり、距離をとらなきゃならなかったり、まだまだとまどいが大きいと思います。思いっきりしゃべったり、遊んだりできてないのかなあ。どうでしょう。
 特に、新一年生は、大変でした。

 この本は、一年生のかんたが、木、林、森という漢字からイメージをふくらませ、ファンタジーの世界で冒険をする物語。どのページにもカラーのかわいい絵があって、絵本を読んでもらう→自分で読む という移行期にぴったりです。

 たぶん1年生でも、自分ですらーっと読めると思います。それが、自信につながる。そんな一冊になってほしいと願っています。
 今ネット書店では品切れですが、注文していただけると数日で手配できると思います。また近所の書店も再開していると思うので、ご注文をいただけると嬉しいです。